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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,福島県相馬市で発生した汚染水340トンが農業用水に使う川に流されていたというものを見ました。

 これは日本原子力研究開発機構が発注した除染モデル実証事業で,受注した中堅ゼネコンが,福島県相馬市で生じた汚染水を流していたというものです。
 日本原子力研究開発機構は,この中堅ゼネコンが川に流すことを尻ながら,排水経路に触れていない国土開発の計画書を了承し,地元に提出していたそうです。
 南相馬市は,排水の説明を受けておらず,排水の事実も知らなかったと話しているそうです。
 放射性物質汚染対処特措法では,正確な情報伝達を求めているということで,環境省はこの件について調査に乗り出したということでした。

 これまで原子力災害の被災地の方々は,避難をさせられていただけでなく,これまでの仕事も奪われてしまい,大変な思いをしておられたと思います。
 新たに仕事を始めても,風評被害などで商品の売れ生きもよくなかったと思いますが,風評被害は時間の経過とともに徐々に薄れていくと思いますし,あれから2年以上経過して多少は風評被害も回復してきたかもしれません。

 しかし,今回の一件は実害を及ぼしかねないものであり,それに伴って風評被害も新たに発生することが懸念されるものだと思います。
 しかも,その理由が,中堅ゼネコンの汚染水処理方法の手抜きと思われる作為,そしてそれを漫然と見過ごした日本原子力研究開発機構の怠慢ということで,本当にひどい話だと思います。
 除染モデル実証事業は,地域の方々を原子力災害から救うための事業のはずなのに,それを行っている人たちが原子力災害をより悪化させているのでは,何のために存在している人たちなのかまったく分かりません。

 このようなことが発生したからには,まず汚染水の利用範囲を正確に特定し,害の及ぶ可能性のある範囲を明確に線引きすべきでしょう。
 そうないと,福島県産というだけで風評被害が広がってしまいますから,このような線引きは犠牲を最小限にとどめるためにはやむを得ないと思います。

 そして,今回責任のある業者達にはこの事業から撤退していただくべきだと思います。
 除染作業のノウハウを持った業者の数は多くはないかも知れませんが,これだけの規模の害をもたらし,かつ除染作業の信用をおとしめた以上,信用されない業者を使うことは風評被害を増長させるだけだと思いますから,このような措置はとっていただくべきと思います。

 また,日本原子力研究開発機構は,今回の被害をできる限り責任を持って対応もらいたいと思います。
 このようなことがあると,謝罪と今後の再発防止措置が話題になりますが,それだけでは被害を受けた農家の人たちが浮かばれないので,きちんとしてもらいたいものです。

 事故から時間が経過したから責任感等が薄れてしまったのかもしれませんが,私程度のところに来る情報でも依然として人体に危険のある状況が続いているというように聞いていますから,この事業に携わる方々は大変でも引き締めて頑張ってもらいたいと思います。


 今日も阪神は勝ちまして,先日触れた和田監督騒動以降まったく負けなしという恐るべき状況が続いております。
 特に,今日はようやく読売が敗戦してくれたおかげで,ゲーム差が縮まり,この好調ぶりはどうなのだろうかと思います。
 もちろん,ここの試合を見る限り,その全てが好調とは言えません。
 今日は,初回こそ点を入れたものの,その後は点を入れることができずに,メッセンジャーさんには1点を守りきるというなかなか大変な負担をかけてしまいました。
 ただ,勝てる時に勝っておくことは決して悪いことではありません。
 できれば,オールスター前にもう少し読売との差を縮めたいものです。
 特に,これから迎える直接対決では,その負け知らずぶりを発揮してもらいたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:50
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