こんばんは。
今日の記事を見ていたら、ニホンアマガエルの腸内細菌からがん治療細菌を発見したというものがあったので、取り上げてみました。
この研究チームは、過酷な環境を生き抜く両生類や爬虫類の腸内細菌に体を守る秘密が隠されているのではないと考えて、ニホンアマガエル等3種類の生物の腸内から合計45株の細菌を調査したということでした。
そうしたところ、9株が抗腫瘍効果を示したということでした。この細菌は大腸菌などと同じ腸内細菌科に属するものの一種で、通性嫌気性という酸素が少ない場所の方が活発に活動する性質を持っているものということです。
この性質を持つことで、低酸素環境でがんを狙い撃ちして集中的に作用することが期待されるということでした。
そして、マウスの実験をした結果、今回の細菌を投与されたマウスでは全ての個体で腫瘍が消失したということでした。
しかも、この腫瘍が消失したマウスに対し、30日後に再び同じ腫瘍の細胞を移植したものの、腫瘍が成長しなかったということでした。これは細菌による刺激を受けたことで、免疫細胞が腫瘍の特徴を覚え、再び現れても抵抗したと思われるということでした。
この研究は非常に素晴らしいものと思いました。
がんに対して覿面というべき効果が見られたというだけでなく、再発も認められなかったというのですから、がんに対してこれ以上のものはないとすら思えるものです。
もちろんマウスの実験を行っているところですから、人間に対して実用レベルに至るのはいつになるのかということはあるにせよ、こうした研究が進むことは非常に強い希望になると思いました。
私の周囲でもがんで亡くなった方は少なくなく、この研究はそういった方々を救えた可能性があるものと思うだけで、この研究が大変身近なものに感じます。
しかし、このような研究を見るに付け、生物の多様性というのは極めて重要だと思いました。
今回はニホンアマガエルの腸内細菌が有用だということですが、万一ニホンアマガエルが絶滅してしまっていれば研究がさらに遠回りしていた可能性もあります。
こうしてあらゆる生物においてその研究において有用性が見いだせる可能性があると思うと、生物の多様性を維持するというのは回り回って我々に影響を及ぼすことかと思います。
我々の利益のために多様性を維持するというのはおこがましい発想ではあろうかと思いますが、それでもその視点も多様性を考えるには重要な要素であることは無視できないと思いました。
阪神は、新外国人選手としてルーカスさんと契約をしたという記事を見ました。
ルーカスさんは先発ローテーションの一角を期待される左腕であり、球威ある150キロ台のストレート、スライダー、スプリット、カットボールを駆使する投手と聞いています。
特筆すべきは奪三振率の高さということですが、一方で制球面では課題もあり、やや安定感を欠くというようにも聞いているところです。
阪神としては、デュプランティエさんを来季の先発ローテーションの一角として考えていたものの、残念ながら抜けてしまう可能性が高いようですから、その穴を埋める存在としてルーカスさんを獲得したと思われます。
その意味では期待された役割は明確であり、私としても映像等を見る限りでは戦力になりそうだと大いに期待しているところです。
変化球もそれなりに使う投手のようですから、日本のボールとの相性がどの程度なのかはこれから見ていかなければわかりませんが、阪神のスカウトは外国人助っ人投手に対して非常によい見立てをしてきましたから、私は今回もいい選手であると確信しています。
おそらくあともう一人外国人助っ人を考えていると思いますので、まだ阪神の来季の陣容が決まったということはないと思います。
その意味では、まだまだ楽しみにしたいと思っています。
また思いついたら書きます。ではでは。
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