こんばんは。
先日,自動車生産で有名なアメリカのデトロイト市が破産したということで大変話題になりましたが,今日はそのデトロイト市に関するニュースがありました。
それは,デトロイト市が地元のプロアイスホッケーチームであるデトロイト・レッドウイングスの新たなホームスタジアムの建設に4億4400万ドル(約440億円)もの公的資金を投じるという計画を立てたというものです。
これに対しては,当然のように批判が集中しているそうです。
私は仕事上破産に関する相談を数多く受けますが,そのような相談を受ける中で時々あるのは,様々な原因で債務を負うものの,その一発での挽回に賭けて,その賭けに負けて債務が増大したというものです。
今回のデトロイト市の考えは,まさにそれに近い発想にあると思います。
このデトロイト市の意図は報道では分かりかねますが,おそらくプロスポーツチームを盛り上げてその観戦等によって経済を回るようにして,債務超過状態を少しでも回復させようというものではないかと思います。
しかし,この考えは,プロスポーツチームの隆盛に失敗した時には巨大なハコモノが残るだけで,その管理費用等によって債務がさらに増大する可能性を秘めております。
マイナスの発想から出発するばかりではよくないことは理解します。
しかし,今必要なのは堅実さによる信頼の回復なのではないかと思います。
破産をされる多くの方に共通されるのは,一つの原因からだけでなく,色々な要素が積もり積もって長期的に負債が蓄積してしまうということだと思います。
今回のデトロイト市の件も,自動車産業の衰退に伴って徐々に負債が増大して今日に至ったものと思います。
そのように時間をかけて発生してきた負債を一朝一夕でなくそうというのは少々虫がよすぎやしないかというように思います。
むしろ,現在デトロイト市は,税金が不足していることによって,色々な公共サービスが破綻状態に追い込まれており,建物や信号も見る影もないような写真がたくさん出回っているのを見るにつけ,まずは安全と信頼を回復するところに資金を投じるのが先なのではというように思います。
スポーツ観戦は,平和な世の中だからこそ楽しめると思うので,スポーツは隆盛するものの治安が悪いというのでは,スポールへの資金投入の成功の確率も下がってしまうのではと思います。
ですから,もう少し堅実な発想から再建を考えてもらいたいものだと思いました。
阪神は,今日は勝つべき試合でしたが,結局敗戦を喫してしまいました。
その原因は,打てないところが第1,制球力が崩れたのは誰が見ても明らかなのに能見さんを引っ張った和田監督が第2というように思います。
点をとったのは能見さんだけという情けない状態では,どうやって勝てばよいのかと思うので,野手の方々はもっと頑張ってもらわねばと思います。
また,やり方を誤らねば今日は十分勝てたと思うだけに,和田監督には猛省してもらいたいものだと思います。
もうじき甲子園を高校生に明け渡さねばならないのですから,その前の残り少ない試合はもっと頑張ってもらいたいと思います。
なお,私事ですが,明日から1週間程度フィリピンに出張します。
向こうの方でもネットが繋がるようなので,時間がとれた場合はまた何か思いついたことを書き込んでみたいと思います。
また思いついたら書きます。ではでは。