こんばんは。
今話題の維新の会,維新塾に関する話題を2つほど取り上げたいと思います。
一つ目が,安住財務省が,記者会見で話した内容として,維新の会の公約について「こうしたい,ああしたいと話すのはいいが,問題は地に足が付いているかだ」とコメントしました。
確かに,最近出てきた維新の会の公約は,あくまで現時点でいわれているお話では,ベーシックインカムなどの年金制度等を根幹から変更する制度の件だけでなく,首相公選制・参議院廃止などの憲法改正が必要となるくらいまでのものを検討しているようなので,各方面から続々と批判が出ているとおりその実現が困難であるという見方は否定しません。
しかし,敢えて,先日鳩山元首相が野田首相に対して批判をしたときと同様のことを一言だけ言わせて頂きます。
あなた方民主党が言うな
二つ目は,維新の会が開講する維新塾に民主党の高橋議員が応募したという件についてです。
維新塾は,現職の国会議員の参加は認めない方針のようなので,門前払いされる公算が高いようですが,高橋議員は「橋下さんは敵じゃない。敢えて火中の栗を拾う。」「国会議員だからだめというのは間違い。」とご主張されておられるようです。
高橋議員は,今回の応募に当たって民主党や同僚議員に相談しなかったようですが,民主党を離党することは現時点では考えていないようで,次の衆院選も民主党から出ると述べておられるとか。
この件に関して,高橋議員の地元の事務所も知らされていなかったようで,困惑したという話がありました。また,これに関する問い合わせ等の電話・メールは数件あった程度だったそうです。
この件については,幾つか問題があると思います。
まず,このような大事なことについて支援者等と相談もせずに独断で決めてしまったことが挙げられます。
支援者の中には,高橋議員の人物に票を入れるという方だけでなく,民主党所属ということに対して票を入れた方もいらっしゃったでしょうから,支持を明確にして頂いている方に対して何も相談せずに大きな方針変更ととられかねない行為をすることは裏切り行為と見られる可能性があると思います。
次に,党に対して相談しなかったということも問題でしょう。
特に,近年民主党の支持は下落傾向にありますから,こんな時こそ一枚岩で当たりたいところで,不意に一見造反にも見える行為があったとすれば党の方針にも大きく影響することになりかねません。
そして,一番大きな問題は,以前ここで選挙対策のために民主党の看板を外したがっている人について取り上げたことがありますが(以前の記事は
こちらをご覧下さい。),まさにこの方がそれに当たるように見えてしまったことです。
特に,今回の行動は,民主党を離党せずに維新塾にも所属しようということなので,場合によっては
・維新の会がこの調子で支持が上がっていけば,維新の会に乗り換える。
・民主党が持ち直したら,維新の会をやめて民主党に戻る。
という次の選挙で生き残るための保険をかけたように見えてしまうのです。
高橋議員当人の意思は私は全て存じ上げませんし,ご本人さんは多分そのように捉えられるのは心外だと考えるでしょう。
しかし,有権者にどのように見られるかという問題を考えると,私の考えのように考える方もそれなりにいらっしゃるのではないかと懸念致します。
いずれの観点から見ても,私としては,今回の高橋議員の行動はあまりよろしくなかったと評価します。
去年日ハムさんからの指名を拒絶して巨人入りを切望している菅野さんですが,今度のドラフトで横浜さんが1位指名する候補であるという記事を見ました。また,オリックスさんや我らが阪神も,菅野さんに対してドラフトに向けた調査を続行しているということです。
菅野さんは巨人を希望しているということですが,私は以前述べたとおりドラフト制度が続行される以上このような事態は仕方ないと思っているので,菅野さんにはあまり肩入れしません。
無論本人と球団の意思が合致するのが一番でしょうが,157キロのストレートを投げる逸材ですから,能力に人生を決められてしまう側面も受け入れるしかないのかもしれません。
また思いついたら書きます。ではでは。