こんばんは。
FA権を持っていた阪神の岩貞さんですが、本日残留することが明らかになりました。
岩貞さんは、阪神と複数年契約を結ぶ見込みということで、おそらく現役を阪神で全うする前提と思われます。
今季は中継ぎ投手として53試合に登板し、2勝1敗11ホールド防御率2.57という好成績を挙げていました。
個人的には、この件は大変な朗報です。
というのも、岩貞さんの戦力評価が高いということはもちろんのことですが、岩貞さんの他球団への流出を防げたからです。
岩貞さんに興味を持っていたと報じられていたのは横浜さんとヤクルトさんであり、いずれも同リーグのチームですから、岩貞さんの流出は阪神の弱体化だけでなくライバル球団の強化にもつながるものでしたから、その意味において残留は非常に大きな出来事だと思います。
岩貞さんの立場としては、念願の先発について阪神にいたままでは実現できないという考えもあったのかもしれません。
岩貞さんはこれまで阪神によく貢献してくれていましたし、可能であれば岩貞さんの希望を多少なりとも組み入れられればよいのでしょうが、阪神は先発投手が充実していますから、適材適所として中継ぎに配置されたことはやむを得ないことだと思います。
今の陣容を見る限り、来季も中継ぎ起用の可能性が高いと思いますから、そういった意味では岩貞さんも随分悩ましかったと思うものの、阪神ファンの私としてはよく決断してくれたと手放しでありがたく思うばかりです。
阪神のFA権保有者はいずれも残留することになり、今のところ阪神を離れる可能性の高い選手は藤浪さんのみというところかと思います。
藤浪さんについては、もはや夢を追いかけるところを応援したいと思っていますから、残念とはいえ受け入れているところではあります。
そうなると、来季の戦力構造を考える上で問題になるのは、あとは有原さんを獲得できるか、右打者で外野を守れる助っ人外国人を獲得できるかということになろうかと思います。
特に外野手の助っ人外国人については、阪神打線を考えたときに非常に重要な問題だと思います。来季の4番佐藤さん、5番大山さんは固定するにしても、その前後をどうするかは現時点でも問題ですし、何とか助っ人外国人を一人獲得できるかは打線の厚みに大いに関係すると思われます。
ちなみに、FA宣言をした近藤さんですが、阪神は獲得に動かないようです。
外野も守れる近藤さんは阪神の需要に近く、素晴らしい選手だとは思いますが、怪我しがちなことを考えると、フル出場が見込めるのかはわかりません。
そうであれば、DHのあるパリーグ球団は近藤さんを積極的に求めるでしょうし、DHのないセリーグ球団は様子を見てからということになるのかもしれないと思いました。
私としても、近藤さんがAランクであることも考え、いろいろな事情を踏まえて近藤さんに手を出さないというのは理解できるところです。
阪神を戦力外となった小野さんですが、オリックスさんが育成契約で獲得したという記事を見ました。
小野さんは速球の素晴らしい投手ではありますが、制球に苦しむ場面が多かった印象です。
その点、パリーグであれば速球勝負がしやすい環境かもしれませんし、オリックスさんにおいて活躍の場面が大いにあるかもしれないと思いました。
小野さんの速球は大変魅力的ですから、また活躍の場があるかもしれないことは非常に喜ばしい限りです。今後の活躍を期待したいと思います。
また思いついたら書きます。ではでは。
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