こんばんは。
今日のニュースを見ていたら,鹿児島県いちき串木野市に建設されたごみ発電施設の建物や設備等を最低売却価格1万円で売り出したというものがありました。
この施設は,市が2004年に国の補助金を受けて建設したもので,生ゴミと肉骨粉を蒸し焼きにしてガスを発生させて,これを利用して発電しようというものだったようです。
ところが,ガスに混ざる不純物が原因でほとんど発電できず,会計検査院から「施設の審査が不十分で,計画通りに稼働していない」という指摘を受け,2008年12月から稼働停止していたということでした。
突っ込みどころは多いのですが,とりあえず「ごみで発電しようとしてごみを作ってしまった」という誰もが思いつくことを言わせてもらいたいと思います。
ここまでの施設を作るゴーサインを出す前に,今回問題になっている不純物問題は分からなかったのか,その見通しの甘さに批判が出ることは間違いないでしょう。
もちろん,近年の発電の問題を考えれば,このような発想は大事にしたいと思います。その意味で「何を馬鹿な話を」などという発想そのものを批判する姿勢は慎みたいと思います。
しかし,ハコモノを作るときには,それなりの出費が生じる前にするべき検証作業等があったのかなと思うと残念です。
ちなみに,これだけの施設が1万円というとお買い得のように見えます。
しかし,維持・管理コストを考えると,発電以外の用途を見いだしたり,大枚をはたいてでもごみ発電実験施設がほしいと思うような方などでなければ手が出せないでしょう。
もし買い手さんが付かなければ,この施設はお荷物となって,延々その維持管理費用を税金から負担することになるのでしょうか。
金本先生が70メートルの遠投ができたというニュースがありました。
一時の悪夢を思い出せば,かなり回復してきたと思われますし,喜ばしいところではあります。
しかし,金本先生は外野手,果たして70メートル投げられたということで満足すべきなのかと思いとどまる自分もおります。
また,私は金本先生の投げるところを見ていないのですが,送球速度についても気になるところです。去年球場でお見かけした金本先生の返球はチェンジアップでしたので,それも含めての回復といえるか,見ていきたいと思います。
また思いついたら書きます。ではでは。