こんばんは。
先日までよく話題に出ていたものの,このところとんと聞かなくなったゴーンさんの件について,今日のニュースを見ていたら,その逃走を援助した元米軍特殊部隊員のコメントに関するものがあったので,取り上げてみました。
このコメントによれば,この援助者は,ゴーンさんの境遇を知り,不公正な司法制度の人質だったという意味で,とても共感を覚えたとかたったということでした。
ただし,その逃亡への関与の程度や,報酬が支払われたのかについてはコメントしなかったということでした。
この方は,アメリカで2012年に起訴され,当初無罪を主張していたところ,裁判所が海外逃亡の恐れがあるとして保釈を認めず,裁判を待つ1年2ヶ月以上拘束されたということでした。その末に,この状況を長引かせたくないとして,一部の罪を認めたということでした。
まず,確かに記事にある境遇を見る限り似ている点もそれなりにあるように思いますし,その点について本当に同情したのかもしれません。
しかし,もしもこのコメントが正しいのであれば,犯人隠避罪等が成立する可能性があり,違法行為に手を染めたわけです。それは義理人情等で語れるものではなく,私にすればやはり犯罪の被疑者の一人に過ぎないと思います。
ゴーンさんの妻に対しては逮捕状をとったのですから,犯行を認めているこの方についても早々に逮捕状を取り,行動範囲を狭めるように動いた方が良いのではないかと思います。
次に,この方のコメントを見るに,アメリカでは,1年2ヶ月にわたって拘束され続けたということですから,日本の人質司法とあまり変わらないのではないかと思いました。
だから日本の制度がいいということはありえないのですが,それでも日本に対して批判的な論調でコメントする他国では問題のない司法制度なのだろうかということは思うところです。
他国においては,そのように拘束する理由があるのだというように説明されるのだろうと思うのですが,一方で日本にその理由がないわけではないのであり,いずれもこの点においては欠陥を抱えた者同士ということではないだろうかと思います。
私は,この人質司法が変わったほうがいいとは思いますが,一方で新制度への過渡期において,捜査機関がこれまで慣れた手法での捜査をできなくなることによる治安の悪化も懸念しています。
日本の治安の良さは警察等の活躍によるところが大きいと思いますが,今の勾留制度を大きく変えることは警察における大きな混乱が生じることが大いに予想されますから,なかなか難しい面もあるのでしょう。
第3に,この方のコメントでも,結局世界のマスコミが最も知りたかった逃亡の具体的な方法については語られませんでした。
それを語ってしまえば,それを手助けした人たちに与える影響,今後の自身の商売において取るべき手法の制限などの問題が色々と生じるように思われ,当然言及することはできないのだろうと思います。
ですが,このことを語らず,自分の主張のみを語るという場合,徐々に世間の関心は薄れていくのだろうと思います。
今世界でこのニュースがどれだけ報じられているのかわかりませんが,当事国である日本であまり見かけなくなったということを考えると,まして他国で日本以上に関心を持つことも難しいかもしれません。そういった意味では,単にこのニュースは,色々なニュースと同様,消費物の一つという位置づけになってしまうのではないかという気もします。
なお,仮に逃走方法について説明した場合,そこからある程度の期間は盛り上がるのでしょうが,やはりそのうち飽きられてしまうでしょうし,あわせて逃走手段への対策も講じられるでしょうから,さほど影響に大差はないのかもしれません。
阪神を退団した鳥谷さんについて,ある記事ではロッテさんが移籍先として再浮上したというものがありました。
私としては,鳥谷さんほどの功労者であれば,引退時期も自身で選択すべきだと思いますし,ロッテさんとの間で話がまとまるのであればそれでいいと思ってはいます。
ただ,これだけのスター選手が,移籍先が決まらぬまま年を越すこととなり,ましてこのまま引退という危機を迎えていることについて,このような事態にならない判断はできなかったものかという思うもあります。
自分ではまだやれるという思いがあるでしょうし,また阪神の起用方法について不満もあったかもしれませんが,それでも自己評価と他者の評価はまた別物であり,少なくともこういう事態になる前に自身でマーケティングをすべきだったかなという気がします。
もちろんある程度のマーケティングをした上で打って出たのかもしれませんが,現在の状況を考えるとその判断は甘かったかもしれないとも思います。
もうじき各球団のキャンプのメンバーが発表されますが,この時期までに移籍先が決まらない場合はかなり見通しは厳しいだろうと思います。
もしもロッテさんに決まるならばそれがいいと思うのですが,その場合はどれだけチームに貢献できるのか,見てみたいところではあります。
また思いついたら書きます。ではでは。
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