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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら、神奈川県の高校入試で、一部範囲を除外する方針であるというものがあったので、取り上げてみました。

 神奈川県の教育委員会は、新型コロナウイルス肺炎によって中学校の臨時休校が続いたことを受けて、来年行われる公立高校の入試について出題範囲から一部の内容を除外すると発表しました。
 学力検査の出題範囲のうち、社会の公民分野と数学、理科の中学教科書で最後に学ぶ予定の内容について、中学3年の1月末までに学ぶのが難しいと考えたということでした。
 国語については、3年で学ぶ感じを、英語は3年で学ぶ単語をそれぞれ問題から除くということです。
 また、学力検査は、2月15日に予定されているということですが、新型コロナに感染していたり濃厚接触者と認定された受験生のために、3月10日に追試を予定しているということでした。

 このような入試の範囲限定という問題は、神奈川県だけでなく、東京や大阪、新潟でも話題に出ており、東京、大阪では三平方の定理が、新潟では「主語+動詞+what等で始まる間接疑問文」などが出題範囲から外されるということです。
 長野では、5教科すべてで範囲縮小が検討されており、京都でも検討中ということでした。

 このような措置はやむを得ないと思いますし、短い期間で詰め込もうとしても限界があるということで、来年受験を迎えない学年については来年度以降に繰り越すことで賄うことができなくはないとしても、来年受験が迫っている学年にことさらの配慮は必要であろうと思います。
 一方、ゆとり教育が導入された世代がある意味そのような世代という目で見られてしまうということがかつて話題に挙がったことがありましたが、出題範囲が限定される今回の世代もそのような目で見られてしまう可能性がないか、その点は不安ではあります。
 今は大半の子供が高校に進学しますから、ここで漏れた分は高校で補うという考え方になるのかもしれませんが、それでも高校側のカリキュラムを圧迫してしまうことになるのでしょうし、この点も問題だろうと思います。

 また、入試対策の最たるものは過去問だと思いますが、過去問から出題範囲より除かれる部分を重点的に行うというように、やや対策も変わってくるのだろうと思われます。
 そういった意味では、若干傾向が変わる可能性がありますから、単に独学で入試対策を行うよりも、学習塾などの専門家にに頼らねばならない傾向が加速するのではというようにも思われます。

 さらに、例えば「社会に出てから三平方の定理など使ったことがない」というような話をする人がちらほらいますが、私は建築事件などで三平方の定理を使って長さを求めたことは何度もありましたし、地味にこんなの使わないだろうと思うような知識がひょっこり顔を出すものです。
 そういった意味では、要らないと思っていたものが、あの時やっておけばよかったということが出てくるのが人生だと思いますし、ここで十分に学べなかったものが一部の子供たちにとって影響を与えることは十分にあり得るのだろうなと思ったりもします。

 こういった中学校での学習の進行度は、最終的に大学入試にまで影響を及ぼす問題ではないかと思われるので、個人的には地域格差が出ないように国が統一的な見解を示して対応した方がよいと思うのですが、その点はどうなのでしょうか。
 いずれにせよ、当事者である子供たちに悪影響が出ないように配慮をしてもらいたいものです。


 このところ負けが込んでいた阪神ですが、昨日今日は今季初めて連勝し、ようやくシーズンがスタートしたという感じになりました。
 特に、昨日今日と、これまでの貧打が嘘のように点を取ってくれたことが大きかったと思われ、これだけの得点ができればそれは勝てるだろうにと思うところです。
 打線は水物ですから、まだ私は信用していないのですが、それでもやはりボーアさんの満塁ホームランを見た限りでは、ようやく日本の投手のタイミングに合ってきたような気がして、これから安定的に打ってくれるのではと期待しているところではあります。

 打線を活性化させるためには大山さんとマルテさんを同時に出したいところですが、そうすると先日のように大山さんをセンター起用などということになりかねません。
 とはいえ、大山さんとマルテさんの2人が打線に並ぶことで、ようやく他球団に引けを取らない打線になるように思われ、ここはなんとかならないものか、難しいところです。
 サンズさんについては、要所では打つものの、打率が1割9分と期待を下回ってはおります。しかし、出塁率2割9分2厘と選球眼が確かで、先日のあの守備ですから、やはりサンズさんはできれば起用したいところです。

 2軍では、藤浪さんが5回ノーヒットと好調であり、期待のルーキー井上さんも4試合連続ヒットということで、こちらも朗報が入ってきています。
 これまで負けることしかしてこなかった阪神ですが、昨日今日でようやく多少野球が楽しく見られるようになってきました。
 まだ借金だらけではありますが、勝てるときにきちんと勝つことを念頭に、面白い試合をきちんと見せてもらいたいものです。
 明日の先発は中田さんですが、この流れに乗って明日はピリッとした投球を見せてくれるものと期待しています。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:59

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