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 こんばんは。


 先日よりかぼちゃの馬車問題で大きく採り上げられているスルガ銀行ですが,今日の記事では,デート商法まがいの行為などもあった疑いがあるというものがあったので,取り上げてみました。

 関係者の話によれば,借入金使途や年収が改竄された書類に基づいて契約されたことがあったり,行員がデート商法詐欺まがいの行為に関与して個人向け無担保ローンを融資した疑いもあるということです。
 スルガ銀行広報室は,弁護士を交えた調査に着手したということでした。

 スルガ銀行が問題になってから随分時間が経っていますが,この時期にこの問題がようやく出てきたというのは,かぼちゃの馬車問題の不正融資が発覚してから他の問題はずっと隠してきたということなのでしょうか。
 仮に隠してきたというのであれば,おそらくまだまだ問題はあるように思われ,この件は非常に根深いものだと思います。
 おそらく悪質性の高いものだけが報道で出されているのでしょうから,そこまでの程度には至らないものはどれだけあるのか,当面不信感を持たざるを得ないように思えます。

 問題は,このデート商法まがいの行為を行った行員の動機です。
 貸付をすることは,行員の成績に関わる話ではあろうとは思いますが,それでも最終的な利益は銀行に帰属すると思います。
 にもかかわらず,行員がこういった悪質な行為に手を染めるとするのは,一般的に考えて行員がノルマなどのためにやむにやまれぬ状況に陥ったからと考えるべきなのでしょうか。
 もしもそうだとするならば,この行員だけがノルマを抱えていたわけではないでしょうし,他の行員がどのようにノルマを達成していたのかが確認されるべきでしょう。
 また,ノルマが達成できない場合のペナルティなどがどの程度のものなのかも問題だと思います。
 さらに,ノルマ達成のために反社会的勢力にお金が流れるなどの状況の有無についても調査が必要でしょう。特に,書類の改竄等もあったということですから,その可能性はより高まると思われ,そうした点なども調査されなければ疑念は晴れないと思います。

 私も仕事上いい加減な対応をする金融機関を何度も見てきました。
 その経験上,一般的には,金融機関は,手続は割と厳重で,一般の行員の暴走だけで終わるということはあまりないケースだと思われ,多くの件が組織的な故意ないし過失を前提としているように思えます。
 それだけに,今回問題とされるケースの多くの件について,当該行員以外の行員も把握していたのではないかと考えています。
 もしもそうだとすると,この期に及んでまだという気がしますし,弁護士を交えた調査というのもどのような性質の弁護士が関与するのかということも気になるところです。
 再出発するためには一旦出し尽くさねばならないということで,隠しているものがあれば速やかに対応してもらいたいものです。


 阪神の近本さんについて,悪送球への懸念から,助走を付けた送球を指導されたという記事を見ました。

 このところ近本さんの話題で良く目にするのは肩の弱さであり,本塁まで投げようとしても2塁までも届かなかったシーンも見ました。
 どうやら高校時代に肩と肘を故障して外野手に転向したことがあったようで,その影響なのか肩があまり強くないように思います。
 阪神の外野手では,これまでも肩の強くない選手はいましたが,近本さんのこれまでの送球が投げミスでないならばやはり強くない部類といわざるを得ないだろうと思います。

 赤星さんは,キャッチする前からボールの落下点にチャージしていって投げていましたから,その肩の弱さを助走で補っていたと思いますが,今回近本さんに入った指導はそういったものだろうと思います。
 しかし,あのキャッチングは,落下点の見極めや,キャッチ時の目線の切り方(ボールばかりではなく送球方向も見なければならないこと),助走からの送球モーションの入り方など,非常に技術的に大変な要素が多く含まれると思います。
 そうすると,肩の弱さを補う方法としては一つの考え方というべきでしょうが,それを身につけることは決して簡単ではなく,果たして近本さんが1軍でデビューする前にマスターできるのかは疑問です。
 むしろ,今の時点では,普通のキャッチをして中継まで投げるということに注力して,その精度を上げていくことを考える方が,シーズンに向けた調整としては合理的ではないかと思います。
 その上で,肩の力なりのうまいやり方をアレンジしていくことが近本さんが大成する道のように思えるのです。

 しかし,私の記憶では,ドラフト前後の段階において,既に肩の話はある程度話題に挙がっていたような気がするのですが,今更になってその対応を議論するのはいかにも阪神という気もしなくもありません。
 そういった選手を獲得するならば,その対処法も同時に考えておくべきでしょうに,もしも今の段階で阪神が近本さんの肩を責めることがあるならば個人的には阪神は成長しないなと思うところです。

 近本さんは,足は速いですし,それなりにバッティングもいいようで,センスもあるようですから,守備についてもきっとうまく対応してくれるだろうと期待しています。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:04

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