こんばんは。
昨日遂に金本先生が引退なさってしまいました。
昨日中に書くべき記事だったのですが,時間をおいて冷静になってから書くことにしました。
金本先生は,阪神に色々なものをもたらしましたが,その中でも最たるものは出続けることの精神を伝えたことであると思います。
精神論は本来好きではないのですが,それでも90年代のダメ虎からは感じなかった向上心などを金本先生が植え付けてくれたのではないかと考えています。
金本先生加入後の阪神の成績はご存じの通りですが,それは金本先生が阪神にパラダイムシフトをもたらしたためだと思っています。
もちろん,出続けることが必ずしもいいこととは言いません。その精神のためか,赤星さんは若くして引退をすることになってしまったかもしれません。
しかし,その精神がなければチームとして強くなることもできないですし,その精神がもたらした効果は金本先生の数字で表される成績以上にチームを上向きにしてくれたと思います。
ほかにも色々とあげられますが,それをあげてしまうときりがないのでここまでにしておくことにします。
長嶋茂雄さんの歴代打点まであと1打点とことで,せめて代打要員として来年くらいはという気もあります。
ですが,引退発表3日後,右肩の定期検査で医師から即手術を宣告され,手術をしなければ1年後には肩が上がらなくなると言われたそうですし,実は待ったなしの状態だったのだと気づかされました。
金本先生としては,年齢面から言っても手術を受ければ引退は免れないと考え,このような結論に至ったのではないかと思います。
ですから,前も言いましたが,この結論は受け入れるしかないですし,いける伝説の現役時代はここで終幕にしてあげないといけないのだと思いました。
新井兄が最後にビンタされたのはいい場面でしたが,できれば最後にはいい言葉で泣かせてほしかったかもという気もします。
また,黒すぎる清原さんが出てきたのも大変よかったと思います。
黒さは気になりますが,同じように怪我に苦しんで続けてきた両者は,数少ない一定領域に上り詰めた経験を持つ同士ですから,我々には分からないところで理解し合えるものがあるのかなと思いました。
これでようやく私の今年の野球が終わりました。
何やらCSなどが始まるようですが,まあ頑張って頂ければと思います(そんなことを言いながら,それなりに興味は持つのでしょうが…。)。
これからは阪神の来季のメンバー構成が気になりますが,まずは現有戦力が底上げされる前提で,色々な補強の話が出ております。
今回はそれなりに人が減っているので,これから相当量の補強が行われることが予想されます。
名前が挙がっているだけで,西岡さん,福留さん,ブランコさん,武田さん,實松さんなどなど色々と聞こえてきますが,ひとまず様子を見守りながら楽しむことにします。
逆に,出て行ってしまう藤川さんには大変寂しい思いがありますが,かねてからのメジャー志向を考えればFAという権利を行使することを制約するのはよくないでしょう。
全盛期よりも球速は衰えたかもしれませんが,フォークがきちんと決まれば威力が高いので,今年かなりの成績を収めている上原さんを見る限りでは,ここからヒントをつかめば成功しそうな気がしてきます。
新天地に行くとしても,その活躍に期待したいと思います。
また思いついたら書きます。ではでは。