こんばんは。
先日左脇腹を痛めたという阪神の新外国人ヘイグさんですが,開幕に間に合わない可能性が出てきたという記事を見ました。
ヘイグさんは,29日のキャンプ終了を待たずして帰阪が決定したということでした。
回復具合がよくないようで,未だマシン打撃再開のめども立っておらず,開幕までに間に合うのか不安視する声が出ているそうです。
原因は,メジャーの遅めのキャンプインや練習時間に比べて,日本の場合の早いキャンプイン,ハイペース調整に馴染めなかったのではと言うようにいわれていますが,その辺りはよく分かりません。
ただ,前情報では結構打撃に期待ができるという話を聞いていただけに,回復具合が遅いというのは不安を感じます。
もしもヘイグさんが間に合わないとすれば,外国人枠があくわけですが,その場合の最右翼は投手陣ではなくペレスさんでしょうか。
ペレスさんは,打撃への期待が大きく,個人的には非常に活躍しそうな気がするのですが,最大の問題は外野というポジションだと思います。
現在,外野は,江越さんを筆頭に,緒方さんや横田さん,高山さん,板山さんなどが争う激戦区ですが,ここにペレスさんが加わっていくとすればペレスさんが果たしてスタメンで使ってもらえるのかという問題があります。
阪神としては,勝つために打てる選手を使いたいところですが,一方外野手を争う選手達は阪神の未来を担う若手ばかりです。
そうすると,短期的な視点で行けば,打てる選手を使おうと思うものの,長期的なチーム作りを考えると期待の若手を使って育てたいという考え方もあります。
その意味では,限られたポジションを若手に使いたいということになれば,ペレスさんスタメンは困難が伴うと思います。
せめてペレスさんが別ポジション,特にサードができればとは思うのですが,そんな簡単な話ではないことはわかっています。
そんな激戦区の外野手を争う横田さんですが,非常に調子がよく,対外5試合連続マルチ安打,今日は猛打賞でした。
噂では,練習等ではそこまでよいようには見えないものの,実戦でこそ光るというタイプのようで,個人的にはチャンスに弱い阪神打線にもっとも求められる資質を持っていると思っています。
もちろん,打った相手は基本的にレギュラーメンバーではないですから,それだけで彼の実力を過大評価してはいけないのですが,それでもこれだけ打っているというのは純粋にうれしいことだと思います。
彼は左利きゆえの左打席ですから,右利きの左打席の選手よりも力を加えることが期待できると思われ,打線の右左の関係でも是非とも育ってもらいたい存在といえると思います。
また,期待のドラフト1位の高山さんも初ヒットを記録しました。
彼については,金本監督も,打撃フォームは完成系に近く,予想以上,スイングスピードが速いと絶賛しました。
掛布二軍監督も絶賛していましたが,一軍に登場してとりあえず活躍する姿を見ると,これまで持っていた期待をより強めざるを得ません。
その他,板山さんも非常に魅力を感じさせてくれました。
個人的には,彼が伸びてきてスタメンをとってくれるようになると外野手争いが特におもしろくなってくれるのではないかと思っています。
一方,江越さんはいまいちよろしくないようです。
素材はすばらしいものがあるので,調整次第で他の好調の選手と同様活躍を見せてくれると思うのですが,今は別の選手が結構活躍できていることから,その対比としてより問題を感じてしまいます。
また,大和さんはやはり守備が一級品ですから,セカンド争いで負けてしまったときにベンチに収まってしまうのはもったいなさ過ぎるので,できればセンターにいてくれると非常に安定感があると思います。
とりあえず,今日も非常に楽しませてもらえました。
やはり若手が育つ兆しがあるのはとてもうれしいものです。
このところ,阪神は主力を外からとってくるという傾向が大きく,若手の成長に強い期待をかけるということがそこまで大きくなかったと思いますが,最近はその傾向が一変したことは大変わくわくさせるものを感じます。
この時期は勝敗関係なくロマンを感じ続ける時ですから,もっと楽しませてもらうことにします。
また思いついたら書きます。ではでは。
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