こんばんは。
今日のニュースを見ていたら,京都府城陽市において,来年度の事務職採用試験で学力試験を行わない方針であるというものを見たので取り上げてみました。
城陽市では,一般教養などの学力試験を行わず,政策提案の企画書とプレゼンテーションで選考を行うそうです。
その狙いは,企画力のある意欲的な人材を確保するということで,市はマークシート式の学力試験では分からないやる気や熱意を評価したいとしているそうです。
同様の採用試験は大阪府摂津市が2013年度から実施しており,希望者が増えているということです。
来年度の企画書のテーマは市町村の知名度アップに向けての取り組みということで,実現可能な内容で,必要なコストや課題などを記載するということです。
書類選考語,1次試験はグループ面接を実施し,2次試験では小論文や適性検査の他,企画内容を口頭で説明するというものだそうです。
このような学力試験ではない試験を実施することについてはおおよそ以下のようなメリットとデメリットがあると思います。
メリットとしては,画一的な基準では図れないような多様な人材が確保できること,目新しい試験を実施することでそのような興味を持つ人材が希望しやすいこと,特殊な準備をしなければならない以上出願者を本当に気持ちのある人材に絞ることができることなどが挙げられると思います。
デメリットとしては,特殊な準備を必要とする以上通常の準備を考えている人が手をあげづらくなること,特殊な人材の集まりやすい試験形式であり通常事務を行うような人材が集まりづらいこと,学力試験によって選ばれうる要領のよい人や努力家が採用されない傾向になること,合格基準が非常に曖昧になることなどが挙げられると思います。
このような試験制度を採用しようと思うに至った経緯は,やる気のある人材を登用しようという何らかのきっかけがあったからかも知れません。
私としては,このような試験制度はある意味はよいと思うのですが,全職員をこの制度にしてしまうと一般的に事務職を行うに耐えうる人材が集まるのかという不安もあります。
というのは,学力試験というのは,要領のよい人間か,やりたくない試験勉強という作業を耐え抜く忍耐力と努力のできる人間かを選抜できる試験方式だと思いますが,市役所の業務のうちこのような試験で選抜される人材が必要な部署は必ずあると思うからです。
もちろん,城陽市の採用する試験によって採用される人材の活躍する場は,学力試験で選抜される人材とは違うことが想定されるのではないかと思います。
ですが,全てがそういう人材ではまた困ることもあるのではなかろうかとも思うのです。
ですから,本当に実施するならば全合格者をこの制度とするのではなく各試験制度ごとに枠を設けるのがよいのだろうと思いますが,そうするとコストの問題があるのでしょう。
この試験制度は合格基準が曖昧なだけでなく,採点する方も非常に困るものだろうと思いますから,これまでの学力試験よりも市の方に相当な負担があると思いますが,いろいろな試験制度を同時並行で採用するなど非常に難しかったりするのだろうと想像します。
摂津市では既に採用された制度ということですが,摂津市の実情が知りたいところです。
今日の阪神は,投打がうまくかみあって勝つことができました。
特に,打つ方は理想的な点の取り方をしてくれたと思います。
福留さんの2ランの先制点を初回にとったところから,3回には今成さんと江越さんのタイムリーで中押し,7回にはゴメスさんとマートンさんの連続タイムリーツーベースでだめ押しと,広島さんに付け入る隙を与えませんでした。
マートンさんに至っては2試合連続猛打賞ということで,遂に打撃が復調してきたのではと思っています。
投げる方は,先発岩貞さんには勝ちこそ付かなかったものの4回途中まで無失点,その後勝利投手となった岩本さんが2回1/3無失点と好投してくれました。
その後,ホームランで2失点したものの,最終的に呉さんが3人で抑えて試合を終えられました。
岩貞さんのピンチの処理次第では負けもあったかも知れませんでしたが,岩本さんがよく投げてくれたと思います。
このように投打がかみあって勝てたというのは非常に嬉しいですし,後半戦にはいってようやくこういう試合ができるようになってきたかというように思います。
首位読売まで0.5差まで迫りましたが,何度も言うようにここで首位に立とうが立つまいが,9月に入るまでに優勝戦線に残れる程度に勝てれば十分だろうと思っています。
とりあえず,8月中はなるべく内容の良い試合を行って状態を上げていってもらって,9月にはどんな展開でも勝ちを拾うという試合をしてもらいたいと思います。
また思いついたら書きます。ではでは。
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