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 こんばんは。

 現在大阪市では職員の政治活動等に関する調査が行われていますが,その中でバス営業所等にフィットネスクラブさながらのトレーニングルームや卓球台が見つかったそうです。
 そして,見つかった当時,運転手らが汗を流している真っ最中だったとか。

 ご存じの通り,現在大阪市では,橋下市長を中心にした維新の会が躍進し,その公約に掲げられた改革が行われつつあります。
 私としては,維新の会の方向性は支持しつつも,首相公選制・二院制廃止など実現可能性に疑問のあるものや,その手法がやや強引なのではと思うところもあり,全てをよいと思うかは別問題と思っています。
 しかし,民主党と自民党への信頼の失墜から,国民の期待を背負い,かつて民主党に吹いていたような風が吹いている気がします。
 このような風が吹いている時は,本来の程度よりも大きな評価がされ易い傾向にあり,ある種の警戒が必要な時期であると考えています。
 特に,大阪市役所に勤務している人たちは,本来の程度よりも過剰な批判にさらされつつあるという,ある種の危機状態にあると思っています。
 よって,風が吹いている時には,危機にさらされる側は打って出るという姿勢ではなく,民意に理のあるところを見て襟を正すところは正して批判を軽減させるという姿勢が必要と考えます。

 そのような最中に,今回のトレーニングルーム問題です。
 トレーニングルームの存在は,財政難に真っ向から反する問題だと思いますが,過去に作ってしまったものは変えられないわけですから,少なくとも風が吹いている時期は自粛して,「過去にこのようなものを作ったが,現状とはあわないので,しかるべき対処を検討している」などと言っていれば,その批判は過剰に上乗せはされづらいと思います。
 しかし,調査に来た時にまでトレーニングの真っ最中だったとなれば
「これだけ問題なのにまだ分からないのか」
「まだ叩く必要があるのではないか」
と思わせ,さらに風を強めてしまうことになるでしょう。

 個人的には,冷静な評価を乱す風の存在は問題だと思いますが,当の本人達にその自覚がないならば,そのような風がもう少し吹き続けるのは仕方ないのかなと思いました。

 セリーグの予告先発導入ですが,阪神以外の球団は賛成しているものの,阪神が反対の立場を表明しているため,導入の結論は先送りになったそうです。
 私は,個人的には予告先発でない方がよいと思っています。
 というのは,弱いチームは先発投手を誰にするかからが戦略であるところ,予告先発を導入すれば強いチームと弱いチームの差がますます開いてしまうと思うからです。
 近年上位チームと下位チームが分かれつつある傾向の中で,予告先発を導入するとその傾向がより強まってしまうのではないかと懸念しています。
 また,試合を見に行く時には,誰が先発で出てくるかなどを予想するのも一つの楽しみだと思っていますが,それが減ってしまうからです。
 阪神球団社長は,ファンが喜ぶなら賛成と意見を述べたそうで,この流れではセリーグ6球団全部が予告先発に賛同するのではないかと思います。予告先発になっても野球は見に行くでしょうが,今一度メリットデメリットを見直してほしいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 00:44
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