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 こんばんは。

 昨日松井さん引退について名残惜しいと述べさせて頂きましたが,あれから色々な記事を見てみても同趣旨のものを多数見受けました。
 もちろん,ここで敢えてそうでないという意見を表明する方がいるとは思えませんが,それでもこれだけ話題になるところを見るだけで愛されていた人なのだと改めて思いました。

 長嶋さんやイチローさん,落合さんなど色々な方がコメントを寄せていますが,私は敢えて山本昌さん僕もいずれそういう日が来る」と述べられたことが記憶に残っています。
 山本昌さんは47歳の今でもなお未だに現役で活躍されており,同期入団は西武渡辺監督,スローカーブの星野伸さん,メジャーにもいった吉井さん,ヤクルトで活躍された池山さんなどかなりさかのぼることになり,球界の生き字引に近い方ですから,何とも重い言葉です。
 そんな山本昌さんが,自分より9歳も下の松井さんが辞めるということに接してどう考えたのか,何とも言えません。

 そして,松井さんの引退について,ヤンキースが松井さんと1日契約をし,最後はヤンキース松井として引退してもらうという計画を検討しているという記事を見ました。
 今のヤンキースには,黒田さんとイチローさんがおり,正直松井さんもやりづらいところもなくはないだろうとは思いますが,それでも憧れのメジャーにわたって7年もプレーしたチームがそのように取りはからってくれることは胸の熱くなる展開なのではないでしょうか。
 私の年代では,イチローさんと松井さんが同じプレーでするという光景をどこかで望んでいたところが少なからずあると思うので,図らずもこのような形で実現することは嬉しいと思います。ただ,松井さんもイチローさんも全盛期であればもっとうれしかったのですが…。

 来年2月頃になるように計画されているということですが,このようにプレーヤーを大事にする球団だからこそ伝統ある紳士の集団と評価され,ファンにも愛され続けたのだろうと感慨深くなります。
 日米の野球は色々と比較されることが多いですが,こういう粋なところは今でも日本はまだまだ遅れていると思います。
 特に阪神は,最近ですと赤星さんや矢野さん,今岡さんという阪神に本当に貢献してくれた人たちに対して,引退間際のところはひどすぎる仕打ちをしたのではないかと少なからず残念に思っております。
 阪神ファンは,このようなイベントをされれば当然喜びますし,シーズン中でなくとも球場に足を運びますから,その分収益だって期待できるでしょう。
 また,選手だって,そのくらい大事に扱われたのであれば,今後も阪神のためにという気持ちも芽生えるかもしれません。
 メジャーの全てがいいというつもりはありませんが,こういう端的に見習うべき,そして容易に取り入れることが可能なものについてはどんどん取り入れていってもらいたいと思います。

 ヤンキースがやるため,同じ企画を読売がやることはないと思いますが,それでももし読売がやるなら私も東京ドームまで行ってしまうかもしれません。
 とりあえず,ヤンキースのやる1日契約の顛末,後学のために楽しみにさせてもらうことにします。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:38

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