Powered 

by Tigers-net.com
 こんばんは。


 今日の記事を見ていたら,ある民進党議員が,田園都市線の遅延に際して,遅延度に応じて料金を割り引く制度を提案したいと述べたというものがあったので,取り上げてみました。

 この話は議員のツイッターで出た話題ですが,それによれば,田園都市線の遅延に際して,遅延度に応じて料金を割り引く制度を提案したいと述べていました。
 また,30分以上遅れた場合は無料にすべきと思うとも述べていました。
 あわせて,独占企業の地位に甘んじているとしか思えないということも書いてありました。

 これを聞いてまずふと思ったのは,この制度ができたら以前問題となった列車事故の日勤教育制度よりも大きな問題になるのではないかと思いました。
 福知山線脱線事故では,当時のJR西日本における遅延に関する日勤教育という懲罰的取り扱いに端を発し,それで焦ったと考えられる運転手の速度超過が問題になっていたと思います。
 もしも今回この議員のいう制度ができれば,遅れが生じることによって鉄道事業者に大きな損失が生じてしまうことから,鉄道事業者側が社員に対して過剰な懲罰的取り扱いを科すことが懸念されます。
 そして,そのようなことになれば,日勤教育を超える懲罰的取り扱いを受けることをおそれて,より速度超過を犯す可能性が高まり,最終的にあのような事故を引きおこすことが懸念されるのではないかと思いました。

 また,このツイッターに対する反論にもありましたが,もしも電車が遅れるということが予め分かった場合は,もはや電車を動かさなくなるのではないかと思いました。
 例えば,そのツイッターにあるように,翌日雪が降ることが見込まれる場合,電車はほぼ遅れるでしょうが,そのようなときはおそらく鉄道事業者は無料での走行を強いられることとなろうかと思います。
 また,同時に,乗客は大きな遅れという被害に遭うことから,鉄道事業者に対する大きなフラストレーションをためることが予想されますが,鉄道事業者としてはそのようなフラストレーションをぶつけられたり処理したりするリスクを負いながら無料で電車を走らせなければならなくなるというわけです。
 これは極端な例ですが,いずれにせよ突発的なアクシデントではなく予想できる理由で遅延が間違いないという場合は鉄道事業者は電車を走らせないようにすると思います。
 そうなると,最終的にその制度のせいでもっとも害を被るのは乗客ということになろうかと思います。

 そもそも,特急列車の料金払い戻しも2時間以上の遅延というルールがありますが,30分の遅延で料金を払い戻すというのはそれとのバランスを考えてもいかがかなと思います。
 色々と考えても,やはりこの制度は合理的なようには思えません。

 私も時々電車に乗っていて遅延に巻き込まれると,日本の電車は時刻通りに着くのが当たり前という感覚がありますから,それが思うようにいかないということで非常にフラストレーションがたまることがあります。
 もしかしたら,この議員の発言は,そういった感情からなされたものなのかもしれず,そうであるならば理解できなくはありません。
 ですが,現実的な問題を考えたとき,この提案が熟慮の上でなされたのか,衝動的に言及してしまったのか,その点は関心があります。
 もしかしたら,私が挙げた問題点などはとうに昇華された段階での問題提起かもしれず,そうであれば私の意見など的外れもいいところだろうと思います。
 ですから,この問題点に関する続報を待ってみたいと思います。


 WBCに招集を検討されていた選手の中に,阪神の大和さんがいたという記事を見ました。

 個人的には,大和さんを招集しようと思うのは極めて妥当だと思います。

 大和さんは,打撃についていえば,時々異常なまでに調子がよい時期がありますが,その時期以外はおしなべて今一歩というところだろうと思います。
 国を背負っての負けられない戦いの中で,チャンスで大和さんの打席が回ってきたら,残念ながらあまり期待をせずに見てしまうのかもしれません。

 ですが,大和さんの守備は一級品であることは多くの論を待たないと思います。
 しかも,その一級品の守備は,外野だけでなく,セカンドやショートでも見られるということがもっとも大きな長所だと思います。
 WBCでベンチ入りできる選手は限られている以上,場合によっては守備について一人数役を求められる局面も多くあろうかと思います。
 そして,代打を使おうにも,守備位置がぽっかりと空いてしまうことが懸念され,うまく代打を使うということがはばかられる場面もあるかもしれません。
 そのようなとき,複数ポジションを守れる選手というのは大きな役割を負うことは間違いないと思います。
 特に,大和さんは,外野とセカンド・ショート,場合によってはサードまで都合6ポジションをいずれも高いレベルで守れますから,このような選手はきっと相当に重宝することが予想されると思いました。

 ですから,個人的にも,阪神から招集されるのであれば,昨季思ったとおりの活躍ができなかった藤浪さんよりも大和さんの方が現実味があるのではないかと思っていましたが,私の予想は外れてしまったようです。
 ただ,大和さんは本当に阪神にいなくてはならない選手ですから,その貴重さがこの記事で再認識できたというのはよいことだと思いました。

 上記の通り,大和さんは打撃さえしっかりすればこれ以上の選手はいないと思いますから,スイッチヒッターにも挑戦しているという今年は何とか打撃開眼してスタメンを勝ち取ってもらいたいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


↓よろしければ押していただけるとありがたいです。
阪神タイガース ブログランキングへ
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:50

Comments

Post a Comment








Track back URL

http://bsr37.tblog.jp/trackback/342417

PAGE TOP