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2022.05.01 Sunday
 こんばんは。


 まるで勝てなかった今季の阪神ですが、東京ドームでの読売との3連戦を3連勝しました。

 今日の試合ですが、なんと言っても先発西純矢さんの好投が勝因でしょう。
 7回1失点という結果が素晴らしいのはもちろんのことですが、その内容も素晴らしかったです。
 平均150キロ程度のストレートと切れのよい140キロ台のフォークはなかなか打てるものではないでしょう。
 ストレートは奪三振率が高いですが、その理由は見分けの付きにくいフォークに打者が翻弄されていたことを挙げるべきでしょう。
 正直言って、良い投手だとは思っていたものの、これだけのストレートとフォークを投げられる投手だとは思っていませんでした。このストレートとフォークは今後も十分に武器になると言ってよいのではないかと思います。
 また、一発打たれた後も強気の投球を崩さず、度胸も素晴らしかったと思います。
 後半に球が浮き始めても修正できましたし、崩れかけてもまとめられる能力もありそうです。
 この球が今後も投げられるのであれば、今後先発ローテーションに加えるべき投手であるとは思いますが、今日が絶好調であったとするならば次回以降の投球を見てから本格的な評価をしたいところです。
 というのも、今日は1四球と制球も悪くなかったですが、今後制球がまとまりづらかったりする場合にどこまで投げられるのかというのが継続して長いイニングを投げる先発投手に要求される能力ですし、それを今後の出場機会において見極める必要があろうかと思います。
 とはいえ、次回以降の投球が非常に楽しみになる、そんな素晴らしい若手投手の台頭に個人的には非常に嬉しく思っています。

 投手といえば、シーズン序盤にはどうしようもなかった中継ぎ投手陣がこのところは徐々にまとまりつつあります。
 中継ぎの面々は、岩崎さん、湯浅さん、浜地さん、渡邊さん、アルカンタラさん、岩貞さんという面々が非常に防御率が高く、ここに及川さんがやってきてくれたら十分盤石に回せそうだと思います。
 中継ぎ投手陣が打ち込まれることが阪神序盤の負け方の一つだったわけですが、これだけメンツが揃いつつあるとそういった負け方は少なくなるでしょうし、ようやく普通の勝負ができそうです。
 というか、なぜ開幕当初はこういったメンツで始まれなかったのか、特にオープン戦を2試合しか投げていないケラーさんを抑え起用しようと思ったのはなぜなのか、首脳陣のものの考え方には疑問が募るばかりです。
 それでこれまで失った勝ち星を考えると、結構悲しくなります。

 打線についても、今日は近本さん3安打、糸原さん4安打と非常によかったと思います。
 ただ、この3連戦についていえば、読売の中継ぎ投手陣がよろしくなかったことに触れないわけにはいかず、強敵に当たったときにどこまで打てるかはまだ未知数だと思います。
 とはいえ、絶不調だった阪神打線が、読売の中継ぎ投手陣によって活性化させてもらえたと思うと、よい効果を与えてもらえたというように考えています。
 また、糸井さんは、40歳ながら、打率は3割を超え、得点圏打率も4割5分を超えるなど、非常に素晴らしい数字を残しております。
 チームが停滞していた時期こそこういったベテランが数字を残し続けてくれることが非常に貴重だと思うので、私はこのところの勝ち星には糸井さんが少なからず貢献してくれていると思っています。

 この3連勝、前から含めると6連勝は、読売の中継ぎ投手陣の貢献はあったとはいえ、ようやく阪神は投打がかみ合いだしたというように思います。
 そして、投打がかみ合うとこうしてきちんと勝てるところを見るに、これまで勝てなかったのはかみ合わせがよくなかったからだということがよくわかります。
 とはいえ、今の状況は、おそらく悪かった調子が復調してきたことが要因だとは思うものの、調子はまた悪くなるでしょうし、その時にどうやって勝つことができるのかが問題だと思います。
 今季はこれだけ借金を背負ってしまうと優勝がかなり難しくなってしまっていますから、一足飛びにそこを狙うというよりは、まずは一つ一つ勝つ、調子が悪くなってきたときにそれなりの対処をするということを心がけてもらいたいものです。
 そして、その延長線上に面白い野球を見せてくれれば、そんな風に期待をしています。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:20
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