こんばんは。
今日のニュースを見ていたら、2020年の交通事故で死亡した歩行者に関するものがあったので、取り上げてみました。
警察庁のまとめによれば、2020年の交通事故で死亡した歩行者は1002人ということで、前年比で174人減ったそうです。
そのうち約6割に当たる582人に何らかの法令違反があったということでした。
違反の内訳は、車が通り過ぎる前後に道路を横断したのが116人、信号無視が93人、酒に酔って道路に寝そべるなどが92人、横断歩道がない場所での横断が66人などということで、違反なしは388人だったということでした。
また、違反のあった582にんのうち65歳以上の割合は7割以上の416人だったということでした。
年齢層別では75〜79歳の3107人が最も多かったそうです。
この統計を見ていて、まずは徐々に死亡事故自体が減少している傾向は非常によいことだと思います。
これは全体的な交通法規への認識だけでなく、車の性能によるところも大きいのではないかと思います。
車の性能については、ボディの作り方だけでなく、自動ブレーキ等の装備も最近は充実してきており、そういった方向に技術の進化が進むのは大変素晴らしいことだと改めて思います。
その上で歩行者の死亡事故について法令違反が多かったというのは、大変残念ながらそのような傾向が多少なりともあるのだろうということを再認識するところです。
車同士の事故ではよく過失相殺の話が話題に出ますが、一般的に事故の当事者の片方が一方的に悪いという事故は少なく、どちらにも何らかの落ち度があるケースが多いように思います。
そして、そのことは、車同士の事故だけでなく、歩行者が関連する事故についても同様のことがいえるというのが今回の統計から導かれることということでしょう。
年齢別で見るに、高齢層の場合、横断歩道や陸橋まで行くことが大変で、横断してはならないところで横断しようとしたりしたことが原因になったことが多いような印象です。
そのような実情は、その方々の身になって考えれば理解できるところではありますが、一ドライバーの視点から見てみると避け得ない事故につながるかもしれず、本当に困ったことだとも思います。
私も、そういう歩行者をこれまで何度も見たことがあり、特に渋滞している道路では案外すり抜けられそうだと考えて横断に及んでしまう人をしばしば見かけますが、そういう場所こそ危ないというように思います。
こういった統計についてよくよく報道してもらって、歩行者側の危険行為を少しでも減らせるように注意喚起をしてもらいたいところです。
法律問題としては、民事上の賠償問題の場合には過失相殺のことが話題になるので、車と歩行者の両方の落ち度が検討され、賠償額に大きく影響を及ぼすことになろうかと思います。
一方、刑事事件では、過失の有無において有罪無罪が争われることがあり得るとしても、もしも有罪となってしまえば、歩行者側の落ち度は量刑理由として斟酌されるということになるでしょう。
両方ともシビアな問題ですが、特に刑事事件では双方に過失があると事案では有罪となった上で量刑が減軽されるという考え方になるのでしょうから、特にシビアな問題となるのでしょう。
交通事故から生じる結果の重大性も当然のことですが、こういう法律関係の問題も極めても大きな問題であり、そういった意味でも運転者、歩行者の双方とも交通法規の遵守を心がけないと不幸になるということを改めて思いました。
今日の阪神は、横浜さんと練習試合をしましたが、ルーキーの佐藤さんが5打数4安打1本塁打4打点という驚異の活躍を見せてくれました。
猛打賞の時点でかなりとんでもないと思っていましたが、そこからホームランを打ってくれまして、しかも風速10メートルの逆風の中でスコアボードを超えたくらい飛距離もとんでもなかったということで、すごい逸材がやってきたと思い知らされました。
また、タイムリーの弾速も早く、とにかくパワーが新人離れしていると感じます。
このパワーであれば、横浜スタジアムであれば場外に飛ばす力はありそうですし、甲子園でも浜風に負けないでスタンドにボールを持って行けそうです。
また、今見ている限りでは選球眼も悪くなく、その上このコンタクト率の高さも考えると、中軸を担うのにふさわしい打者ではないかと思えてなりません。
この時期に結論を出すのは早すぎることは重々承知しているものの、これだけ見せつけられると否応なしに期待せざるを得ません。
彼をしばらく二軍で育成してから一軍に投入するか、それとも初めから一軍で使い続けて経験を積ませるのか、そのあたりはまだ考えあぐねるところでしょうが、少なくとも怪我がなければ今季のどこかで一軍を経験させなければならない選手であろうとは思いました。
阪神がこれまで何年も待ち続けた生え抜きで中軸を担える選手としては、大山さんが筆頭で、井上さんも期待できると思っていましたが、佐藤さんがここに加わってくれると大変頼もしく思います。
また思いついたら書きます。ではでは。
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