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2022.07.26 Tuesday
 こんばんは。


 今日の記事を見ていたら、西武さんの森さんのFAのに関するものがあったので、取り上げてみました。

 森さんは西武さんにおいて捕手を担当しておりますが、森さんの特徴としてはとにかく打てる捕手という点でしょう。
 森さんは、高卒で活躍し初め、2年目でレギュラーになり、通算打率2割9分1厘という高打率を誇っています。
 勝負所でも打つ場面をよく見ますし、今季こそ打率はあまりよくないものの、26歳の年齢も考えれば、これまでの実績も含めて今後も十分に打者として活躍することが見込まれると思います。
 また捕手としても相応に優秀な選手だと思います。

 そんな森さんについて、記事によればことし8月中に国内FA権の取得要件を満たすということです。
 これが本当であれば、このオフは森さんの争奪戦が起こってもおかしくはないと思います。
 まず、西武さんに残留するのであれば特に争いは起こらないものの、西武さんは先日帰国した秋山さんとも契約できませんでしたし、資金力の問題でFA権行使時の引き留めに難があるのかもしれません。
 そうなると、森さんとしては、西武さんに残留の可能性があるとしても、他球団の話も聞いてみたいと考えることは十分にあり得るでしょう。

 そうなった場合、打てる捕手というものがどれだけ球界に需要があるのかと考えれば、どの球団も森さんがほしいと思うことはよくよく理解できますし、ましてこの年齢であればまだ当面活躍も期待できますから、争奪戦が生じることは何らおかしいことではないと思います。

 さて、もしも森さんがFA権を行使した場合、阪神が手を出すべきかということですが、阪神には梅野さんや坂本さんという優秀な捕手を擁するため、仮に森さんを獲得した場合に併用の関係をどうするのかという問題に当たることになります。
 最近の梅野さんの打席の併殺を思い出すと、もっと打てる捕手がいてくれたら勝てたのにと思う試合はあるものの、それでもあの捕手としての能力の高さは余人をもって代えがたいと思っています。
 捕手に要する能力は打力よりはまずは球を逸らさない能力ですから、その点において梅野さんはやはり素晴らしい選手であるというべきでしょう。
 とはいえ、捕手というポジションは怪我のリスクがつきものですから、優秀な捕手は何人いても問題ないですし、現に今季の阪神は捕手を交代で出場させていますから、仮に森さんを獲得したとしても一応の併用はありうるのでしょう。ただ、それが森さんの希望と合致するのかは疑問もありますが。

 阪神にとって森さんを獲得すべき理由があるとすると、打力の強化が一つあげられますが、そのほか藤浪さんとの相性の問題もあると思います。
 藤浪さんと森さんは高校時代にバッテリーを組んでいましたが、藤浪さんはこれだけ今苦しんでいるところを見るに、森さんと組むことができれば改めて活躍できる可能性もあるのではと期待しているところもあります。
 もしも藤浪さんが往年の力を取り戻すことができるならば、それ以上の補強はないわけで、そういう意味ではこれまで藤浪さんが苦しんでいる中で色々と試していたもののなかなか奏功しませんから、森さんに賭けてみたいという気持ちは結構あります。
 とはいえ、森さんにしてみると、そういう需要である場合、藤浪さんの補強のためというように扱われる面があるとするのは、プロとして一本立ちしているプライドにも反することになるかもしれません。

 個人的には、森さんが諸々を了解してくれるのであれば是非とも阪神に来てほしいとは思っています。
 なお、もしも森さんが阪神に来てくれるようになった場合には、今の阪神の野手を本来の守備位置以外に平気で回したりするような運用は森さんには適用しないでもらいたいと強く思います。
 森さんが阪神に来てくれた後で、なぜレフトを守っているのかというシーンを見るのは心苦しく、そういった運用は阪神に現在在籍している選手を含めてなるべくやめてもらいたいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:35

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