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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,山手線が自動運転試験を開始するというものがあったので,取り上げてみました。

 試験は終電後の山手線を利用することを考えているそうで,ここで想定している自動運転は発車から停車までを自動制御するものということです。
 現在はATCによって自動的に速度制限がかかったり,停止位置に止まるTASCが導入されているものの,加速やカーブなどの原則は運転手が手動で捜査しているということです。
 山手線の実験は,12月29日,30日,1月5日6日の終電後に実施されるということで,開発中の自動運転装置を搭載して全線を走らせながら,加減速などの車両制御機能や乗り心地を確認するということです。
 今回のシステムでは,ダイヤが乱れた場合の遅れ回復や,雨や風による徐行規制などにも自動対応できる高性能なシステム開発をめざすそうです。

 技術自体は,電車でGOを思い出すと出来なくはないのかも知れないと安直に思うわけですが,ゲームと実物が全く違うのは当然であり,私のその考えは浅はかというべきだと思います。

 自動運転の導入は,利便性のほか,運行の正確性,人員削減などの問題を考えた時,将来的には必要だと思われる技術だろうと思います。
 自動車の自動運転は,自動車に前方を認識するカメラ機能が充実している必要があるばかりか,細かい道でも衝突等をしないように詳細な地図まで搭載しなければならず,技術的に非常に難しい面があると思います。
 その点,電車は,線路という軌道の中を走行するという意味では自動車の自動運転よりは導入がしやすいものであろうとは思います。

 電車の自動運転が実現すると,最大の利点としてはヒューマンエラーがなくなるという点でしょうか。
 少なくとも福知山線列車脱線事故のようなことは,機械に問題が生じない限りは起きえないと思われ,その点は導入の利点というべきでしょう。
 
 また,記事にあるとおり,事故や天候等により遅延が生じた場合に適切な対応の下で遅延を迅速に修正できる可能性もあります。
 この対応は,現時点ではマニュアルや職員の方々の経験等によって処理をされていますが,それには限界もあるでしょうし,機械処理が出来るならば迅速に収束することも期待できそうです。
 その意味では,乗客としても期待したい技術だとも思えます。

 ただ,当然問題になるのは安全性でしょう。
 機械の故障等によって安全性が図られないとなれば導入は言語道断ですし,その意味では簡単な装置の導入から始まって,徐々に複雑な動作を入れていくということになるのでしょう。
 安全性を前提にするならば,ホームドアがある路線で走らせることが最低条件だと思われ,その意味では走行できる路線は現時点ではある程度限られるだろうと思います。

 また,柔軟性についても問題になるかも知れません。
 例えば,本数の少ない地方の場合,階段を急いで下りてくる人がいたとしても,おそらく自動運転車は待ってくれないでしょう。
 本数の多い都心であればまだしも,そういった地域のニーズの問題もあると思われ,導入するにしても地方によって特色のある導入の方法をできるかということも問題になりそうに思います。

 技術が使われるかどうかは別として,技術が開発されること自体は歓迎すべきことと思います。
 仮に導入されるにしてもどのくらい先になるのかはわかりませんが,これで少しでも遅延などが軽減されればいいとは思います。


 阪神は,今日ガルシアさんと契約しました。
 噂によれば,高額複数年契約を要求していたという話なので,正直言ってこの話はおっかなびっくりという感じもするのですが,それでもガルシアさんのような極めて優秀な投手を獲得できたことは非常にいいことだと思います。

 ガルシアさんといえば,ドームに強い,左投手にめっぽう強いというイメージがあり,かつストレートは速く,変化球も多彩ということで,調子のいい日は手のつけられない投球をすると思います。
 他方,立ち上がりはあまりよくなく,修正がきかずに自滅するということも印象としてあります。
 そうすると,ガルシアさんを運用するには,いかに調子の悪い日を乗り切らせるようにするかということだと思われ,調子の良い日は大いに活躍が期待できるということだと思います。

 また,ガルシアさんが感情をあらわにする一つの問題としては,ゴロの多い投手なだけに内野守備のエラーだと思います。
 その点,阪神の守備陣はあまり守備力が高くないので,結構不安だったりします。
 そうすると,当然のことではありますが,阪神については全体的に守備力の底上げをする必要があり,そこからスタメンをどうするかということも選ぶべきなように思います。
 そうなれば人材は限られてきてしまうのですが,そういう競争が起こってこそチームが強くなると思うので,敢えて私は期待したいと思います。

 いずれにせよ,これで阪神のローテーションは大部分が固まってくれたので,来季に向けていい補強が出来てきていると思います。
 こうなると,今年のドラフトの上位で投手をとらなかったとしても特に問題はないかとも思えてくるものです。
 将来のチーム構成からいえば,FA獲得や外国人投手の獲得はあまり良くないかもしれませんが,最下位のチームが将来を語りすぎても仕方ありませんから,ある程度バランスをとることも大事だろうと思いました。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:12
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