こんばんは。
今日のニュースを見ていたら,阪神和田監督が,阪神北條さんに対して,鳥谷さんを先生として学ぶように厳命したというものがあったので取り上げてみました。
鳥谷さんといえば,この10年阪神のショートとして固定され,試合出場数も他の選手の比ではありません。
そうなると,基本的に阪神のショートは当分鳥谷さんで固定であろうというように思います。
しかし,ショートというポジションは肉体的に過酷であり,怪我も多いところでもあります。
そして,数々のショートの名選手がおりますが,途中からサードなどにポジションをコンバートしていくというケースが非常に多いです。
あるサイトを見ていたところでは,ショート時代のみの通算安打数を計算したとして,2000本安打を達成した人はいないというものがありました。
1位は石井琢朗さんの1933安打,そこに松井稼頭央さん,高橋慶彦さん,吉田義男さん,井端弘和さんという名選手が続く仲で,6位に鳥谷さんが1611安打ということで名を連ねております。
このようなところに名を連ねてられるだけで鳥谷さんの能力の高さをうかがい知ることはできるのですが,一方で上記の名選手のいずれもショート時代のみでの2000本安打を達成していないことを見ると,本当にショートというポジションは過酷であるということはよく理解できます。
こうしてみると,ショートのポジションにおいては技術など様々な必要な要素がありますが,そのような必要な要素を持った人にとってはさらに体の丈夫さというものが強く要求されるといえるでしょう。
鳥谷さん自身,体のいろいろな箇所を痛めていると聞いておりますが,それでも10年連続試合出場,この3年はフルイニング出場を果たしているということで,その資格は十分であると思います。
ただ,フルイニング出場と聞いて思い出すのは金本先生ですが,金本先生も連続試合出場へのこだわりが強かったということもあって,最終的に体をこわしてしまいました。
鳥谷さんはましてショートという非常に過酷なポジションに就いており,個人的には,年齢を考えても,そろそろ連続試合出場を途切れさせてでも選手寿命やショートとしての寿命を延ばすという方向に考え初めてもよいのではないかと思います。
そうなると,ショートは基本的に鳥谷さんの固定ポジションですが,ショートの跡継ぎということが問題になります。
このことは,以前から鳥谷さんのFA問題の時に再三述べたことではありますが,結局大和さんや西岡さんを据えようかというような話はあったものの解決ということにはなりませんでした。
そして,私は,もしもショートに鳥谷さんの後釜を据えるのであれば,それは鳥谷さんがまだ実働できるうちに人材を育てるのが最良であると考えております。
しかも,育てるとすれば,できれば若手で,長期間ショートを担えるような人材であってほしいです。
阪神は,2000年代中盤以降,ショートに鳥谷さんを据えることで守備が安定し,チームの戦力増強も相俟って,それなりの強豪として活躍し続けることができました。
ショートは守備にとって非常に重要であり,そこに安定感のある選手を起用できれば非常に安定的に試合を進めることができると思います。
その意味で,長期間ショートを担える若手の育成というものが,鳥谷さんが元気である今においては不可欠の課題であると考えます。
そこで白羽の矢が立ったのが北條さんであったと思います。
北條さんは20歳になったばかりの若手で,かつ藤浪さんと同時期にドラフト2位で入った非常に有望な選手です。
打撃の魅力もさることながら,選球眼がよくなってきていると聞いており,その点鳥谷さんとも類似するようにも思います。
北條さんの他には西田さんなども考えられ,育成候補の人材はそれなりにいると思います。
いずれにせよ,鳥谷さんのようなすばらしい手本が現役でかつ身近にいるのですから,残留を良い機会として若手にどんどん教え込ませないのはそんだと言うほかありません。
長期的なチームの展望を見据えたところで,できれば若手ショートの育成にもっと力を入れてもらいたいと思いました。
また思いついたら書きます。ではでは。
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