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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら、イーロンマスクさんやAI専門家、業界幹部らがAIシステムの開発を6ヶ月停止するよう呼びかけたというものがあったので、取り上げてみました。

 イーロンマスクさんやAI専門家、業界幹部らがAIの開発停止を呼びかけたのは、安全性に関する共通規範を確立する必要があると考えたからということでした。
 これらの方々がこのように呼びかけたのは、人間と競争するAIシステムが経済的政治的混乱という形で社会と文明にリスクをもたらす可能性を指摘し、先に先端AI開発の安全性に関する共通規範を策定、実行、検証する必要があるとして、6ヶ月の開発停止が必要と考えたということでした。

 私としても、最近話題のチャットGPTについてはなかなかレベルが高いものと思っております。
 試しに法律問題を問い合わせてみたところ、ところどころ誤った見解を示したり、重複する内容を何度も回答してきたりということで、プロの弁護士にお金を支払ってこの回答を受けたとすれば不満を持つであろうとものではありました。
 しかし、ディープラーニング技術によって学習が進めばこのような問題点もそのうち改善されるのではないかというようにも思いました。
 そのほか、興味のある小説の感想を聞いたりしてみた際にはほどほどに的を射た回答をされたこともあり、いろいろな分野での活躍が期待できるのだろうとも思いました。

 よくSF作品ではAIが人間を越えて問題が生じる展開を見ますが、チャットGPTはまさにその黎明期のような雰囲気を感じましたし、無制限に開発が進めば問題も起きるのだろうと思いました。
 その問題というのは、機械の反乱というようなSF作品でよく見る展開ではなく、誰でも難易度の高いセキュリティに対してアクセスする手段等を得られる可能性が生じるということです。
 誰もが簡単にセキュリティを突破できるような力を持つことができてしまえば、ネットワークに接続しているあらゆるものに安全な場所はなくなってしまい、まさに経済や政治において混乱が生じることが懸念されると思います。

 科学技術の発展自体は歓迎すべきことと思いますが、その発展の方向性について黎明期にある程度ルールができないと、大きく発展してからでは規制もできなくなってしまいますから、今の段階で共通規範を設けようという考え自体は大いに賛同します。

 ただ、問題としては色々と想定されるところです。
 例えば、この規範を単なる業界ルールとするならば、違反した場合でも特段の問題が生じないかもしれません。
 規範がアメリカのルールとして策定された場合、それ以外の国に影響を及ぼすと考えれるのかは難しいと思います。
 もしも規範を策定するために半年開発を停止した場合、これに反して開発を継続した者が先に進むことになるところ、世界中の開発者全員に開発停止を遵守させられるルール作りは現実的ではないとも思います。
 ルールが作ることにしたとしても、基本的にルールというのは作成者が自身に有利なものを作ることが多いため、誰がルールを作るのかという作る側に誰もがいたいと思うようになり、この点で混乱を来す可能性もあります。

 少し考えるだけでもかなり多くの問題が生じると思います。
 AI分野はこれから研究開発が大きく展開する分野ですから、開拓の余地が大きく、携わった人たちはこの開発で先に進められれば業界内で重要な地位に就くこともできてしまうものではないかと思います。
 それだけに、今回の件は理念自体は賛同するものの、実際業界ルール的なものを一部の人たちが集まって策定することとし、そのために世界中の人たちに研究開発を停止せよというのはかなり難しいことと思います。
 必要なことというのは理解できるのですが、これを実現するためのステップをまずは現実的に示さないと賛同者が現れにくいでしょうし、賛同者が少なければ実現できないプランであるとも思うので、その点も重要かと思いました。


 阪神の開幕投手を務める青柳さんですが、今日は開幕戦を行う京セラドームのマウンドを確かめたということでした。
 先日のオープン戦登板はあまり出来がよくなかったのですが、そこは阪神のエースである青柳さんですからきちんと修正してきてくれるのだろうと思います。

 開幕が間近に近づき、いよいよ野球シーズンが始まるという感じがしてきました。
 今年はWBCがあったので、既に野球シーズンが始まって、何らかの形が付いてしまったような感覚もあるのですが、それでもやはり阪神の試合を見るのは格別です。
 正直言って、阪神の選手たちは、打線も投手陣も今はあまり調子がよくなく、外国人と新人頼みという点が否めないことは不安ではあります。
 ですが、中日さんのように期待の中継ぎ選手が亡命してしまうような計算外の出来事は今のところありませんから、それに比べれば調子の良し悪しなどまだ許容できるというものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:42
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