こんばんは。
今日のニュースを見ていたら、ある高校の駅伝部の部員の9割が転校したというものがあったので、取り上げてみました。
この内容は、この高校の駅伝部のヘッドコーチの降格を決めた学校の対応に反対した選手の大部分が、そのヘッドコーチの移籍先に転校したということでした。
このコーチは、体罰を行ったとして退職したということでした。
しかし、選手と保護者はこのコーチの指導を希望したところ、コーチは研修を受けて体罰を行わないという誓約書を提出して現場復帰したということでした。
その後、チームの結果が上向いてきたところで学校側は指導体制を変えることを決めたものの、それに選手と保護者が反対したということでした。
しかし、学校はこの決定を覆さず、最終的に約9割の部員がこのコーチの指導を希望して、このコーチが監督として就任する予定の学校に転校したということでした。
このニュースを見た際、私は同じような事例をこれまで何度も見てきたことを思い出しました。
世の中ではパワハラ指導は禁止と言われて久しいですが、そのような流れが部活動でも広まり、旧来式の指導をしていたコーチなどは指導方法の変更を余儀なくされたり、場合によっては地位を追われることもありました。
しかし、生徒達がその学校に入学するのは、その指導者がいるからということも少なくなく、指導者がパワハラ指導をしたとしても指導者がいなければ目標を達せられないため、継続を願うということも多く見られます。
このような何度も見てきた流れが、今回もまた起こったのだろうと思いました。
パワハラ指導については決して肯定するものではないのですが、一方でそのメソッドが結果を出しているという事実もあります。
その強引と評価されるかもしれない指導方法は、いわゆる天才ではない凡人を一定以上のラインまで引き上げて活躍させることができることがまま見受けられます。
私がこれまで見てきた案件でも、ある指導者がパワハラを理由として役職を追われたところ、急激にその学校が弱くなってしまったということが複数ありました。
そのため、実際にその指導方法は、賛否両論あれども結果を出す可能性が高いことについてはその通りだと思われます。
そして、結果を求める人達にとっては、ハラスメントなど関係なく指導を受け続けたいというように考えるということもこれまで何度も見てきました。
人によっては、そのような指導者を追いかけることが不健全だというように考えることもあろうかと思いますが、それでも結果を出していることは事実であり、結局価値観の問題だろうというほかないと思いました。
違法と評価される指導方法については価値観の問題ということはできませんが、それでも指導が違法の域に及ばないならば、あとは生徒と保護者の価値観で選択するものなのだろうと思いました。
今後よりハラスメントに関する世の中の認識は広まるのでしょうし、現在の価値観を超えていろいろなハラスメントの類型も生じるのだろうと思いますが、この手の問題は今後も継続して発生するのだろうと思いました。
阪神は、今日は中日さんとオープン戦で甲子園初試合をしましたが、結果は敗戦しました。
ですが、今日の試合では、前川さんの素晴らしいホームラン、そして何と言っても育成1位の工藤さんのとんでもない投球が収穫だったと思います。
前川さんのホームランですが、逆方向にとんでいく様を見るに、福留さんを彷彿させる見事な一発だったと思います。
この素材は今季は確実に花開くのではと期待させるものですが、まだ若いですから、長く阪神の中軸を担ってくれるとありがたいと思いました。
工藤さんは、ストレートの力がもともとすごいことはわかっていましたが、今日も力のある直球が目を引きました。
速度はもちろん、相手打者がバットに当てたところでバットを粉砕するくらいの威力であり、この投手が育成で獲得できたとか信じられないと思いました。
また、見ている限り、制球力もまあまああるように思いました。
もう少し様子を見た上で、昇格させて中継ぎ投手陣の一角をになってもらいたいと思いました。
また思いついたら書きます。ではでは。
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