こんばんは。
ニュースを見ていたら、財産開示における陳述等拒絶での略式起訴がなされたという事件に関するものがあったので、取り上げてみました。
この事件では、まず先行して民事での損害賠償請求裁判があり、ここで180万円の支払命令が下されたということでした。
しかし、相手方はこの大半を支払わなかったということで、この相手方の強制執行が可能な財産を明らかにするべく財産開示の手続を行い、その命令が下されました。
ところが、この相手方は、財産開示命令における地裁の呼び出しに応じず、出頭しなかったということでした。
この財産開示命令における陳述等拒絶は刑事罰があることから、刑事告発を行ったということですが、当初地検は嫌疑不十分として不起訴としたということでした。
その後、検察審査会において不起訴不当の議決がなされ、検察において再捜査をした結果、最終的に略式起訴がなされ、罰金10万円の略式命令が下されたということでした。
私としては、今回のケースは意義のあるものと思いはするものの、それでもやはり今後も壁は厚いのだろうと思いました。
まず、判決が下された内容に関し、相手方が支払をしない場合には強制執行を行いますが、その強制執行の対象は申し立てる側が探さなければならない制度であることから、この財産開示手続を使って相手方に自身の財産を開示させようとしたということです。
この財産開示手続では、特定の期日に出頭して自身の財産を開示することとなりますが、この不出頭については刑事罰が規定されています。
しかし、この刑事罰というのは故意犯であり、故意的に裁判期日に来なかった場合に適用されるものですから、捜査機関側が故意の立証をできない場合に適用されるか否かが問題となります。
このような形で、捜査機関側が故意について嫌疑不十分として不起訴にする場合がそれなりに多くあり、それでも刑事罰を希望する場合にはその都度検察審査会に申立をして不起訴不当の議決を受ける必要があります。
そうしたケースはこれまでも聞いたことがありましたが、このニュースもまさにそういたケースの一環だと思います。
以前は陳述等拒絶は過料の制裁のみであり、骨抜きの制度と揶揄されていたところで、法改正によって刑事罰化されたという経緯があります。
それだけに、強制執行の実現を支える制度として私も大いに期待しているのですが、上記のような不起訴案件がそれなりにあるという実情は結局骨抜きという以前の状況からあまり変わっていないのではないかと危惧しています。
ですが、民事執行法の改正の歴史からも、財産開示制度の実効性の確保は法律の要請というべきものだと思いますから、捜査機関においては積極的に立件する方向で努力をしてもらえないかと思っています。
また、現行法の作りが起訴の妨げになっているのであれば、使いやすいように法改正がされることも期待したいところです。
阪神の球団社長が外国人専用席の増設に言及したことがファンの間で物議を醸しています。
具体的には、現在阪神は超人気球団ということでチケットが大変とりづらい状況であるところ、外国人専用席の増設することでよりチケットがとりづらくなってしまうと考えられることから、そのような余裕があるのか、外国人専用席の検討よりも先に転売規制などをしてほしい等という批判があるということです。
個人的には、外国人専用席の増設を論じる前提として、そもそも外国人の観戦需要がどれだけあるのかと思いました。
熱狂的な応援などを見たいという観光客もそれなりにいそうな気もしますが、その数と増設予定の席の数との割合、そして現在チケット獲得に難渋するファンの割合との比較でどれだけの席を予定しているのかということが問題になると思いました。
外国人にも阪神の盛り上がりや良さを知ってもらいたいという思いがある一方で、結局席自体が増えるわけではない以上はこれまで以上にチケットの獲得が困難になるというのですから、そこを犠牲にしてでも得るべき利益があると考えられるのかというのは、実際の需要の程度を知らないと何ともいえません。
また、球団側は、阪神ファンに多少の負担をかけたとしても、劇的にファンが減少することはないだろうと考えているのだろうと思います。
現時点では確かにそうだと思うのですが、一方でこれだけ多くのファンが支えている要因の一つはチームの強さだと思います。
そして、強さというのは、他球団との相対的な差であったり、自前戦力も流動している状況であったりすることからも変動が考えられるところ、数年後も昨季と同様に首位でいられるとは限らないと思っています。
もしも阪神が弱くなってしまったとき、今回の球団の考えについて思うところのある人がいれば、その考えはファン離れに拍車をかける要因となる可能性もあろうかと思います。
私としては、仮に外国人専用席の増設するにせよ、多くのファンが納得する形を作れるかが問題だと思っており、その点では外国人需要を明らかにすることやチケットのリセールについて公式が役割を買って出るとか、そういったことは必要だと思っています。
そういうことなしにファンに負担だけかけるというのはある意味球団のファンに対する甘えという面もあるように思いました。
また思いついたら書きます。ではでは。
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