Powered 

by Tigers-net.com
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,鼠から採取した1滴の血液でクローンの鼠を作り出すことに成功したというものを見ました。

 この研究は,鼠から採取した1滴の血液から白血球を取り出し,これを元に同じ遺伝情報を持つクローン鼠を作り出したということでした。
 白血球には色々なタイプがあり,クローンを作るには非リンパ球というタイプの白血球を作り出す必要があるそうですが,この研究では顕微鏡を使って85%で取り出す技術を開発したということでした。

 この研究によって,絶滅のおそれのある動物を増やすなどの技術に繋がると期待されているそうです。

 私は,このような科学技術の発展自体は歓迎したいと考えています。
 その方法をとるかどうかは別として,いざというときの選択肢があるということ自体は何ら否定する理由がないからです。
 そのクローンの範囲は不明なので,例えば特定の臓器だけを作り出すことができるかどうかは私には分からないのですが,それでもそのような夢を持てることは大変すごいことだと思います。

 ただ,倫理上の問題は当然出てくるでしょう。
 人間が人工的に生命を作り出すことへの危険は当然のように言及されると思います。
 また,絶滅危惧種を作り出すということですが,本来環境にあわなくて絶滅するという種に対して,これを強引に繁殖させるという行為は果たして生態系を崩すのではないか,また絶滅危惧種をこのように保存することは人間のエゴなのではないかというような反論も考えられます。
 私は,個人的には,絶滅危惧種を人工的に生かし続けることは,人間の贖罪の象徴をその生物に押しつける気がして,正直あまりいいものというようには思いません。
 ただ,失って気づくものもあるでしょうし,私のこのような考えが正しいとも思わないところです。

 いずれにせよ,きっとこの研究は色々な形で今後の大きな研究に繋がっていくのではないかと思います。
 私は,上記の通り選択肢が拡大することは歓迎したいと思うので,それについては純粋に楽しみにしたいと思います。


 ロッテの古谷投手が完全試合寸前まで行ったそうで,大変すばらしいことだと思います。
 失礼ながら,私は古谷さんを存じ上げなかったのですが,今回のこの投球で私の記憶にも鮮烈に残りました。
 経歴を見てみると,かなりの苦労人のようで,そのような方の下積みが実って開花する様は見ていて大変嬉しく思います。
 完全試合寸前で逃すという悲劇は,西口さんの件などこれまでも何度か目にしましたが,そのようなことは現実に起きるのものだと思うと,何だか運命とは皮肉なものだと思います。
 今日の活躍は,今後相手チームを警戒させるだけの圧力を生じさせるには十分でしょうから,次の投球以降で必ず生きてくると思います。
 その圧力を利用して,今後も活躍してくれることを期待します。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:06

Comments

Post a Comment








Track back URL

http://bsr37.tblog.jp/trackback/307843

PAGE TOP