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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,神奈川県が,外国人観光客向けに,スマホの無料貸出の実証実験を行うという記事を見たので,取り上げてみました。

 これは,神奈川県とスマホを無料で貸し出す事業を手がける民間企業が行うもので,実証実験では横浜市等のあわせて5箇所の観光案内所で,外国人観光客に対して1日辺り50台のスマホを無料で貸し出すということです。
 神奈川県は,スマホのGPSデータを収集して,外国人に人気の観光スポットを把握して施策に生かす方針だということです。

 今回の実証実験は,スマホを持たずに不便な思いをしている外国人観光客を呼び込むためのものと思われます。
 ですが,この記事を見ていて,そもそもスマホを持たない外国人観光客の数がどのくらいいるのかということを思いました。
 日本では未だにガラケーは根強くありますが,海外ではスマホの普及率が高いという記事を見たこともあり,貸出の必要性を考える上でまずスマホを持たずに入国する外国人観光客の数を把握する必要があるでしょう。

 その上で,もしもスマホを持っている外国人観光客が大多数を占めるのであれば,とるべき施策は50台限定というスマホの貸出ではなく,wifi環境の充実だと思います。
 スマホを持っていたとしても,電波が入らないのであれば意味がないのですから,仮に日本対応のsimカードを入れていないスマホを所持している外国人観光客が多いのだとすれば,まずは彼らの所持しているスマホでも普通に使えるようにwifi環境を充実させる方がより多くの観光客の利益に資するのではないかと思います。

 また,貸し出すとした場合,その管理をどうするのかという問題もあると思います。
 例えば,借りたものの返却しない人に対して,帰国する前に返してもらわないと返却を受けることが相当難しくなるでしょうから,出国時までには少なくとも対応手続を考えねばならないでしょうが,そのような施策についてはどうなっているのでしょうか。
 また,安いスマホもありますが,それでも汚損等の問題もあるかもしれません。
 さらに,貸し出したスマホが盗まれたという体で行方不明になり,その後犯罪等に使われるという可能性もあるかもしれません。
 その他,観光客を装った日本に居住する外国人がスマホを持って行ってしまう可能性など,ちょっと考えるといろいろと思いつくものです。
 そういったケースをいろいろと考えていると,貸し出すという方法はよいものかもしれないものの,50台と数が限定的で,かつリスクも考えれば,その手段に打って出るのは先に別の手段を執ってからでもいいのではというようにも思えます。

 観光客をおもてなしすること自体は否定するものではないのですが,その手段としてこれがよいのかは何とも言い難いです。
 wifi環境が充実すれば,観光客だけでなく日本人も大変ありがたいですし,もう少しその辺りを頑張ってほしいというのが個人的には切実に思うところです。


 阪神の藤浪さんですが,春季キャンプ先乗り自主トレで,初日からブルペン入りしたということでした。
 そこで球を受けた梅野さんですが,カーブだったということです。
 このカーブは,アメリカでのダルビッシュさんとの自主トレの際,照会されたカーショーさんから伝授されたというもので,大きな弧を描きながら球速に変化するということでした。
 また,直球については,シュート回転はほとんどなかったということでした。

 個人的には,急造のカーブよりもストレートが気になります。
 速球派の藤浪さんにとって緩急は大きな武器になりますから,カーブは非常に興味はあるものの,それよりは最大の持ち味であるストレートが改善されたかどうかが問題でしょう。
 藤浪さんは,アウトローに狙って投げても,インハイに抜ける球が出てしまって,そこから崩れるということが多々見受けられていましたが,一つの原因は内に入ってしまうシュート回転があったと思います。
 梅野さんの体感としては,シュート回転はほとんどなかったということですから,これがこのときだけでなく今後全般的に少なくなりつつあるというのであれば,これ以上の朗報はありません。

 一方,このシュート回転が,疲労時やランナーを背負うなどの緊張する場面で出てしまうかどうかはまだ良く様子を見ないといけないでしょう。
 現状は,あくまでブルペンでの投球練習では良かったということだと解釈すべきだと思いますし,去年あれだけ苦しんでいたものがすぐに克服できたと考えるのは去年の藤浪さんに対して申し訳ない気持ちすら出てくると思ってしまいます。

 ただ,私は,インハイにいってしまう球の出現を減らせるのであれば,いっそ荒れ球を使うと割り切って制球をある程度大目に見ていいと思っています。
 もちろん制球が素晴らしいことはいいことなのですが,一長一短で改善しないでしょうし,そうであればまずは最大の問題であるインハイの抜け球を減らしていければそれ以上は今は求めないというのがいいと思いました。

 藤浪さんが先発ローテーションの一角に復活してくれるならば,一気に阪神の先発陣が充実しますので,カーブよりもストレートに期待したいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:37

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