こんばんは。
昨日愛知県豊川市の信用金庫で立てこもり事件が発生しましたが,今日未明に無事解決したということで安堵しました。
この件では,幸いにもけが人がいなくてよかったと思いますが,それでも人数がそれなりにいる施設においてたった一人の人間がこのようなことをできてしまうというのは,悪意を持って仕掛けようとする者に対する防衛というのはいかに大変なものなのかということを感じさせられます。
さて,この件について,現在報道のあり方について話題が上がっております。
というのは,ある夕方のニュース番組において現場からの生中継がなされ,規制線や捜査員の方の緊張した面持ちだけでなく,物置で待機している捜査員などの映像が流されてしまったからです。
私はとんとテレビを見ない生活をしていないので,現にその番組を確認していないものですから,以下の話はこのことが本当だったらということで書いていきます。
もしこのことが本当だとすれば,それは捜査妨害というだけでなく,人質の人命を軽視した取扱であったと思います。
犯人は,逮捕後,報道で自身のことを50代くらいと語られていたことを立てこもり中に確認した上で「自分は32歳だから訂正してくれ」と話していたということですから,テレビ番組を確認していたことが窺われます。
そうすると,今回の報道は,警察の捜査態勢を明るみにし,事件解決を遅延させ,なおかつ捜査状況如何によっては人質に対して危害を加える可能性すらあったものと思います。
本件では,たまたま人質が傷を負わなかったからよかったものの,このような報道体制には非常に疑問を感じます。
犯人はネットを見ている可能性もあり,ネットでこのようなことが騒ぎ立てられても同様のことが言えるため,テレビばかりを責めるつもりはありません。
しかし,ネットの情報は,ネット利用者が得た情報を流すのであり,そうするとネット利用者のニュースソースは事件現場の現認者かテレビ等の視聴者ということになるわけですから,やはりテレビの影響が大きいことはネットとの比較を持ってしても減じることはありません。
確かに,まさに発生している事件を現場から報道できるとすれば,臨場感を伝えることができるでしょうし,報道の使命感という点からその重要性を感じるという側面もあるかもしれません。また,露骨に視聴率にも影響するのではないかという気もします。
しかし,それらのものと事件の解決,人質の安全という価値を比較した場合,報道が勝るということはないと思います。
ですから,私としては,今回の報道は非常に問題があると思いますし,今後警察と報道機関において報道規制のあり方をよく検討しなければならいないと思いました。
阪神にFAで日高さんが加入する見込みということで,藤井さんの出場が不安定な阪神にとっては大変ありがたいと思います。
ただ,今年結局開花したとは言えなかった,待望の生え抜き捕手候補である小宮山さんは,これでさらに生え抜き捕手の座から遠のくのかなとやや残念な気がしてしまいます。
また,日高さんは現在35歳ということで,あと数年後にはまた捕手問題に直面することが目に見えている以上,やはり自前で若手捕手を育てないことには当分この問題が続くのかという不安もあります。
私としては,守備面に不安はあるものの,打撃のよい今成さんの成長を願ってやみませんので,日高さん,藤井さん,小宮山さんの競争と同時並行で今成さんに頑張ってもらって,何とか最終的に正捕手の座をつかんでもらえないかと切望しています。
また思いついたら書きます。ではでは。