こんばんは。
今日のニュースを見ていたら,ある裁判が提訴されたという事件を見ました。
それは,欧州ツアー旅行に行った方が,帰りにヒースロー空港で置き去りにされてしまったという事件です。
ヒースロー空港では,当時,テロ警戒で手荷物検査が厳しく,旅行客のうち3人が無作為で選ばれて再検査を受けました。
そのうち2人は先に再検査を終えて等hじょうげーとに移動しましたが,残り1人は再検査を終えて搭乗ゲートに駆けつけたものの出発に間に合いませんでした。
ツアーの添乗員は,この取り残された方に対して「飛び立つのでもう乗れない。頑張って帰ってきてください。」と伝えたということでした。
その後,取り残された方は,英語が話せない中,ガイドを依頼して,現地の旅行代理店を通じてホテルを予約して一泊し,別の航空機で帰国したということでした。
この方は,そこで負担した宿泊費,ガイド代,慰謝料等を旅行会社に制球したものの,会社側から,会社に過失はないので支払をしないという話をされてしまって訴訟提起に至ったということでした。
私も昨年海外旅行に行きましたが,初の海外旅行で異国の地で一人で空港で手続きをとる時など,恥ずかしながら大変不安なものでした。
もし手続ミスがあったらどうなるのだろうかと思いつつも,あらかじめ下調べをしたとおり何とかうまく帰って来れたので,想定内のことであれば心構えがあれば対処できるものだと改めて思ったものです。
一方,この件で取り残された方は,まったく心構えもないところで不安にさらされたでしょうし,その心情は察するところ余りあるように思います。
この件での一番の問題は空港側の対応だと思いますが,空港側から賠償を受けることはかなりハードルが高いように思います。
そのためには,英語でイギリスの空港と交渉を開始し,そして交渉が決裂したらどちらの国の裁判所で争うのかという争点も残るでしょうし,空港を相手に賠償請求するのは相当苦労することが目に見えています。
そうすると,結局賠償請求するならば旅行会社の方がやりやすいということになるのでしょうが,そうすると会社側に過失があるかどうかが問題であると思います。
私は記事を見た限りなので,その過失の有無については何とも判断しがたいところであると思います。
ただ,もしヒースロー空港がかねてから手荷物検査が厳しくて再検査をそれなりの頻度で行っていたのであるとすれば,旅行会社としては旅行中のアクシデントの一つとしてこの事態を当然予期すべきということだと思います。
そうなるとすれば,予期できたアクシデントに対して対処方法を特に計画しない,もしくは計画通りの措置を講じないとなれば,過失が認められやすくなると思います。
また,手荷物検査がそれなりに厳しいとなれば,空港に着いたのが航空機の出発のどのくらい前であったのかも大きな問題になると思います。
私の個人的な考えとしては,今回旅行会社は早々に話を付けてしまう方がよかったと思います。
その理由の一つとしては,今回の問題で旅行会社はこのような事態に適切に対応してくれないのではと客に不安を与えてしまったと思うからです。
また,もう一つの理由として,もしこのまま裁判が続行して和解もできなかった場合は判決が下されることになりますが,その判決が旅行会社に不利なものであるとすれば,同じような事態があった場合にその判決は裁判例として影響を与えることになるからです。
そうすると,今回裁判沙汰にまでなってしまったことによって,この会社の看板に疑義が生じる可能性があり,かつ同業他社からも余計な先例を作ったと思われるリスクを負うわけですから,今後の商売を考えれば早急に話を付けるべき案件であったと思います。
いずれにせよ,よい解決に至ることを願ってやみません。
今日の阪神は,西岡さんのサヨナラタイムリーヒットで劇的な勝利を収めました。
ただ,今日の勝利を見て,やや疑問に思ったのは,西武さんが西岡さんの前の打者である桧山さんを敬遠し,西岡さんと勝負したことです。
確かに最近桧山さんの代打成功率は上がりつつあり,一方今日の西岡さんのそれまでの打席の成績はよいものとは言えませんでした。
しかし,私の個人的な意見としては,今シーズンの実績を考えた場合,西岡さんと勝負するのはどうだろうと思うところです。
結果論で正解か間違いかを語るのはよくないのですが,私としては桧山さんと勝負するか,西岡さんを敬遠して大和さんと勝負する方がよかったのかなと思いました。
また思いついたら書きます。ではでは。
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