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 こんばんは。

 最近公務員の退職駆け込みが問題になっております。
 今ニュースに上がっているところでは,埼玉県の教職員,愛知県警の警察官です。

 埼玉県については,国家公務員の退職金が減額されることに伴って埼玉県の条例が改正されて2月から段階的に減額することとなっておりました。
 そこで,県内公立校の教諭ら100人以上が3月末の定年を待たずに1月末で退職するということでした。
 大半が退職金の減額前の駆け込みと見られ,中には高校の教頭や小中高の学級担任もいるということでした

 愛知県警では,同じく3月から退職手当の引き下げがなされるのを前に,3月末に定年退職を迎える県警の警察官ら約300人のうち多くが2月中に退職するということでした。
 中には署長クラスなどの補充が不可欠な幹部もいるということで,例年3月に行っている定期異動を2月に前倒しするかどうか検討されているということです。

 両方の事案とも,退職時期を前倒しすることで,退職金が150万円程度異なるようです。
 このことだけを見てみると,世間では「無責任」などの意見が多数あることが予想されます。
 私としては,多数の意見として予想される無責任という考えがある一方,150万円も減額されるのであれば2ヶ月前倒しは仕方ないかというようにも思えます。
 仕事については,もちろんプライドをもってなされていると思いますが,一方生活の手段でもあることは事実で,それを公務員の方々だけに清廉さを強いるのは何とも気の毒に思えるからです。
 もちろん,学級担任の方であれば,学期や卒業を迎えるかもしれないところで,自己都合でいなくなるのは生徒に対して説明はできないでしょうし,教育的にもよくないと思います。
 また,署長クラスの方が不意にいなくなった場合,各方面に対する影響も少なくないでしょうし,それを退職金を目当てによしとしたと誹りを受けるとしても否定できないところもあるでしょう。
 私も,その批判についてもよくよく同意するところではありますが,自己防衛のためにそのような態度に出ることはある意味人間心理としては仕方ないの中というようにも思います。

 ただ,私の素朴な疑問の一つとして,人から誹りを受けるような形で退職をされた方々に関して,いわゆる天下り先はあるのだろうかと頭をよぎりました。
 天下りの実体をよく理解していない私の素朴な疑問なのですが,天下り先としては世間から誹りを受ける人物を採用することで,通常の天下り批判に加えて別の批判も被るとすれば,そういう批判の少ない方を採用しようとするのではないだろうかというようにも思いました。
 ですが,実体がそういった要素を気にしないのであれば,私のこのような疑問は考えるに値しないものだと思います。

 そもそもの問題としては,私は,なぜこの時期に減額としたのか,その制度の問題が大きいのではないかと思います。
 定年間近で減額となれば,それを避けようと考える人が生じるのは普通に思いつくところであり,にもかかわらずこの時期に敢えて当ててきたのですから,私はそのような減額制度にしたこと自体が一番の問題であると思います。

 文科省が駆け込み退職者の実態調査をするということですから,その調査結果を見てみたいと思います。

 今日の野球のニュースで,日ハムさんの八木さん・糸井さんとオリックスさんの木佐貫さん,大引さん,赤田さんのトレードが決まったという大変驚きのものを見ました。
 今回の各トレード要因は,それぞれのチームの柱と呼べる存在同士であり,なぜこの方々をトレードしたのだろうかと疑問に思ってしまいます。
 特に,糸井さんは20日に新主将に就任したばかりでした。このような大規模トレードが1日2日で成立するはずなく,糸井さん主将就任の話の裏では既にその話は進んでいたと思われますから,にもかかわらず主将就任をさせた球団はどういう考えでそんなことをしたのだろうと疑問に思います。
 一方,大引さんも,去年11月に選手会長に就任したばかりで,双方選手会長と主将をトレードするということになりますから,なぜこんなことにという気がします。
 また,北海道黒松内町では,町の応援大使を糸井さんと八木さんにしたところ,その両者とも北海道を離れるということで,そういったことを考えずにトレードをしたのだろうかと疑問に思います。
 それぞれのチーム事情と利害が合致したからこそのトレードですから,そのようなことは私どもには理解できないことも多いのだと思います。
 ただ,これだけの有力選手同士をトレードさせた場合の影響の大きさを考えると,そのトレードは必要だったのだろうかと思わずにはいられませんでした。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:33

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