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 こんばんは。


 今日のはWBC1次予選の日本の第1試合が催されました。
 相手はキューバということで,これまでの強化試合の結果を見る限り相当な苦戦が予想されるところでしたが,今日は見事に勝利を収めました。
 前半は,僅差での接戦を繰り広げておりましたが,5回に流れを掴んだ日本代表が一気に5点を取り突き放しました。
 7回以降は,中継ぎ陣がやや不安定で結構な点をとられましたが,一方で筒香さんのホームランなど点をとられた分に近いくらいを取り返し,最後は危ないところを牧田さんが何とか締めて終了できました。

 今日の試合を見ている限り,これまでの強化試合で活躍できていなかった打線がうまくつながったのが勝利の結果をもたらしたと思います。
 特に,5回は流れを掴めたこともあって,大量得点を重ねることができたので,これで勝負の流れを大きく引き寄せることができたと思います。

 ですが,一方で,後半投げた投手陣が極めて不安定で,5回の大量得点がなければ負けていたかもしれないという試合だったと思います。
 それを,キューバの地力と考えることもできますが,一方で則本さんらが思ったよりも調子が上がらなかったとも思えます。
 後半は乱打戦の流れになってしまったからとも思えるものの,短期決戦の場合は調子のよい選手を優先して使うべきでしょうから,今後の試合ではその辺りの見極めの必要性がありますし,後半投げた投手達の起用にはやや慎重になってしまうと思います。
 特に,失点はしなかったものの,牧田さんは寸前のところで最終回に失点をするところでしたし,今後抑え投手として起用してよいのかどうか,見極めが重要となるでしょう。

 今日の試合では,日本の流れを遮りかねない事態がありました。
 それは,4回の山田さんの当たりがホームランだったところを,観客の少年がスタンドインする前にキャッチしてしまったために2塁打になってしまったということでした。
 あの時にホームランになっていれば,一気に2点とれていたところ,2塁打になってしまったため,この回の得点が1点にとどまってしまいました。
 特に,山田さんの当たりの前は同点であり,2アウト2塁というチャンスの打席でのホームランでしたから,通常であれば勝ち負けに直結する場面だったと思います。
 それが観客のキャッチによってホームランが消えてしまったのですから,さすがに大きな問題であろうと思います。

 この問題については,一つ大きく考慮すべき点があります。
 それは,この少年の友人が,少年がホームランボールをキャッチした直後にツイッターにその画像を流してしまったため,少年に対する非難が殺到して,少年の個人情報が世間に流出してしまったということです。

 私としては,この少年はグローブを持参して球場に来ている以上,野球のルールを知っているでしょうから,その上でこの流れを断ち切りかねないキャッチは非常に問題だと思いますし,少年の親や球場関係者,野球の指導者等からは相当厳しい叱りを受けるべきであろうと思います。
 ですが,衰退傾向にあるという野球の将来を担う少年の無邪気なキャッチングを殊更に皆が非難するのは非常に気の毒に思います。
 少年本人の過失はいうまでもありませんが,子供のやったことと思えばそれを強く非難してしまうのは大人げないと思いますし,これでこの少年が今後野球をやめてしまうとすればその方が悲しいことと思うのです。

 また,こうしてみた時に,改めてネットの炎上の怖さというものも実感します。
 おそらくツイッターを上げたのはキャッチング直後だと思われ,その時は友人の英雄的行為をいち早く世間に知らしめたいという気持ちがあったことは容易に想像できます。
 これが,もしも審判の判定後であれば,このようなツイートをすることは万に一つもなかったでしょうが,速報性を重視して冷静にそのツイートを上げることの危険性を考慮しなかったのだろうと思います。
 その立場になれば無理からぬことと思うのですが,速報性を重視するツイッターにおける大きな危険性を如実に示したといってよい事例だと思います。
 これは決してこの少年特有の問題ではなく,この少年の事例を一つの教材として教育機関がSNSの取り扱いについて講義をできるレベルのものだと思います。
 ツイッターについてはかねてから炎上の問題がよくいわれていますが,今回の件はそれを改めて考えさせられる事件だったと思います。

 この少年にとって唯一にして最大の救いは,今日の試合に勝てたことと思います。
 通常の試合であれば,ここで手放した流れで負けそうですが,その直後の5回に大量点をとり,最終的には勝利できたのですが,もしも負けていたら少年が戦犯に挙げられていたところでした。
 その意味では,日本代表は一人の少年を救ったと思いますし,ある意味日本代表はヒーローであろうと思いました。

 強化試合を見ていた限りでは,勝てても僅差で守りきるというように考えていただけに,今日のような勝ち方をすることはあまり想像していませんでした。
 裏でやっていた韓国の試合は大敗だったようで,優勝候補の一角としていわれていた韓国が1次リーグ敗退の大きな危険に直面しているところです。
 日本も意外なまでの大量得点で勝利したことを考えると,この韓国の敗戦は明日は我が身という思いでみるべきなのではないかと思います。


 個人的には,日本代表よりも,阪神の出来の方が気になっております。

 今日のオープン戦は,らしくないくらいの大量得点で勝利しました。
 オープン戦なので,勝敗は大した意味はないのですが,それにしても大山さんが3打数2安打ということで,打撃絶好調です。
 まだ体ができていないので,シーズン当初から1軍起用というのは不安があるのですが,3塁候補のキャンベルさんが手首を痛めて開幕に間に合わないかもしれないという話がある以上,代わりの3塁候補として当然名前が挙がるくらいの活躍ぶりと言っていいと思います。
 もしもキャンベルさんが出られないならば,個人的には3塁は鳥谷さんと思っていますが,送球等が大丈夫なのか,やや不安もあります。
 将来的には大山さんが3塁とは思っているものの,現時点では別の人の方がよいのではと考えており,大変悩ましいです。

 上本さんですが,ネクストサークルにいた時にファールボールが右手首に当たってベンチ裏に下がったということでした。
 上本さんは,セカンドスタメンを争う有力候補の一人ですから,具合が大変心配です。

 教育リーグでは,望月さんが登板し,155キロを投げたという記事を見ました。
 彼については将来性にうちて大いに期待しており,これだけの球速を出せるというのはもはや才能だと思っていますから,今後が大変楽しみです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:40

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