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 こんばんは。


 昨日の夜,新幹線のぞみで凄惨な事件が起きました。
 詳細はニュースに任せるとして,亡くなった方はどうやら被害に遭っていた女性のところに止めに入った結果このようになってしまったというようで,勇気を持って行った行動がこのような結果になってしまい,大変残念というほかありません。
 これから捜査が進んでいくのでしょうが,犯人は今のところむしゃくしゃしてやったという程度のことを話しているようで,これからその動機等の解明がされなければとてもやりきれません。

 この事件を見ていて,3年前の6月に発生した新幹線での焼身自殺事件を思い出した方は多かったのではないかと思います。
 あの時も,犯人のほか1人が亡くなっており,ほぼ無防備のところにこうした犯行がなされてしまうと非常に対処が難しいということがよくわかります。
 日本の電車,特に新幹線は時間を守り安全であるというように思われていましたが,昨日の件も含めて,気を抜いていい空間であると考えがたくなってきてしまっているように思えます。

 この事件を契機に問題になることは,電車における安全対策でしょう。
 まず議論の対象となるのは,3年前に発生した放火事件以降,どのような対策がとられてきたかだと思います。
 以前記事で見た限りでは,JR各社が車両内の防犯カメラの増設や常時録画等の取り組みをしているというものでしたが,それ以上にどのような取り組みをしてきたのか,それが今回の事件を止めうるものであったのかが問題になるでしょう。
 おそらく,悪意をもって犯行を行おうと考える者にとって,録画されているということは織り込み済みであって,心理的抵抗,抑制になるとまでは言い難いと思われます。

 一般的に考えられることは,飛行機等と同様の持ち物検査でしょうか。
 しかし,この導入はかなり厳しい壁が立ちふさがると思います。

 まず,どの路線を対象にするかですが,例えば新幹線だけを対象にして在来線を対象としない場合,その区別をなぜするのかという問題はあるでしょう。

 次に,持ち物検査を実施する場合,新幹線利用者の数を考えると,大変な時間を要するため,これまでのように駅に行ったら直ちに新幹線に乗れるというスピード感は相当失われると思います。
 飛行機と同じように,少なくとも乗りたい新幹線の発車時刻30分前までには駅に着かないといけなくなる可能性もあり,利便性が大きく損なわれる可能性があります。

 第3に,持ち物ですが,飛行機の場合,手荷物と預ける荷物とがあり,手荷物の検査を厳重に行うことで安全性を確保しようとします。
 しかし,新幹線の場合,預ける荷物というものがなく,全てが手荷物であるため,手荷物に金属類が入っている場合には全般的に検査に引っかかりそうです。
 この金属類を,凶器になりうるものに限定するにしても,例えば料理人が包丁を鞄に入れて新幹線に乗ることもできないこととなり,持ち込める荷物が非常に限定されることになります。
 また,液体も持ち込めないというルールになる場合,新幹線利用者は土産物の飲み物等も全て宅急便等を利用せねばならないということになるでしょうし,非常に不便になるように思えます。

 ほかにも持ち物検査を導入することについては非常に大きな問題が伴うため,今回の件を受けても持ち物検査の導入にまでは至らないのではと思っています。
 これを導入できるのであれば,既に3年前の事件の時に導入していたでしょうが,現にそれを導入しなかった以上,やはりこれが現実的ではないということなのでしょう。

 しかし,このような凄惨な事件があったにもかかわらず,何の対策も講じないというわけにもいかないでしょうし,鉄道会社としては非常に悩ましいところです。
 特に,これからオリンピックを控えていますが,場合によっては日本がテロの標的になるかもしれないということは再三指摘されていたところで,今回の事件を受けても何らの対策もしないとなれば,容易に標的化することになるでしょう。
 私自身妙案があるわけではないのですが,それでもこのような事件の発生を繰り返さないためにも何らかの対策は必要でしょうし,そのために今後電車の利用が多少不便になったとしてもやむを得ないのだろうと思っています。


 阪神のロッテさんとのカードですが,1試合が中止となり,残り2試合では1勝1敗という成績でした。
 最低でも勝ち越しをしなければならないと思っていたところでこの結果ですから,一応まだ首の皮一枚つながっているというべきでしょうが,それにしても阪神は決めるべきところで打てないなと改めて思います。

 今日の試合についていえば,先発高橋さんは4回2/3で4安打3失点と,もう少し失点が少なければというところでした。
 しかし,他の中継ぎ投手陣が踏ん張ってくれて,結果3失点で試合を終えていますから,2点先制して1点を追う阪神としてはまだやれるという展開だったと思います。
 7回には福留さんの素晴らしい守備もあり,攻撃へ流れを持ってこれる状況はあったように思います。
 しかし,残念ながら,ヒットは出ても打線はつながらず,初回以降は点が取れませんでした。

 昨日の試合を振り返っても,結果こそ勝ちはしましたが,最後は相手の失策ですから,勝たせてもらったという表現が正しいように思います。
 また,昨日の試合は,抑えのドリスさんが仕事を出来なかったため,最近の中継ぎ陣の問題がドリスさんにも波及しているのかと心配にもなりました。

 結局阪神は打てなさすぎて負けているというように思います。
 何が原因なのかはわかりませんが,それにしてもみんな打てないとなるとどうにもなりません。

 ロサリオさんの不振を考慮して,ナバーロさんの獲得が決定的であるという記事を見ましたが,正直言ってこんなに早く決めてきて大丈夫なのかという不安もあります。
 しかも,阪神にとって今ほしいのは右の長距離砲なのですが,ナバーロさんは左のアベレージヒッターということですから,阪神の需要とも合致しないのではないかと思っています。
 記事を見ていると,ロサリオさんとナバーロさんはタイプが違うので共存できるのではとありましたが,共存させたいならばシーズン開幕前に獲得すればいいことですし,勝つためには共存ではなく,決定力のある打者を連れてきてくれるかどうかの問題ですから,目的がずれているように思えてならないのです。
 ナバーロさんは,メジャー経験はないものの,3Aでは実績があるそうですから,日本独特の変化球に対応できれば活躍のチャンスはあるかもしれません。
 しかし,タイプ的には,ヘイグさんやキャンベルさんと同じような気がしてならず,阪神はそのような歴史を繰り返すのではないかと不安で仕方がありません。
 そして,このような対応を見ていると,今の自前の選手達ではどうにもならないと考えているのだろうということも何となくわかります。

 まだ交流戦も中盤ですが,今の打力は相当ひどいと思われ,このままではセリーグの中でも落ち込んでいってしまいそうです。
 投手力は12球団中でもトップなのに,打力は12球団ワーストクラスというアンバランスで,阪神はいつになったらバランスのいいチーム構成を作れるのだろうと思ったりもします。
 どのようにして打力を向上させていくのかは何とも言えませんが,今一番希望として可能性が高いのはロサリオさんの状況の若干の好転でしょうか。
 ロサリオさんのメジャーでの実績を考えれば,ここで終わる選手ではないと思っているので,せめて期待されるのが当然の選手であったところを見せてもらいたいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:21

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