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 こんばんは。


 先日より,今国会において受動喫煙対策として,屋内原則全面禁煙とする健康増進法改正案が提出されるという話題がありましたが,今日のニュースでは屋内禁煙の例外を設けるというものがあったので,取り上げてみました。

 厚労省案によると,この例外は,小規模な飲食店のうち,酒類を提供するバーやスナック,キャバレーだということです。
 飲食店の規模も,調理場を含む延べ床面積30平方メートル以下のものということです。
 これらの例外を許す根拠としては,受動喫煙による健康被害が大きい子供や妊娠中の女性の利用が少ないためということですが,店頭に喫煙可能と表示すること等が条件だということです。

 この法案の話題が出始めたくらいから,いきなり屋内全面禁煙は厳しすぎるという声が色々と上がっていました。
 一方で,かねてから受動喫煙に苦しんでいた人達にとっては大いに朗報であり,またオリンピックを招致するにふさわしい国にするためには屋内全面禁煙にすべきという声も多く上がっていました。

 それらを調整する上で,例外を設けるということだったのですが,これまでの屋内全面禁煙の例外は,あるカテゴリーに属する建物において,厳しい条件の守られた喫煙室を設置した場合は,その喫煙室の中でのみ喫煙が可能であるというものでした。
 今回の報道は,その例外に一つ加わったという形になると思います。

 ただ,この例外を見て,まず思ったのは,30平方メートル以下ということは約9坪以下ということなので,おおよそ大半の居酒屋や飲食店は含まれないと思いました。
 そうすると,次に考えることは,喫煙をできるようにするため,部屋を区切るという考え方になると思いました。
 飲食店などが多く入っている雑居ビルなどは,一様に30平方メートル以下になるように部屋を区切るようにすることが予想されますし,現在経営しているそのような店も部屋を区切って強引に30平方メートル以下にするようになると思いました。

 では,30平方メートル以下にも区切れないような店はどうするかですが,例えば強引に30平方メートル以下の区画を数個作成し,一応独立したような体にして,事実上一つの店舗として使うなどというような脱法行為も考えられます。
 そのような脱法行為を許さないような法案が作られるようには思うのですが,いずれにせよ30平方メートル以下という条件が今後テナントを作る時に大きな鍵になると予想しました。

 また,酒類を提供するバーやスナック,キャバレーを対象とするということですが,そうすると例えば個人経営の定食屋は対象から外れることになるでしょう。
 どうしてもこれまで同様に喫煙ができるようにするというのであれば,その店で酒を取り扱うようにするということなのかもしれません。
 ただ,どのような酒の取り扱い方をすれば喫煙が許されるようになるのかについては今後の法案の内容を検討する必要があるでしょう。
 そして,もしも酒を商品の一つとして提供するというだけでよいという程度の縛りであれば,例えば今ある喫茶店などが酒類を取り扱えば,これまで通り喫煙できる喫茶店が継続できるという考えになるのかもしれないのかとも思います。

 このように,報道で出ている「30平方メートル以下」と「酒類を提供する」という2つの条件のみを課すのであれば,ある程度くぐり抜ける方法などふとした思いつきでも出てきます。
 もっと考えたら,より現実的に運用が楽な案も出てくると思います。
 そして,そう考えていくと,ルールに例外を設けるときは非常に慎重にならねばならないということです。
 例外を設けてしまうと,その例外を駆使して利益を得ようという発想がどうしても生じてしまいますし,ルールを設ける意味も乏しくなってしまいますので,個人的には例外を設けるにしても極めて限定的な条件を付けるのがよいと思いました。


 今日の阪神のキャンプでは紅白戦が催され,期待のルーキー大山さんが登場しました。
 結果は3打席で三ゴロ,二飛,三失でした。

 相手投手は,第1打席の青柳さんと第2打席の藤浪さんは上々の出来であり,投手の勝ちという感じでした。
 また,第3打席は三塁エラーではありましたが,いい当たりを見せまして,なかなかいいスイングだったとは思います。
 ただし,第3打席で投げた岩崎さんはその後炎上しまして,これが岩崎さんの調子が悪かったからなのか,それとも大山さんがチャンスを作り出したからなのか,どう評価してよいかはわかりません。

 第1打席でチェンジアップを空振りはしてしまったものの,三振をしないというのは評判通りかなとも思いました。
 江越さんと横田さんがともに3打席で2三振ですから,彼らと比べても三振しづらいかといえると思います。


 今日は,北條さんと高山さんがともに2安打を放ち,今年も安定して打ってくれそうだと期待できると思っています。
 また,糸原さんがヒット以外にもいい当たりを打ちまして,なかなか彼は評判以上に見込みがあるのではと思っています。
 もっとも活躍したのは,2安打でうち1本塁打を打った中谷さんですが,彼はもっと出てきていい選手だと思うので,今年はレギュラー選手を脅かすくらい台頭してもらいたいと思います。

 この時期は投手の方が仕上がりが早いので,まだ打者の見極めをするには早すぎるわけですが,それでも大山さんには否が応でも期待してしまいます。
 じっくり育てないといけないとは分かっているものの,それでも今日はどんな打席だったのかと思わず確認してしまいます。
 そんな風に見られ続けることは本人にとっても大変かとは思いますが,それがドラフト1位の宿命と思って受け止めてもらいたいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:29

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