こんばんは。
今日のニュースを見ていたら,コンサートで観客にダイブした男性が受け止めてもらえずに落下して死亡したというものがあったので取り上げてみました。
スイスで行われたヘビーメタルのコンサートということですが,ここで男性がステージから観客にダイブしたということでした。
しかし,男性は,不運にも観客にきちんと受け止めてもらえずに地面に落下してしまったということでした。
男性は,落下した後,すぐに立ち上がって手洗いに向かったということで,大きな事故とは見られていなかったそうですが,警備員は念のため男性を病院に連れて行ったそうです。
しかし,その後男性の症状が悪化して死亡してしまったそうです。
警察当局は捜査を開始したそうですが,男性の死亡は事故だったと見ていると述べているそうです。
一見するとこれで死んでしまうのかと思われるかもしれませんが,私は以前胴上げをされたことがあった時に「これで受け止めてくれなかったらどうしよう」と思ったことを思い出すと,致命傷を負うことは十分ありうるように思います。
特に,男性は観客に受け止めてもらうことを前提にダイブしているわけですから,おそらく受け身の姿勢をとっていないどころか,まったく予期しない打撃を不意に受けたのでしょうから,肉体的打撃はもちろん,精神的にも大きな打撃を受けたことと思います。
また,観客の側としても,これで受け止めなかったがためになくなったとなれば,自分が悪いわけではないのに罪悪感を背負って生きていくのではと心配します。
せっかく楽しみにきたのに,人によってはこれがために二度とライブに行けなくなってしまったという人が出たとすれば,それは残念というほかありません。
男性が,落下した後に手洗いに向かったというのは,何となくばつが悪くなってみんなの前から早々に去りたかったという気持ちがあったのかという気がします。
それを見た周りとしても,なかなか声をかけづらい雰囲気もあったのではという気もしますが,もう少し早く治療にいっていれば場合によっては結果が違っていたのかと思うと,この状況でなければと皮肉な思いがします。
その意味では,結果は大変残念なものになってしまいましたが,声をかけた警備員はある意味そんな雰囲気がありながら勧めてきたと思われるだけに,大したものだと思いました。
これから卒業式シーズンを迎え,追いコンなどが世間では繰り広げられるのだと思いますが,是非とも胴上げで悪ふざけは控えるようにお願いしたいと思います。
また思いついたら書きます。ではでは。