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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,県庁の窓から重要書類が飛散したというものがあったので,取り上げてみました。

 問題があった県庁は宮城県庁です。
 県財政課によると,県庁に,青葉区役所周辺に県の書類が散らばっているという通報があったそうです。
 そこで調べたところ,県庁17階の会議室の窓から財政課職員が管理する書類が入ったクリアファイルが建物外部に落ちて書類69枚が飛散したとのことでした。
 職員20人体制で探した結果,62枚が回収されたものの,7枚が回収できなかったということでした。
 そのため,県は,予算関連の行政文書7枚を紛失したと発表したということでした。

 この問題については,多くのことを語らずとも突っ込みが多いと思います。
 その突っ込みとしては,重要書類の管理がいい加減であること,窓を開けているというのにものが飛んでいくということを想定せずに漫然としていたことの2点でしょう。
 特に,発覚の経緯が外部者からの通報ということですから,窓を開けた際にも全く書類が飛んでいってしまうということを考えずに放置していたというべきでしょう。

 居住用の高層階マンションの場合,おそらく窓を開けても網戸がついていたりするのでしょうが,通常オフィスビルに網戸がついているところを見たことがありません。
 おそらく,オフィスビルの場合,そもそも窓を開けるという発想がなく,仮に開けたとしてもごく狭い範囲しか開かないようになっているからと思われます。
 狭い範囲だけしか開けないタイプの場合,その隙間の狭さのために風が強く,室内のものが飛んでいったり,カーテンやブラインドなどが風になびいてうるさくなってしまうため,開ける際にはそのようなことがないように注意するものだと思います。
 今回の件は,それらの注意というものが根本的になされないまま窓あけが実行されたのだと思われ,やはり文書の管理というものの意識が低いといわれても仕方ないでしょう。

 こういった窓を開けるという対策は,もしかしたら節電の実施のためなのかもしれないと思いました。
 東日本大震災以降は節電というものが日本中に強く意識されるようになりましたが,特に官公庁では冷房の温度を相当程度高く設定していたり,冷房を付けられる時間を短くしていたり,その反面クールビズの期間を長くしたりしています。
 そのような対策の一環として,冷房を使用しない代わりに注意しながら窓を開けるという手法をとるようにという話があったのかもしれないと思いました。
 ただ,それはあくまで作業効率や機密保持が計られる前提で実施されるべき施策であって,それらが蔑ろにされて節電が計られてもいかがなものかと思います。
 震災以降は節電に熱心な傾向が続いており,特に被災地である宮城県ではその意識も他の都道府県よりも強いのかもしれませんが,それでも優先順位を考えてもらうべきかもしれないと思いました。


 阪神の交流戦は昨日までで終わり,残念ながら最後の楽天さんとのカードは1勝2敗と負け越してしまいました。
 しかし,交流戦全体を見れば,6カード中4カードで勝ち越しを決め,例年低迷する交流戦をまずまずの成績で乗り切れたというのは非常によいことだと思いました。

 交流戦を振り返ると,まず投手陣としては,中継ぎの桑原さんがピンチでいつも素晴らしい活躍をしていたことが目立ちました。
 これだけの投手がなぜ今まで埋もれていたのかと思うくらい素晴らしく,阪神だけでなく12球団を見回してもこれだけの投手はなかなかいないと思います。

 また,秋山さんは3勝を挙げ,シーズンに入る前には想像ができなかったくらいの大活躍です。
 ルーキーイヤーでは終盤に活躍をしていたものの,その後は打ち込まれてしまって2軍の帝王と化していたのですが,もともと制球力のある投手でしたから,ここで頭角を現してきてくれたことは本当にうれしい限りです。
 エースは実績のあるメッセンジャーさんが名乗るべきでしょうが,今や阪神の2番手は秋山さんといって差し支えないでしょう。

 そして,もっとも投手陣を語るときにいいたいことは,交流戦に入る前に懸念していた裏ローテが想像以上によかったということです。
 シーズン序盤によくなかった岩貞さんと青柳さんは,交流戦になってなかなかいい活躍しており,現段階ではローテーションの一角として活躍が期待される立場となりました。
 また,ルーキーの小野さんは,初登板こそお試し的な感じで,その後数試合失点が続きましたが,昨日の試合などは先発投手として試合を作っていけていて,期待以上の活躍といえると思います。
 藤浪さんが交流戦に入る直前に2軍落ちしてしまったため,先発投手の頭数が揃うのかと非常に不安でしたが,結果を見れば防御率だけとると表ローテよりも裏ローテの方が優秀だったりしていて,予想外のうれしさが大きくあります。

 ですから,大量失点してしまう試合や一発に沈んでしまう試合もありましたが,総じて見れば投手陣については大いによかったと思っています。

 一方,打撃陣ですが,一時期低迷していた原口さんがチャンスで打つようになったり,糸原さんがいい場面で打ったり,中谷さんが長距離打者としての真価を発揮し始めたりといい場面もありました。
 しかし,クリンアップ,特に福留さんと糸井さんがブレーキになってしまい,結局点を入れられずに負けてしまうという試合が何度もありました。
 本人達は打てずに苦しんでいることはよく分かっているのですが,打順を考えた場合にはやはり実績ある選手が中軸にいないと迫力がないため,打てなくても中軸に据える構成になってしまいます。
 ベテランの中でも,鼻を骨折した鳥谷さんは自分の仕事をかなり高い精度でこなしていて非常に頼りがいがあるのですが,やはり福留さんの不振がもっとも大きく影響しているように思えます。
 打線は水物ですから,いつか復帰してくれるとは思うものの,そのいつかが長期間に及ぶことは非常に懸念されるところです。

 守備については,すばらしいとはいわないものの,シーズン序盤に見られたどうしようもないエラーは最近ずいぶん減ってきたように思います。
 特に,高山さんの守備がセンターに行ってからというもの相当まともになり,安心して見られるようになりました。
 鳥谷さんも慣れないサードでエラーが多かったのですが,最近はそこまで目立っていませんし,守備から崩れるという試合は少なくなって,ずいぶんプロ野球らしくなったと思っています。

 順位的には2位とはいうものの,広島さんはずいぶん勝ち進んでいるため,なかなか差が縮まりません。
 現時点では広島さんとの一騎打ちの様相を呈しておりますが,読売も徐々に調子を上げており,中日さんも交流戦5割と悪くない成績ですから,他球団を侮ることもできません。
 とはいえ,まずは交流戦あけの広島さんとの直接対決が大きく今後を左右する可能性があります。
 1勝2敗であればまだまだというところでしょうが,もしも3連敗となるとゲーム差が開きすぎてかなり厳しい展開になると思います。
 そう考えると,このカードは最低1勝,できれば2勝とりたいところですが,阪神自慢の表ローテは果たしてどれだけ広島打線を押さえ込めるか,低調の阪神打線中軸がどの程度機能できるかなど見所も多いです。
 とりあえず,交流戦後のシーズンを楽しませてもらいたいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:06
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