こんばんは。
今日のニュースを見ていたら,強盗に襲われた男性が後天性サヴァン症候群になったというものを見たので取り上げてみました。
後天性サヴァン症候群とは,知的障害や発達障害などのある人のうち,ごく特定の分野に限って優れた能力を発揮する者の症状ということです。
その原因は諸説あって定まっていないそうです。
能力の例としては,ランダムな年月日の曜日を言えたり,航空写真を見ただけで細部にわたるまで書き起こせたり,円周率や周期律表などを暗唱できたり,並外れた暗算ができたりするそうです。
強盗被害にあったのはアメリカの男性ですが,カラオケ店に向かう途中で襲われたということでした。
その時頭を強打して意識を失い,その後病院に運ばれたものの夜のうちに帰宅したそうです。
ところが,翌朝起きると,自分の視界が変わり,今まで気づくことのなかった細部まで見えるようになったということでした。例えば,バスルームに行き蛇口を捻ると,水の流れの中に垂直なラインが放出されるように見えたそうです。
その後,この男性は仕事に行くのを止め,全ての時間を数学と物理の勉強に費やすようになったということでした。
また,社交的であった性格も一転し,内向的な性格となり,ほとんど家で過ごし,窓をブランケットで覆い,人と会うことも避けるようになったということでした。
また,極度の潔癖症になったということでした。
医師によると,男性の脳は左側,特に頭頂葉がより活発化していたということでした。それは,脳への衝撃により神経伝達物質が脳の左部分にら医療に集まり,脳内構造を変えたと考えられるということでした。
大変不思議なニュースですが,この男性はおそらくそれまで潜在的にあった才覚が覚醒したということなのでしょう。
しかし,性格が内向的に変わってしまったということで,その代償は大きいようです。
きっと,この事件を境にこの男性の人生は大きく変わってしまったことと思われ,それはとても大変なことだと思います。
その才覚によってこれまでよりも違うことが出来,本人ができることの範囲がより広がることは一見幸せのように見えます。
しかし,この件はプラス面とマイナス面が非常に大きく,これが本人の手によって選んだ結果であれば仕方ないことだと思いますが,そうでないものですから何となく気の毒に思えます。
これで彼が幸せに思っているのであれば他人がとやかくいう筋の問題ではないのですが,もし私がそうなったらと思うと何ともやりきれない気がします。
この件をもって,今後潜在的な才覚の覚醒を人為的に行う余地があるのではというようにも思えます。
しかし,この手の事例は世界で40例ほどということですから,その可能性はあまり高くないように思います。
また,脳の問題である以上,実験をするにしても非常に危険を伴いますし,そこまでして人為的に才能を覚醒させる必要があるのかというようにも思うのです。
そう考えると,時々自分の能力がもっと高ければと思う時もありますが,そういうものは自助努力で何とかするべきと改めて思いました。
私は昨日神宮球場まで見に行ったのですが,阪神は何とも言えない負け方で敗北してしまいました。
敗因は,チャンスで回ってきた時に打てずじまいで流れを作れなかった福留さん,そしてその福留さんを使い続けた和田監督にあると思っていました。
ただ,昨日に関していえば,福留さんは守備で一度救ってくれましたから,チャンスで凡退した件についてはあまり責めず,むしろ福留さんを漫然と打席に向かわせた和田監督に問題があろうと思いました。
また,能見さんの替え時についても和田監督は誤ったと思いますし,8回が1失点で止まっていればまだ逆転の見込みもあったろうにと思うと悔しく思います。
そんな流れで,今日は先発鶴さんということで,鶴さんの悪いところばかり今まで見てきた私は非常に不安でした。
しかし,私の愚かな不安など払拭するピッチングを見せてくれて,私は申し訳なく思うとともに,その活躍ぶりに驚嘆しております。
気になったのは,昨日好調だった今成さんを下げて新井良太さんを起用したことでしょうか。
新井良太さんがいい打者であることはまったく否定せず,彼を起用したことに不満があるのではないのですが,昨日猛打賞の今成さんをあっさり下げてしまったことについて,今成さんに対する配慮はないものかと思ってしまいます。
おそらく左投手に対して右打者という発想があったのだと思いますが,それにしてもせっかく数試合ぶりのスタメン起用に奮起した今成さんの気持ちが萎んでしまわないか心配です。
この点についても和田監督の采配には不満があります。
また思いついたら書きます。ではでは。
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