こんばんは。
今日の話題は、もはや何も言うまでもなくタイトルの通りです。
遂にやってくれました。
18年ぶりということですが、私は18年前の優勝のことを克明に覚えており、そこから今日まで長かったというべきか、それとも昨日のように思えるのか、何ともいえない気持ちです。
今季はマジックが点灯してから、広島さんの好調もあってなかなか減らないどころか、一度消えてしまったこともありました。
その時はVやねん現象を思い出し、まさかがあり得るのかと身構えたものでしたが、このところは一気に阪神が連勝を重ね、一方の広島さんはなかなか勝つことができずに、まさかの11連勝で一気に優勝をさらっていきました。
広島さんの好調が止まってしまった分岐点は、先週の横浜さんとの連日の延長戦だったと思います。
広島さんは苦戦しながらも勝利を収めたものの、あそこでの消耗が大きくて、阪神との直接対決で3タテを食らってしまったのではないかと思います。
そう思うと、今日優勝を迎えられた影の功労者は横浜さんだったのではというような気もします。
今季も阪神を振り返ると、率直に言って全員がなすべき仕事を果たし続けてきたとは思うものの、いわゆるチームを引っ張るスター選手というのはいなかったのではないかと思います。
例えば大谷さんや、山本由伸さんのような、絶対的なスター選手は今の阪神にはいなかったように思うのですが、そこまでの域に届かない選手たちがそれぞれ自分の仕事をきっちりと果たしてきたことが優勝に導いたのだろうと思いました。
将来のスター選手候補が多く存在するとはいえ、そういった選手なしでこういった結果にこぎ着けられたというのは、世の中に対して多くの人々が努力とチームワークでもって大きな成果を達成できるのだということを実感できる、そういったチームだったように思います。
優勝の原動力は紛れもなく投手陣であり、特に中継ぎ投手陣は特筆すべき活躍をしてくれていたと思います。
湯浅さんが想定外であったものの、これを埋め合わせる岩崎さんの活躍、そして島本さんや石井さんなど各投手皆が期待以上の活躍をしてくれたことは間違いないでしょう。
先発投手については、期待された青柳さんや西さんがうまく機能しませんでしたが、それを埋め合わせるかのように村上さんや大竹さんといった選手がどんどん出てきて、最終的には10勝する投手が複数人出現するなど、想像以上に活躍してくれた方々が多くいました。
青柳さんや西さんも、期待には及ばなかったとはいえ、終盤にはきちんと仕事をしてくれていましたし、そういったかみ合わせもよかったと思います。
打線については、年間を通じて近本さん、中野さん、大山さん、木浪さんがよく頑張ってくれました。
尻上がりによくなっていった森下さんや、好不調の波は激しかったもののやるときはやってくれる佐藤さんなど活躍してくれた長距離砲はいましたが、私としては年間通じて安定して活躍してくれた上記4人がいたからこそ勝てるチームになったと思いました。
骨折してもリードオフマンとしてしっかりやってくれた近本さん、WBC以降攻撃面だけでなく守備面でも非常によく活躍してくれた中野さん、1年通じて4番の重責を務め続けてくれた大山さん、ショートを守りつつ8番から逆転の起点を作り続けた木浪さん、いずれかがいなければ攻撃面でも守備面でも成り立たなかったと思います。
その中でも、私は、去年から見て急激に成長したと思っているのは中野さんだったと思っており、特に今日も9回の守備のファインプレーで読売の攻撃の流れを断ちきってくれたと思いますし、本当に素晴らしい選手に成長してくれたと思います。
きっかけはWBCだったかもしれませんが、その調整から今までやってきて疲労もあるでしょうに、今季はよく活躍し続けてくれたと最敬礼です。
個人的には、チームMVPは岩崎さんです。
湯浅さんが抑えを務められなくなってから急遽代役として入りながら、年間通じてほぼ安定的な活躍を続けてきてくれたことは非常に大きかったと思いました。
今日はヒヤヒヤさせられたものの、それでも大半の試合では危なげなく試合を締めてくれましたし、岩崎さんのおかげで8回までのリードで勝てるというように思わせてくれたのは非常に大きかったと思います。
次点で村上さんと大山さんでしょうか。特に、大山さんは、今日の犠牲フライのように、なすべき時になすべき仕事をきちんと果たしてくれていましたし、今日も大山さんが流れを作ったからこそ佐藤さんもホームランを打てたと思いますから、大山さんの仕事ぶりは高く評価したいです。
阪神は、これからCSを迎えます。
私としては、日本シリーズは是非とも関西対決が見てみたいと思いますので、ここでの勢いをそのままにCSを突破してほしいと心から願っています。
早く優勝しすぎてしまったがために好調の流れが切れてしまうのではと些か不安はあるものの、盤石の中継ぎ投手陣をよく休養させられるため、その点は他球団に比べてアドバンテージは大きいとも思います。
打撃陣については、調子が切れないように配慮しつつ、若手育成や調子のよい選手の見極めなどしてCSまで調整すればよいと思います。
18年前の日本シリーズは、今でも覚えている、ロッテさんに一方的にやられてしまったカードでした。
中には試合中に霧に包まれてしまった展開もあり、あれがボビーマジックかとか思ったものでしたが、今季はそれを取り返して是非とも日本一をつかみ取ってもらいたいものです。
オリックスさんがやってくるとすれば、おそらく絶対的エースである山本由伸さんが第1戦、第4戦、第7戦と最大3回登板する可能性があり、かなり苦戦することも見込まれますが、今の阪神の総合力であれば十分に戦える相手であろうと確信しています。
ひとまず、今日はこの余韻に浸ることにします。
また思いついたら書きます。ではでは。
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