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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,中国のニートに対する親の対応に関するものがありました。

 ある中国の家庭で,23歳で仕事がなく,毎日オンラインゲームに没頭する毎日を送る男性がいました。
 そのオンラインゲーム上の腕前もなかなかのもので,なかなかやられなかったそうですが,最近になってやたら強い複数の相手から集中攻撃を受けるようになり,ゲームを始めるとすぐに倒されてしまうようになってしまいました。
 この男性は,初めはこんなこともあるだろうくらいに考えていたそうですが,いつまで経っても状況が変わらないため,ゲーム中の対戦相手などから事情を聞き出すことにしました。
 そうしたところ,自分をターゲットにしていた達人達は,実は自分の親に雇われた刺客だったことが判明しました。
 どうも,父親は,この男性がすぐにやられるようになれば,そのうちゲームへの関心も薄まるだろうと考え,達人達にこの男性を標的にしてもらうように願い出たそうです。
 そして,この男性は,父親に対して,いずれ自分に合う仕事が見つかればすぐにでも仕事を始めること,決して自分はゲーム中毒ではないことをきちんと説明して理解を得て,最終的に刺客達に狙われることはなくなったそうです。

 この記事を見て,最終ボスが自分の父親であるという,ゲームや漫画ではよくある展開をリアルに見た気がして,何とも言えない気分になりました。
 ただ,私は職業柄,引きこもりの子を持つ親から,子どもは働かないのにネットショッピングなどで多額の負債を抱えているという相談を受けることはままあるので,そう思うと親の考えはかなり悲痛な叫びに見えてしまいました。
 そういった親は,私のような弁護士にまで相談をしてくるくらい切羽詰まって何かいい方法はないか悩んでいるわけで,このような方法で子どもがオンラインゲームをやめてくれれば安い物なのかもしれません。
 とはいえ,親御さんは,よくオンラインゲームの達人まで行き着いたなと,その道のりに大変興味を持つところです。

 ただ,私のみた記事の叙述のせいか,結局この問題はあまり解決の方向に進んでいないようにも思えました。
 というのは,最後はもう刺客に襲われることはなくなったという締めであるということですから,結局この男性はオンラインゲームをやめるに至っていないわけで,反省しているのか少々疑問なのです。
 また,反省の仕方も,「いずれ自分に合う仕事が見つかったら」という,すぐ動かない,極めて温い言い訳をしているように思えてしまうわけで,私がこの男性の立場だったらするであろうその場しのぎの言い訳にしっくり来てしまうのです。
 さらに,この期に及んで,まだ職を選り好みしているところも見受けられます。
 ですから,この締めを見ると,父親が再び刺客を放つ日はそう遠くはないのだろうと思ってしまいます。
 せめて,ゲームを始めるのではなく,父親と話した翌日に職安に行くという行動をしてもらいたかったというように思いました。

 本日,横浜さんや読売に在籍していた門倉さんが引退するという記事を見ました。
 門倉さんは,横浜時代は大活躍をしていましたが,その後読売に行ってからは横浜さんにいた頃のような輝きを見せられずに韓国リーグに渡るなどして大変苦労をしていた印象です。
 思わず「横浜さんに居続ければ」と思ったこともありましたが,それでも39歳になるこの年まで野球をし続けたことは大したものだと思います。
 日本では76勝82敗10セーブですが,韓国では27勝17敗ということで,日韓通算で103勝99敗10セーブという成績で終わりました。
 日本にいた時代は負け越しましたが,韓国に渡って生涯勝ち越しを決めまして,その成績は立派であったと思います。
 先日は松井さんの引退報道について触れましたが,今年は最後の最後まで引退報道が多く,何とも寂しい限りです。
 今年も明日で終わりですが,せめて終わりは静かでいてほしいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | よろずごと | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:23

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