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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら、イギリスで、刑務所がパンク寸前ということで受刑者を釈放することとしたというものがあったので、取り上げてみました。

 イギリス政府は、イングランドとウェールズの刑務所から一部の受刑者を釈放したということですが、釈放対象は刑が軽く40%の刑期を終えた者ということで約1700人ということです。
 イギリスでは、犯罪の厳罰化に伴って契機が長期化する一方、刑務所の増設が間に合わず、収容人数が限界に近づいており、かつ7月末から発生した暴動で多くの実刑判決が出されて受刑者が増えていたということでした。
 イギリス政府は、来月末までに、家庭内暴力や性犯罪、4年以上の刑期で服役する受刑者を除き、約5500人を釈放する予定ということです。
 ただし、麻薬の密売や強盗などで服役する受刑者も含まれているということで、再犯を懸念する声が上がっているということでした。

 刑罰は国家権力の行使の中でも重要なものの一つですが、刑務所の容量の問題で釈放するというのは国会の体制としても非常に大きな問題だと思います。
 そういったことで釈放されるとなれば、ある程度の罪であれば許されるという間違った社会通念を引き起こしかねませんし、これまで罪を犯した者達も罪に相応する罰を受けることがないですから不平等の問題も生じることでしょう。
 加害者が十分な罪を償うことなく釈放されることは被害者の感情も許しがたいと思うでしょうし、十分な反省をせずに釈放された者は次も短期で釈放されると考えて別の犯罪を犯す懸念もあります。

 記事を見る限り、今年7月の暴動によって多くの受刑者が生じる見込みが出てきたことが大きな誤算だったように思われ、政府にとって困難な事態だったようには思います。
 ただ、それでも治安に対する不安等を抱かせるきっかけとなる今回の事態は政府に対する信頼の問題にも発展するかも知れませんし、見込みが甘かったということで許容されるかは難しいかも知れません。

 しかも、刑期4年を一つの基準においているようですが、日本の基準でいえば実刑4年はかなり重い部類であり、そこを基準におくということになればかなりの数の犯罪が許されるように誤解されてしまうように思います。
 ここで生じる誤解を政府が今後どのように解決するか、非常に難しい問題のように思います。

 こういったことは日本でも生じかねないかも知れませんが、ひとまずイギリスにおいてこの事態の後どの程度治安に問題が生じるのか、再犯がどの程度あったのかということをよく検証してもらいたいと思いました。


 今日の阪神ですが、横浜さんと接戦の末に敗れました。

 阪神は、2度追いつく粘りを見せており、ここまで粘れるならば今日も勝てるのではと大いに期待したものの、ゲラさんが桑原さんにホームランを打たれて終わりました。
 桑原さんを伏兵という人もいますが、桑原さんは夏に好調で、かつ直球に強い打者ですから、そこをうまくやられてしまったというべきでしょう。

 今日は読売が大逆転勝利し、この敗戦で3.5差まで広がりまして、極めて逆転が難しい状況に至りました。
 一応まだ望みはなくはないものの、この時期に、この残り試合数で、このゲーム差はかなり厳しいというべきでしょう。
 ですが、阪神にしてみれば、結局目の前の一戦一戦を勝つしかないのですから、もはや負けがいくつかとか、そういうことを考えずに、とにかく明日も勝つこととして取り組んでもらいたいと思います。
 今日は敗戦したものの、粘りに粘った姿勢は賞賛に値しますし、明日も粘って勝つ姿勢を見せてほしいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:51
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