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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,中国の北京に空気清浄機の塔が登場したというものがあったので取り上げてみました。

 北京といえば大気汚染問題が非常に深刻で,最近はほとんど取り上げられなくなったものの,今も解消の見込みがないと聞いております。
 特に,10月1日からは国慶節の大型連休で,北京のPM2.5の数値も跳ね上がり,重度汚染警報が続いているそうです。
 そのような北京に,世界最大をうたう空気清浄機の塔が建設されたということでした。
 これは,オランダのデザイナーと中国政府の環境保護部門が協力して建設したもので,高さは7メートル,エコエネルギーを使って1時間当たり3万立方メートルの空気を吸い込み,塔周辺の大気を浄化できるとのことです。
 今後,国内を巡回する予定とのことです。

 この塔に対しては,北京内でも焼け石に水という批判が出ているそうですが,まさかこれに実効的な効果を期待しているわけではないでしょうし,環境について気にしているというパフォーマンスの一部でしょうから,これをもって国家として対策をとる気がないと考えるのは早計でしょう。
 ただ,この空気清浄機自体,おそらく役に立つことはないと思われ,パフォーマンスしようと思った以上の効果が挙げられるのだろうかといささか疑問に思ってしまいます。

 写真を見る限り結構大きな空気清浄機なのですが,これを稼働させていた場合にどのくらいでフィルターは目が詰まってしまうのでしょうか。
 空気環境の汚れ,空気清浄機自体の大きさ,稼働時間を考えると,おそらくかなり早くフィルターの目が詰まってしまうと思うのですが,その交換もこれだけ大きいと一苦労でしょう。
 また,フィルターも専用のものが必要でしょうが,そんなに大きなフィルターを適宜交換するとすれば費用がかかりすぎて,おそらく結局はほとんど交換せずに運用して,実効的な効果も挙げられないという顛末になるように思われます。

 このような実効性の薄そうなものを作るのに,おそらく空気清浄機のもたらず清浄作用以上に環境を汚染してできあがったように思われ,その意味でも何だかなというように思っています。
 まあ,パフォーマンスとしてはおもしろい試みだと思うので,いつまで運用が続くか分からないとしても私のような者が取り上げて世界中に伝播するとすればある意味当局の思うつぼだったのだろうと思いました。


 阪神の来季首脳陣ですが,濱中さんが1軍打撃コーチから2軍打撃コーチに,平野さんが代わりに1軍打撃コーチに代わるというものを見ました。

 これを見ていて,濱中さんが今季役に立たなかったかと思いましたが,それなりに活躍はしていたように思われるものの,打撃コーチがたくさんいますから,年齢面から行っても若干影が薄かったかと思いました。
 濱中さんは,現役時代,打撃はうねり打法を指導されて将来の主砲と目される活躍をしていましたが,その矢先に怪我で苦しめられて活躍できませんでした。
 そんな苦労した彼だからこそ,苦労を知った上で若手打者育成に活躍してもらう方が適材適所に思われ,個人的には2軍打撃コーチになることは賛成です。
 阪神2軍の当面の課題は,まず江越さんを勝負できるレベルまで育成することだと思いますから,濱中さんはその任務を負ってこれから2軍で腕を振るってもらいたいと思います。

 平野さんが1軍打撃コーチになりますが,現役時代の平野さんはそれなりに安定感のある打撃があった印象はあるものの,どちらかというと内外野ともに守備をこなす人という感じでそこまで打撃が突出していたという印象はありません。
 そう思って改めて数字を見返すと,3割5分も打率を誇っていた年もあり,トータルで2割7分9厘という打率はすばらしいですが,やはり強打者というよりも巧打者というイメージです。
 平野さんのどのような部分を見込んで1軍打撃コーチに採用したのかは分かりませんが,活躍に期待したいと思います。

 ただ,今日の人事のニュースを見ていて,問題は濱中さんと平野さんの人事の問題ではなく,今季あれだけ投手起用のミスを繰り返す発端となった矢野さんと香田さんの人事を動かすべきだったとつくづく思います。
 矢野さんは,作戦兼バッテリーコーチですが,元々捕手として非凡な才覚を持っていた方であり,今年の投手起用の問題を鑑みれば,いっそバッテリーコーチに専念してもらえないだろうかと思います。
 また,香田さんについては,残念ながら別の方と交代して頂いた方がいいのではないかと思っています。
 今季は継投ミス,特に回跨ぎ,連投でどれだけの試合を落とし,選手を怪我に追い込んだのか,その責任は非常に重大です。
 もちろん,最終的に監督が責任をとるべきですが,それでも金本監督はコーチ経験もなかったのですからある程度はコーチの考えにゆだねざるを得なかったと思います。
 特に,金本監督は野手出身ですから,投手起用については投手コーチの責任が非常に重かったというべきでしょう。
 それゆえに,投手起用ミスで落とした10敗以上の責任は首脳陣の誰かがとるべきであると思います。
 たらればですが,その10敗以上がなければ今頃CS進出していたでしょうし,やはり投手コーチには責任をとってもらうべきと思います。
 そして,来季に向けて,もっと投手起用のできる人を連れてくることが人事として本来行うべきことだと思いました。


 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:42
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