こんばんは。
昨日の夜,地下鉄丸ノ内線本郷三丁目駅にて,アルミ缶が爆発して複数名が負傷するという事件がありました。
この一報を聞いた時にはテロかと思いましたが,どうもテロとは無縁の原因のようです。
色々見ていくと,原因は,ある女性が職場から業務用の強力な洗剤を飲料の空いたアルミ缶に入れて持ち帰る最中に爆発したというようです。
ある記事によれば,爆発直前,アルミ缶を持っていた女性がアルミ缶を振っていたという供述がありました。
この爆発原因については色々と検証する記事がありましたが,それらを見ていて高校の時にやった化学式を思い出しました。
それは,洗剤がアルカリ性であったということですが,その洗剤の成分である強塩基水溶液とアルミ缶の成分のアルミニウムの反応によって水素が発生し,蓋が閉められた密閉空間の中で膨張率が高くなって爆発したというこのなのかなと思います。
女性が爆発直前に缶を振っていたという点も,缶の内部で化学反応が発生して発熱していたり,音がしていたために,どうしたのだろうと缶を振っていたのではないかというように予想できます。
ただ,缶を振ってしまったためによく交わり,爆発がさらになされやすくなったのではないかと予想されます。
また,この洗剤については,使用説明書などでは金属と接触させた場合に引火,爆発の危険があると記載されていたそうで,このような形で持ち帰ったことは単純に説明書を見落としたミスであるとも思えます。
以前から,洗剤などで「まぜるな危険」というものをよく見たことがありますが,今回の件ではまさにそれが実証されてしまったことになります。
日常生活の中で油断しがちな部分であり,通常は注意を払わねば分かりかねるものですから,その点この女性に同情するところもなくはありません。
しかし,少し注意を払えば防げたミスであることを考えれば,あまり深い同情はできないかもしれません。
特に,今回はけが人が複数出ているので,その点はいっそう難しいかもしれないかと思います。
この件は,電車内で爆発しなかったとしても,帰宅して以後に遅かれ早かれ爆発していたでしょうが,運悪くと言ってよいのか,電車内で爆発して複数けが人が出てしまったのはやはり問題でしょう。
ひとまず,被害者の方々においては,その怪我の程度が小さく収まってくれるよう願ってやみません。
また思いついたら書きます。ではでは。
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