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 こんばんは。


 先日、オミクロン株の濃厚接触者について、大学入試に関し、無症状でも受験は認めない方針を示しておりました。
 そして、これについて、本日、岸田首相は、濃厚接触者となった受験生については別室受験を含む受験機会を確保する方策を検討するよう指示したということでしたので、取り上げてみました。

 先日文科省が受験を認めない方針を示した際、追試等で救済するとしていたものの、追試は実質的に難易度が高まる等の理由も挙げられた上でかなり強い反論が各所から出ていました。
 今回の岸田首相の見解はそれを受けてのことと思われます。

 個人的には、これまで様々な受験をしてきた身としては、そこまで準備を整えながら受験もさせてもらえないというのは大変酷だと思いますし、この機会を逃したら次は1年後となることも考えれば、何とか受けさせてあげてほしいとは思っていました。
 また、これだけのデメリットを背負うことになるのであれば、コロナが疑われる体調不良等の兆候があったとしても誰にもいうことはしないでしょうし、自身が濃厚接触者に当たるかもしれない事情についても秘密にすることとなるでしょうから、そうなれば無用に拡散するリスクを高めかねないとも思います。
 そういった意味では、この時期に受験させないという方針を示すことは個人的にもどうかと思っていました。

 一方で、オミクロン株は、従来のものよりも感染力が高く、従来のものと同様の取り扱いをしていれば感染が拡大しかねません。
 特に、人が多く集まる受験会場やそこに至るまでの交通機関を考えると、その影響は極めて大きく、時期が迫っていることも加味した上で文科省が最も重い手段を講じようとしたこと自体は理解できなくはありません。
 そのため、今回の問題は、ある程度のリスクを許容した上で、どこまでのリスクであればやむを得ないと考えて特別な対応がとれるのかという問題かと思います。
 これがマンパワーや施設に余裕のある会場であればある程度の対応は可能かと思われるものの、そうでもないような規模の受験会場ではどうしたらよいものかと、時間があまりない中で難しい判断を迫られているという状況かと思います。

 私としても、受験機会を設けさせてあげてほしいと思っているとはいえ,妙案があるわけではなく、正直言って非常に無責任な発言しかできません。
 また、急場のルール作りの問題ですから、これからある程度の不備が生じることも覚悟はしなければならないでしょう。
 そんな中では、私としては、大きな過失でなければそこで生じた不備は責めすぎないであげたいとは考えております。普通に考えれば思い当たるような明らかな過失であれば問題視すべきでしょうが、短期間で未知の問題に取り組もうというのですから、後から見ておかしいととがめ立てすることはできたとしても受験時には基本的にはあまり責めすぎないようにすべきではというように思うところです。
 ここでの失敗を責めるのであれば、だったら初めからオミクロン株の濃厚接触者に受験させなければよかったという話になりかねず、話の根本がずれてしまいますから、こういったときにはそういう失敗を責めすぎないという考えは大事ではないかと思います。

 一方で、受験現場は、もう時間的にもあまり間もないところで振り回されてしまって、非常に困っているのではないかと思います。
 また、おそらく各私立大学も、この入試の方法を参考に自身の大学の方法も決めようと考えているでしょうから、この件については皆が振り回されてしまうことかと思います。
 今この話題が出ているとなれば、おそらくこのゴタゴタは受験寸前まで続く可能性があり、現場は気が休まらないだろうと思われます。

 ちなみに、岸田首相については、政府が何かの政策を打ち出してから、世の中から批判を受けて、それを改めるということが多いという印象です。
 首相に就任してからの短期間の間に、先日の18歳以下の給付金の件といい、観測気球のように制作を挙げてから様子を見て柔軟に対応するというのが基本スタンスのように思えます。
 これについては、政府は初めから批判されないような政策を挙げよという指摘もあるのかもしれませんが、一方で議会の議論の中で修正が図られているのであれば議論というものが有効に作用しているという見方もあるかもしれません。
 私としては、まだ岸田首相について評価できるだけの期間は過ぎていないと思うので、この善し悪しは別としても、そういう傾向の方だから、今後も何かの方針が政府から挙げられても、それが最終的なものと思わないようにしようとは思いました。


 この時期は野球関連のニュースはほとんどないですが、記事を見ていたら阪神の佐藤さんが、サンタに、振ったら全部当たる魔法のバットがほしいとお願いしたというものを見ました。
 そんなバットがあるならみんな欲しいだろうにと思いましたが、ゴロになっても仕方ないと思いますし、必ずしもそれがいいことでもないと思いました。
 また、同時に佐藤さんは今季はなかなかボールをミートできずに苦しんでいたなとも思いました。
 佐藤さんについては、タイミングの取り方、選球眼、バットコントロールに課題があるように見受けられます。
 スイングスピードは速いため、他の選手よりも余裕を持っていければとは思うものの、当然そう簡単にいくわけもありません。
 こればかりは来季までに修正してもらいたいところですが、当たりさえすればどれだけ活躍してくれるかと思うと、来季が楽しみでもあります。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:01
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