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2015.10.12 Monday
 こんばんは。

 タイトルの通り,阪神は今日読売に負け,CSを敗退しました。
 今日も球場に見に行ってしまい,この3連戦皆勤賞ということで,この連休は野球漬けでした。
 今日は,最後の最後まで楽しませてもらったので,今年最後の試合を締めくくる試合として,とりあえず阪神にありがとうといいたいです。

 今日の勝負の分かれ目のポイントは2つあったと思います。

 一つ目は5回表の阪神の攻撃の時です。
 阪神は,序盤から読売先発のポレダさんを全く打ち崩せませんでしたが,先頭打者のゴメスさんがツーベースを打ちました。
 その次のマートンさんも続き,私から見ていた限りでは,ポレダさんがランナーを背負って少々投げる質や組み立てが変わったように見えました。
 この日のポレダさんに阪神打線はあっていなかったですし,球数は各回10球ずつくらいの淡泊な攻撃が続いていましたから,どこかで流れを変えないとこのまま完投で終わってしまうのではと心配していたところでした。
 そして,ゴメスさん・マートンさんの打席を見て,ポレダさん攻略のチャンスはこの回だろうと思ったので,ノーアウト1塁2塁というチャンスをどう動かすかによってこの試合が動くだろうと思っていました。
 そして,次の打者は関本さんですが,いつもの和田監督であればここは送りバントで1アウト2塁3塁にするところだったと思います。
 もしもこの時に送りバントであれば,ポレダさんとしては犠牲フライを打たれないようにするために配球を工夫しなければならないところだったと思います。そうすると,配球に制限をかけられ,球が読みやすくなり,チャンスを拡大できたのではないかと思ったのです。
 しかし,この日に限っては,いつもの和田監督ではなく,関本さんに打たせに行きまして,結果はアウトになりました。
 ここでできた流れのせいなのか,続く打者も次々とアウトになり,結局ポレダさん攻略の絶好のチャンスはつぶれてしまいました。

 二つ目は,岩田さん交代の時期です。
 能見さんは,今年は一発を打たれる傾向にあったので,そこが非常に不安でしたが,今日の能見さんは初回に点を取られた以外はよい投球をしていたと思います。
 ただ,代打を出す機会としてはそこまで悪いとは言えず,後は小刻みに失点をしないように気をつければよいという場面でした。
 そして,出てきた岩田さんですが,正直言って制球があまりよくないように見えました。
 岩田さんは,将来の阪神を背負って立つ存在である以上,あまり簡単に買えづらかったのかもしれませんが,それでも坂本さんのヒットを見た段階でこれは相当危ないというように見えました。
 結果としては,阿部さんが粘って打ったという感じでしたが,それでも坂本さんが打たれた時点で投手交代の時期だったように思いました。
 さらに,無駄な失点を重ねて降板しましたが,結局和田監督は岩田さんの調子をはかりきれずに当初考えていたとおりに選手起用をして失敗したというように見えました。

 ですから,今日の敗戦は,私は和田監督の采配に原因があると思っています。
 もちろん,細かい采配によることなく選手がもっと打ちまくればいうことないのですが,それが叶わない以上,やはり采配に問題があったと思います。
 特に,今日の采配についていえば,常道で行くべきところをいつもと違うようにいって失敗したり,ちぐはぐな感じを受けました。
 岩田さん投手交代のタイミングは,いつもより多少早いとは思いましたが,それでも点を取られてしまったのでは仕方ないでしょう。

 9回の攻撃については,ゴメスさんとマートンさんにもう少し自重を求めたかったところです。
 今日の澤村さんは,今日出てきた読売投手陣の中でもっとも安定感を欠く出来で,特に制球に難ありでした。
 ですから,しっかりボールを見極めていけば,いつもよりも高い確率で甘い球がやってくると思うため,ゴメスさんとマートンさんにはそれを待って打ち崩してもらいたかったです。
 ですが,両者とも打ち急ぎ,大振りになっており,最終的にアウトで試合終了となってしまいました。
 ある意味最後の最後まで試合を楽しませてくれたとは思うのですが,それでも両者においてはもう少しできたのではないかという思いがあります。

 何にせよ,これで阪神の今年の野球はすべて終了です。
 この3試合はすべて見に行ってきて,野球漬けの日々を過ごしていただけに,これから野球が失われる半年あまりが正直言って不安です。
 ただ,それだけ喪失感を感じる分,楽しませてもらったのだと改めて思う次第です。

 阪神を去る選手の最後を今日はよく見させてもらいましたが,関本さんはこれで終わりであることが信じられないくらい,今日はよい守備を見せてくれました。
 もともと連続無失策記録を持っている人でしたが,今日のランニングスローを見ている限りまだまだやれるだろうと思ったりします。

 また,退団濃厚といわれるマートンさんですが,このクライマックスでは結構よく打ってくれていて,これだけ打てるならまた来年阪神でやってもらえまいかと思ってしまいます。
 成績は下がっている以上,年俸は下げざるを得ないのですが,それでも阪神で6年間もやっていたのですから,もう少し阪神でやってほしいという思いが強いです。特に,最終打席,マートンさんとしては悔いが残るものだったと思うので,それを来季の阪神で晴らしてはもらえないものでしょうか。

 そして,和田監督にもお疲れ様です。
 上記の通りその采配に疑問点は多かったものの,これだけ得失点差でマイナスが多く,かつ人気球団ゆえのバッシングも多い中でこれだけやってこれたのですから,和田監督はよくやっていたと思います。
 監督を退任すると発表してからの日々はなかなかやりづらかったと思いますし,世間では現監督の采配よりも次期監督ばかりが注目され,その意味では大変気の毒だったと思いますが,それでも今日までやり遂げてくれたことには単純に感謝します。

 明日以降,阪神の野球を喪失した生活が始まりますが,何かの阪神ネタを見つけて希望を見いだしていこうと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(1)  | trackbacks(1) | 23:24
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