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 こんばんは。

 私は昨日はるばる所沢まで阪神西武戦を見に行きましたが,結果は皆様ご存じの通り大惨敗でした。
 その要因は中村さんのホームラン2発なのですが,この2発とも見ていて投手のコントロールが非常に甘くなったところを狙い撃たれたように思いました。
 打球自体は,2本ともフライのようにポーンと打ち上がった感じなのですが,その飛距離がスタンドに届いたというような具合でのものでした。
 結局あれだけのホームランを打たれてしまうともう試合になりません。
 上本さんがホームランを打つなど打線はそこそこ頑張ったのかも知れませんが,残念ながら私から見ていて若干意気消沈していたように思われました。

 それを象徴するのが,石崎さんが失点した時,誰もマウンドに声をかけに来ないという光景を見た時でしょうか。
 横山さんがピンチの際には,内野手,特に鳥谷さんが積極的にマウンドに行っていたような印象でしたが,石崎さんが登板する頃にはそれなりのリードをされていて,さらに失点をした時には誰もマウンドに行ってませんでしたから,もはやそういう気遣いもできないくらい,もしくはもう結果が変わらないのだから何点とられても一緒なのだと思ったのかも知れません。

 展開が展開だけにそういうことも仕方ないのですが,それでもわざわざ所沢まで見に行った私としては残念でした。
 昨日は,野球観戦後に予定が入っていたのですが,阪神戦を観戦していて初めて試合途中で帰りました。
 本当はそんなことをしてはいけないのだと自分の中では思っていたのですが,昨日の選手達の様子を見ているともはやそこから何かやれるという様子も見受けられなかったため,別件の予定を優先させてしまったのです。
 そして,その後に確認した結果は,8回表で中座した時から何も変わっていませんでした。
 私が乗った電車も人がいっぱい乗っていて,残念なことに乗っていた人はみんなそういうところを察していたのかも知れません。

 そして,今日の試合ですが,今日は4点リードして中盤を迎えたという,絶対に勝たねばならない試合でした。
 それが最終的には中村さんのホームランでしたが,また逆転されて終わってしまいました。

 今日の敗因は能見さんから続く投手陣の出来の悪さでしょう。
 今日のような勝つべき試合を落としてしまった影響は存外引きずるような気がしてしまいます。

 こうしてみてみると,阪神は,打線の調子がやや戻ってきたかと思っていたところで,これまで割と頑張っていた投手陣が仕事をしてくれなくなってきたという,何とも投打のかみあわない状況にあると思います。
 今日も打線にミスがなければもう少し点がとれたのではとは思いますが,それでも一般的に見れば4得点もあれば打線は仕事をしたというべきでしょうし,やはり投手陣に問題があったと思います。
 昨日の横山さんは,球速も出ておらず,コントロールも悪いという状態で,あれでは甘い球が来れば中村さんほどの打者であればホームランにされてしまうでしょう。
 今日の能見さんは,7回から突如崩れてしまいましたが,和田監督が早めに交代させたところで出てくる投手も打たれてしまったでしょうし,監督の責任というよりももはや能見さんを含めて投手陣全体の出来が悪かったというべきなのかなと思いました。
 こういうかみあわない投打が前提にあって,なかなか借金が消えないというのが今年の阪神を象徴するものなのかも知れません。

 また,中村さんを見ていて,つくづく一発の重さを感じます。
 過剰に一発を狙いすぎることがよいこととは思いませんが,それでも一発のある打者が西武さんに比べて少ない阪神打線は,やはり軽いというイメージです。
 特に,マートンさんには未だ一発が出ておらず,その辺りに強い脅威を感じるのはゴメスさんと福留さんだけというのは,やはり相手にとっては多少打たれても何とかなるというように思われてしまうのだろうかと思いました。
 かといって,ホームラン打者をどこから持ってくるのかといえばどうしようもないですし,今シーズンは現有戦力でやりくりするしかないだろうと思いました。

 今日の負けは印象が非常に悪いですが,その流れを引きずらずに次は勝ってもらいたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:06

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