こんばんは。
今日のニュースを見ていたら,高校サッカー選手権青森県大会で,青森山田高校が6−0で圧勝して16連覇したというものがありました。
16連覇というのもすごいですが,6−0というのもサッカーらしからぬ点差で対したものだと思います。
しかも,仮にも決勝戦なわけですから,勝ち上がってきたチーム同士の対戦にもかかわらずこれだけの点差が付くというのは何とも違和感があります。
そこで,少々調べてみたところ,どうやら青森山田高校は青森県では圧倒的な強さのようで,青森山田高校はシード権のおかげでトーナメント上準決勝からの参加となっており,準決勝と決勝の2回勝ち上がれば県代表になるという状況であったようです。
これ自体強すぎるがためにとられた特別措置だと思うのですが,それでも準決勝は5−1,決勝は6−0と案の定圧勝してしまうという恐ろしい結果だったようです。
このような事態は別の県でもあったようで,かつての長崎県の国見高校ではシード権として決勝戦から1試合だけ行うという状況だったようです。
このような状況を見て,ある意味大変合理的であると思うと同時に,何とも言えない違和感を感じるのも事実です。
というのは,一校だけ極端に強いばかりにトーナメント上で極端な不平等が生じているとも思われるからです。
とはいえ,そもそもの強さが不平等であり,そしてこの強さの不平等は外から是正すべきものではない以上,致し方ないとも思えます。
この根本の問題は一校だけ強さが極端になることだと思いますが,強い学校に行きたいという希望を妨げることもまた違う気がします。
ですが,例えば他の県から優秀な人間をとってきすぎることは決してよろしくないことなのではないかと思います。
高校野球でも問題になることですが,強豪都道府県出身者を遠方の県が採用しすぎて,実質的に見ればどこの県の代表なのか分からないという事態をまま見ることがあります。
多少はよいと思いますが,これが過ぎてしまうのは県単位で代表を決める大会にはふさわしくないという気がしています。
これは一つの考え方ではありますが,少なくとも何らかの措置を講じないと高校生が夢を持てない気がします。
なぜならば,一校だけが極端に強いと他の学校がやる気をなくしてしまうでしょうし,それは高校スポーツのあり方としてふさわしいようには思えないからです。
来年以降も同様の状況が続けば,青森県の青森山田高校以外の高校はみんな全国への夢を持てないままサッカーを続けなければいけませんし,この点をもう少しよく考えてもらいたいと思います。
また思いついたら書きます。ではでは。