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2011.11.19 Saturday
 こんばんは。

 今日,先日ナベツネ氏を告発という大々的キャンペーンを張って行動を起こした清武さんが解任されたという報道を見ました。
 内情をあまり知らないので,意見を述べるのは難しいのですが,私としてはこの巨人の対応は巨人サイドから見てよろしくなかった気がします。
 というのは,当初ナベツネさんは「特段処分をしない。謝りに来ればいい。」という姿勢を見せていたところからの突然の解任だったからです。
 清武さんの意図としては,この問題を社会的問題として世論を味方に付けることだったのではないかと推測しますが,だとすれば逆に巨人のするべき対応はこの問題をいかに小さい問題ととらえさせるか,矮小化するかというところに努力をすべきだったように思います。
 そうすると,当初ナベツネさんがお話しした「謝罪に来い」という対応は,ナベツネさんと清武さんの1対1の争いの形を作り,この問題はあくまで巨人ではなく私的な問題であるというステージを作り出す上では大変よいものだったと評価していました。
 しかし,それが今日の解任で一変します。すなわち,解任をすることによって,清武氏に対して,ナベツネさんという個人ではなく,巨人という組織が対応してしまったのです。これでは,私的闘争ではなく公の争いに化けてしまいました。
 清武さんは,解任の法的効力を争うという話をしているようで,裁判となれば当然それなりに長引くでしょうから,薄く長くこの話題を提供できることとなります。
 となれば,巨人としては,この問題を私的闘争として,そのうちみんなが忘れてしまって幕引きというのが理想的と考えるものの,今回の解任騒動によってそれなりに長い期間話題とされることとなってしまったわけです。
 巨人は,国民的ヒーローである長嶋茂雄氏を掲げて清武氏を悪者としようとしているようですが,この話が長期的に話題に上れば清武氏にとっては勝利とはいえないものの敗北とも評価できないとも思いました。
 無論,私の知らない内部事情などがあり,そのために巨人はこのような判断を選んだのでしょうが,そのような事情を知らない私にとってはこの問題はそこそこに扱いうやむやにしてしまうのがコーポレートガバナンスの観点からよい対応だったのではないかと思いました。

 清武さんとまったく関係ないですが,ニュートリノが光より速いと再確認されましたね。
 あまり細かいことに立ち入るつもりはありませんが,光が最速という前提でいわれている相対性理論が打ち破られ,タイムマシン作成の可能性が出てきたという意味では,今日報道されたどのニュースよりも大事なものかと思っています。
 タイムマシンができたとしても,私は過去を特段変えたいと思いませんが,それは私が比較的平坦な人生を送っているからかもしれません。
 ただ,タイムマシンができれば,少しは失敗を恐れずに前に進むことをしようという,ある意味での心の保険になるのかなと思いました。
 私は使うつもりはないけれど,タイムマシン自体はできてほしいと思います。

 今日は阪神と関係ない話ばかりでしたが,また思いついたらお話ししますので,お付き合いいただければ幸いです。
三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 00:36
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