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 こんばんは。

 千葉県印西市で8月27日に花火大会が予定されていましたが,当日急遽中止になってしまいました。

 この件について,印西市は,当日の午後7時半である開始時刻から40分程度経過した午後8時10分頃に中止をアナウンスした後,ホームページ上では中止の理由を説明しませんでした。
 この時点では,市の担当者は,取材に対して中止理由は調査中と不可解な回答をしており,物議を醸しておりました。
 この不可解な理由について,市の担当者は,ぎりぎりまで中止回避を図っていたいた上,作業の遅れた理由がはっきりしなかったためと話をしているそうです。
 その後,31日になってから,市は,中止の理由を業者の作業の遅れや天候悪化のためなどと公表しました。

 この件については,作業が遅れたと指摘された業者が反論しました。
 業者の主張によれば,経緯は以下の通りとなります。

 打ち上げ場所は利根川河川敷ということでしたが,連日の悪天候で足場が悪く,搬入車両が入れなかったということでした。
 そこで,前日である26日から作業を開始したものの,スタッフは車両から50〜100メートル程度歩いて25キロ程度の花火を運んでいったそうです。
 しかし,前日午後10時まで作業をしても3割程度しか設置できなかったそうです。

 当日は朝5時からスタッフを増員して作業を開始したものの,完了の遅れが確実な情勢となった午後6時15分頃,業者は市に対して,定刻に打ち上げるのは不可能だと報告したそうです。
 ですが,市の方は定刻を譲らなかったということでした。

 その後も業者は作業を進め,午後7時50分頃に設置が整い,配線等の最終点検に入ったとのことですが,午後8時10分,市から突然中止を告げられたとのことでした。
 この中止に当たって,業者は市から相談を受けたことはないとのことでした。

 市は作業遅延の理由について「点火装置に異常が発生したと業者が述べている」と説明したことについては,業者は「異常はなかった」と反論しているそうです。
 業者は,設置場所の除草や平らにならす作業もしたそうですが,主催者が設置場所を整えるのが通常の花火大会であり,市は大会を成功させるための配慮に欠けていたと述べているそうです。

 花火大会には約4000万円の経費を計上しているそうですが,打ち上げ費はかからなかったものの,市は業者への損害賠償も検討しているそうです。

 上記の経緯は,一方当事者である業者の主張であり,真実は何なのかはよく分かりません。
 ですが,もしも業者の主張が正しいのであれば,この問題には市と業者の状況確認不足,コミュニケーション不足が根底にあると思います。

 この問題の根本的な点は開催直前の天候の問題から生じた開催予定地のぬかるみだったと思いますが,この件について業者と市の間ではどのような話がなされていたのでしょうか。
 26日時点で花火の設置作業等が困難になっていたとのことですが,悪天候の時点で会場予定地のぬかるみは予想されていたと思います。
 そうすると,悪天候に見舞われていてこの予想が立った時点で,業者ないし市が現地を確認して協議の機会を設けていれば,26日の作業の問題への対策はある程度なされていたのだろうと思います。

 ぬかるみのために作業が大きく遅延すると判明したのは26日かもしれませんが,その際に業者は直ちに市に報告して,その作業の見通しや場合によっては人件費が増額される可能性等について協議を行ったのでしょうか。
 この当日は,午後10時まで作業をしても3割程度しか行えなかったそうですが,昼から夕方にかけては2割前後だったと思われます。
 この日の昼から夕方くらいの時点で業者と市の方で,その当時の作業の進捗状況に合わせて人員増や花火大会の開催規模の縮小等について話をしなかったのでしょうか。

 当日は朝5時から作業を開始したのもの,午後6時15分頃に業者から市に対して,定刻の実施は不可能と報告したそうですが,それまでに報告はされなかったのでしょうか。
 また,この時点で市が定刻にこだわるのであれば,例えば規模を縮小して定刻実施にする等考えなかったのでしょうか。

 結局定刻になっても開始されなかったわけですが,この時点で市は作業の進捗状況についてどの程度把握していたのでしょうか。
 また,業者の方は,市から定刻開始を厳命されていた以上,こまめに進捗状況を報告するべきでしょうが,どの程度報告していたのでしょうか。

 市が午後8時10分頃に中止の判断を下して市民に報告していますが,その判断の理由は何だったのでしょうか。
 中止の判断の前に業者に報告をしていなかったと主張されていますが,これが真実だとすればなぜ報告しなかったのでしょうか。

 これらをみていても,当事者双方の確認,報告がきちんとなされていたのか,それらがなされていたのにどちらか片方が不誠実な対応をとったのか,それらがよく分からず,結局どちらに原因があるのかは分かりません。
 もしかしたら,市と業者の間の契約で,その報告の程度や会場の選定,事前調査についても決めていたかもしれませんし,その辺りは契約書を確認しないと上記の点のコミュニケーション不足についてどちらに責任があるのかもよく分かりません。
 業者は,設置場所の除草等は市の責任と述べていますが,これについても契約書でどう定められていたのかは大きな問題でしょう。

 結局真実がどうなのか,責任の所在がどちらにあるのかは分かりませんが,とられるべきコミュニケーションが不足し,結局花火を楽しみにしていた市民が迷惑を被ったことは事実だと思います。
 この花火大会は,市制施行20周年を記念して15年ぶりに復活する予定だったものということで,約6万人の動員を見込んでいたそうです。
 例年行っている企画ではないということで,市の方もノウハウが分かっていなかった可能性もあります。
 その一方で,もしかしたら業者の側は,普通は市の方でこのくらいまでやってくれるものだから当然業者側はこの程度まで確認したりすればよいだろうと思っていたところもあるかもしれません。
 いずれにせよ,何らかのかみ合わせの問題で,動員が見込まれていた6万人は肩すかしを食ってしまったのですから,責任問題は別としてもう少し説明をしてもらいたいものです。


 阪神は,CS進出の勝負の横浜さんとの直接対決で連敗し,これで7連敗となりました。
 原因は色々とありますが,もはやそれらを列挙する気にもなれず,ただただ惨めだと思いました。
 毎年9月には弱いのは恒例行事ですが,今年もその時期が来たのだなと改めて思いました。
 もちろん,今のままCSに出られたところでボコボコにされるだけでしょうし,より惨めな思いをするだけかもしれませんが,それでもできるだけ長く野球をみたいという気持ちもあります。

 何を言ったところで勝てないものは仕方ないですが,これは現状のメンバーではもはや勝てないということなのかもしれないと思いつつあります。
 もちろん能力はありますが,一方で打つべき時に打てず,点をとられてはいけない時に失点するということを繰り返しているのは,もはやチームカラーが原因なのか,それとも人に起因するのか,何とも分かりません。
 金本監督はこのオフはお金を使ってでも大型補強をやると言及していますが,今の状況ではそれも仕方がないかとも頭をよぎっています。
 もちろん,若手を育成してもらうのが長期的に強いチームを作るには不可欠ですし,その考えを忘れて補強にばかり走っては場当たり的なチーム作りしかできません。
 ですが,一方で,勝てないと自信を失っていきますし,実力を付けていくには結果は必要だとも思えますから,そのためには勝てるメンバーをある程度は外の血からも補充しないとどうにもならないのではないかとも思っています。

 とりあえず,明日くらいは勝ってもらいたいものです。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:17

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