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2023.03.08 Wednesday
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら、迷惑動画を投稿した者が逮捕されたというものがあったので、取り上げてみました。

 この事件は、回転寿司チェーン店の醤油差しを舐めた動画を投稿したというものだったのですが、警察は威力業務妨害の疑いで逮捕したということでした。
 逮捕されたのは、合計3人のうち2人で、1人は少年で既に逮捕されており、家裁に送致されているということです。
 チェーン店側は、警察署の迅速な行動に感謝するとともに、迷惑行為が犯罪と広く世の中に認知されて模倣犯がなくなることを願うとコメントしたということでした。

 このところ爆発的に迷惑動画が投稿されていましたが、そのたびに被害者側は民事刑事両面で厳格に対処すると述べていたところは見ました。
 そのような中で、刑事手続的に皆の見える形で行動があったのは今回が初めてではないかと思います。

 チェーン店での迷惑行為が一つ出たところで大騒ぎになったにもかかわらず、それを見て止めるどころか立て続けに事件が発生し、より騒ぎが大きくなる様を見て、このような形で目立ったとして一体どのようにして今後生きていくつもりなのかと思っていました。
 私はこういったチェーン店飲食店と違う形態ではあるものの、商売をやっているという点は同様であり、確率の差はあれあまり他人事としては見ていませんでした。
 そのため、この件で刑事手続が動いたことは同じ商売をしている身としては率直になされるべきようになされたと思いましたし、逆にこのような事例が頻発しないとこの手の事件が止まることはないのだろうとも思いました。

 一方、逮捕というのは逃亡や証拠隠滅を防ぐという目的で実施される強制処分であるところ、世の中的には逮捕という事象が生じることで実質的に犯人と認定された上で身柄拘束という罰を受けたという認識が多いと思います。
 ですが、本件のような迷惑動画投稿問題について証拠隠滅のおそれ等の要件を満たすのかはわかりません。
 記事によれば、逮捕された男は住所不定ということですから、逃亡のおそれということで逮捕に至ったのかもしれず、この辺りは私にはわかりかねますが、逮捕という強力な効果が生じる手続については慎重に実施してほしいというようにも思います。

 刑事事件となったとしても、前科前歴関係が特になければ矯正施設に入る結果になる可能性は低いと思います。
 ですが、そういった罰を受けなくても、一時的にでも刑事手続等にかかわったとなればその段階で多くのものを失う可能性が高く、明らかに動画を投稿して目立つことと比較しても割に合わないものだと思います。
 この手の問題はかつてバイトテロという形で社会問題になり、当時やらかした多くの人たちがその後なかなか大変な境遇に遭ったということは知られているはずなのですが、時間が経過して風化してしまったのかもしれません。
 そのため、今回このブームが到来し、その後また風化して数年後に同じようなことが起きて、ということを繰り返すのかもしれません。
 歴史は繰り返すというのは皮肉にもこういうところからも学べるものだと思いました。

 最近は迷惑動画事件について以前ほど耳にしなくなりましたが、それでもまだ発生しているようです。
 逮捕要件を満たすかどうかによっては今後もこういった刑事手続が進行する事案が続くのではないかと思うのですが、この手の事件は行為と結果が全く釣り合わないという理解が広く浸透してもらいたいと思うばかりです。


 アスレチックスに移籍した藤浪さんですが、今日のオープン戦当番では3イニングを1安打1失点3奪三振2四球で切り抜けました。

 投球内容を見ている限り、正直言って日本とあまり変わらないと思いました。
 というのも、速球は相変わらずキレていましたが、一方で右打者の頭部の辺りに抜ける球も投げていたからです。また、暴投で三塁ランナーが帰塁する場面もありました。
 球数を見ても、制球力がよいとはいえず、制球難が直ったとはいいがたいだろうと思いました。
 その上で、球威はメジャーでも通用するということで、最終的に数字を見ればよくまとまったというべき投球だったと思いました。

 私としては、藤浪さんの問題は、崩れたときに立て直せるかどうかだと思っています。
 そして、崩れたとしても、それを気にせずに球威ある投球を続けられるのであれば、球数は多くなっても一応の結果は残せるのだろうと思っています。
 今のところはそれができているように思うのですが、もっと長いイニングを投げ、かつもっと大きなピンチを背負ったとき、周囲には彼の気心知れた人がいませんから、そういう環境でどこまでやれるのか、この点はその時になってみないとわからないというほかありません。
 そのため、私は以前から、短いイニングを投げて調子が悪ければ直ちに交代させるという起用がもっとも藤浪さんの能力を存分に生かす方法だと思っていました。
 ですが、もしも藤浪さんが投球が崩れたところで開き直って結果を出し続けられるのであればと思うと、その点にロマンを感じる部分もあります。

 個人的には藤浪さんは高校の頃からファンなので、メジャーで結果を出してくれることを心から願っています。
 日本では活躍の場面があまりありませんでしたが、その悔しさをメジャーでの活躍で見返してほしいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | -  | - | 23:25
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