こんばんは。
先日、鳥谷さんが阪神から引退を打診されたという第一報が出てから、昨日一昨日と関連情報がたくさん出てきまして、結果としてどのような形になるかは別としても今季いっぱいで鳥谷さんが退団することが決定的になったということでした。
記事によれば、球団側から引退を打診され、鳥谷さんは他球団に行くと即答したということでした。
既にロッカールームの整理をして荷造りを開始したということでした。
私は、鳥谷さんが入団する以前の6大学時代から見てきまして、当時の岡田監督が早稲田つながりでとんでもない選手を引っ張ってきたという印象でした。
入団当初は、ショートのレギュラー藤本さんがいるにもかかわらず、鳥谷さんがショートで起用されたものの、エラーを連発し、さんざん非難を浴びていたと思います。
ですが、本人の才能はもとより、努力によって守備力を磨き、阪神の不動のショートになってくれました。
打力はもちろんのこと、守備力で阪神に貢献してくれたことは非常に大きかったと思いますし、特に金本さんのレフト守備の守備力が極めて低下した際には鳥谷さんの守備負担が考えられないくらい重くなるくらい頑張っていたことはよく記憶しております。
しかし、そんな鳥谷さんも衰えには勝てず、このところ打撃も守備も活躍がなかなか見られなくなりました。
特に、今季は、代打での起用が中心でしたが、再三チャンスで代打起用されながら現在までで打点0ということで、活躍場面が限られていたところでした。
7,8月の打率はいずれも4割を超えていましたから、能力自体は否定されるものではないものの、残念ながら圧倒的にチャンスで弱かったという印象です。
鳥谷さんの年俸は4億円で、今季が複数年契約の最終年ですから、上記の成績も相まって球団がこのような決断をしたことは致し方無いと思います。
いろいろな意見を見ていると、なぜCS進出を争っている今の時期に、こういった士気を落とすニュースを出すのかとフロントを叩く意見も見受けられますが、引退試合等から逆算すれば今の時期くらいからいうのも仕方ないのかもしれないと思っています。
個人的には、選手兼コーチなどの打診もありうるかと考えましたが、それと引退打診は結局同義であることを考えると、選手兼コーチというのはただの耳触りの良い言葉を使うに過ぎず、あまり球団のやったことと大差はないようにも思います。
鳥谷さんの貢献度を考えれば、もっと本人が納得できるような形で世の中にこの一報が出てほしかったというのは間違いないと思います。
ですが、この数年の鳥谷さんのパフォーマンスは年俸に見合わなかったと思いますし、キャンプ時には鳥谷さんの希望であるショート再挑戦も叶えたわけですから、球団としては貢献に報いるだけのことをしたようにも思われます。
そういった意味では、阪神球団の対応は、正解だとは言えないものの、不適当というには憚られるようにも思います。
鳥谷さんが退団をするのは大変残念ですが、獲得球団がいれば現役続行をするのは当然だと思いますし、できればもう一度活躍する姿が見たいというのも本音です。
入団以前より鳥谷さんを見てきた者としては、鳥谷さんがもう一度活躍する姿を見たくないわけはないですから、私としては見られるものならばぜひ見たいと思っています。
今のところ、何球団かは獲得しない方針を示していますが、ありうるのはオリックスさんかロッテさんでしょうか。
チャンス以外では打力はまだいけると思いますが、問題は代打はチャンスで出されるだけに果たして活躍できるのかという点でしょうか。
また、守備力については、残念ながらあまり期待できないと思われ、DH起用がありうるならばそうなるように思われます。
鳥谷さんの勇姿をもう一度見なければと思いますので、おそらく今季はまたどこかで観戦に行くと思うのですが、それとCS進出争いがどう絡むのか、そればかりはなんとも言えません。
そんな今日の阪神ですが、ここにきて読売に連勝しました。
岩貞さんが6回3安打無失点で5ヶ月ぶりとなる2勝目を挙げてくれました。
その後は、岩崎さんがややピンチを招いたものの、ジョンソンさんが火消しをしてくれまして、続いて藤川さんが抑えて終わりにできました。
岩貞さんがここにきてこの投球を見せてくれたことは大変喜ばしく思いますが、こうしてみると阪神投手陣は全般的に盤石だと改めて思います。
最近ジョンソンさんが今季いっぱいでメジャー流出などという記事を見かけたことがありますが、なんとか残ってもらわないと来季の運用に非常に困ります。
打つ方は、マルテさんのショートゴロで先制したものの、こういった1点だけリードして逆転される展開はよく見ていたものですから、正直言って4回のこの得点だけではいつもの負けパターンかと不安に思っていました。
その後、5回に近本さんがタイムリースリーベースを打って中押しを入れてくれまして、点差はいつもの負けパターンと同じくらいではあるものの、中盤に点を入れられるというのは違う展開だと思いまして、今日はいけるかもしれないと思ってみていました。
そして、盤石の投手リレーで逃げ切れたという展開でしたから、阪神にしてみればいつもの負けパターンからいかに抜け出せるかが勝つためのポイントのように思いました。
今日も3位の広島さんが負けてくれたおかげで、阪神とのゲーム差が2まで近づきました。
ただ、例年の阪神の9月の勝負弱さを考えると、この2ゲーム差を追いつくのは至難だと思いますし、私は全く楽観視していません。
ですが、現実的ではない数字になってきまして、地力のない阪神といっても流れ次第でCSもなくはないようには思えました。
阪神としては、いかに上位球団を叩けるかが問題ですが、次のカードは阪神にとって実質ホームたる横浜スタジアムでの横浜戦ですから、ここでいかに勝ち星を拾うかが問題です。
そして、次のカードはCS進出の直接的ライバルたる広島さんとの対決ですから、この2カードの勝敗で阪神のCS進出の可能性がかなり決まってくると思います。
その意味では、読売に連勝した阪神のいい流れをどこまでもっていけるのか、楽しみにしています。
また思いついたら書きます。ではでは。
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