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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら、立憲民主党の泉政調会長が国会で提案した件があったので、取り上げてみました。

 提案内容は、1円玉と5円玉を廃止して10円単位で考えてみてはというものです。
 問題意識の根底にあるのは、神社の賽銭について、ある大手銀行において1円玉や5円玉硬貨の両替手数料が生じることが念頭に置かれているということでした。
 麻生財務大臣は、現状では1円玉の流通量はほとんど減っておらず、少額取引を中心に需要はあるので、直ちに廃止する考えはないと述べたということでした。

 この提案、発想自体はまあまあ面白いものではないかと思います。
 提案の理由では、市中に10円以下の品物が減ってきていることも念頭に置いていたり、神社や小さな商店が苦労していることを念頭に置いているようですが、これらの問題意識自体は理解できるところです。
 そこから10円未満の効果の廃止というのはなかなか大胆な発想だろうというようには思いました。

 ただ、今でも市場取引は1円単位で実施されており、一般市民も大いに関係あると思います。
 例えば消費税がかかる場合、1円単位が問題になることが多々あると思いますが、それだけでなく銀行の利息なども問題になることでしょう。
 法律関係の問題では、損害賠償金の計算において問題になるだけでなく、利息、遅延損害金の計算において1円単位は問題になるでしょう。また、交通事故の過失相殺などの場合、細かい割合まで問題になるのであれば、当然1円単位の計算の問題も出てくるでしょう。
 そういった時の処理を四捨五入にするのか、切り捨てにするのか等によって利益を受けるのかどうか、特に多数の取引を扱う金融機関などは死活問題になると思います。そして、その際に公平性の問題になるかと思いますが、それらの問題と1円玉と5円玉の廃止を比較したときに果たして廃止の方が利益が上回ると考えることができるのだろうかと思います。

 1円玉と5円玉の廃止は電子マネー等が普及することで、改めて決済に硬貨を用いなくてもよくなれば考えてもよい発想なのかもしれません。
 ですが、現時点では電子マネー等が世の中の隅々まで普及したと考えることはできないでしょうし、これがなくなれば決済に不具合を生じさせることになりかねないと思われ、現実的には採用し得ないのだろうと思います。
 また、電子マネー等が普及したとしても、例えば今日のみずほ銀行のトラブルのようにATMですら不具合が生じてしまう中で,果たして電子マネー等に不具合が生じないといえるのかという問題もあると思います。
 賽銭の問題は理解できなくはないものの、それを個別に解決するように考える方が合理的なように思えるので、個人的には1円玉と5円玉の廃止は無理だろうと思いました。
 ただ、こういった提案自体はあってもよいことと思いますので、引き続きいろいろな提案がなされることは期待したいと思います。


 今日の阪神ですが、ヤクルトさんとの練習試合において4−3で勝利しました。
 最近負けが込んでいた中での勝利ではありますが、個人的には別にここでの勝利は重視していないので、勝とうが負けようが、それよりも内容のあるものがあったのかが問題だと思います。

 そんな中で、佐藤さんはタイムリーを打ってくれました。
 正直言って、今日のタイムリーは、ヤクルトさんの守備の問題が多分にあるように思いましたが、それでもあのフライであそこまで飛距離が出ると思わせなかったとすれば、規格外のパワーが呼び込んだと善意解釈できるのかもしれません。

 今日の収穫は、小野さんがいい活躍をしてくれたことでしょうか。
 小野さんは、変化球が入らないときは打たれてしまいますが、今日は調子よく抑えていけました。
 小野さんについては安定感がどこまであるのかがシーズンで起用されるかどうかの分水嶺になりそうなので、今後も様子を見る必要がありますが、ひとまず今日の投球を見ている限りでは今後に期待したいところです。

 チェンさんは、山田さんに打たれてしまいましたが、割とよくまとまった投球だったと思います。
 あとは長いイニングを投げられるスタミナがあるかが問題かと思いますが、こればかりは今後のオープン戦を見ていくしかないかと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:23

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