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2020.12.22 Tuesday
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら、阪神の梅野さんの契約更改に関するものがあったので、取り上げてみました。

 記事によれば、梅野さんは1000万円増の1億1000万円の単年契約で契約更改したそうで、順調にいけば来季に獲得見込みの国内FA権について、この球団も含めていろいろなところで考えていきたいと権利行使を示唆したということでした。

 この梅野さんの言葉について、率直に意外だとは思えませんでした。
 というのも、梅野さんに対するこれまでの扱いがよくないことも見受けられたからです。
 例えば、ゴールデングラブ賞を取った翌年にも開幕2戦3戦でベンチスタート、無意味に特定のカウントで1球外に外すことの義務づけなど、梅野さんとしても承服できない取り扱いが多かったことは事実だろうと思われます。
 それゆえに、梅野さんが阪神を「この球団」といってみたりしたことはいろいろと理解できるところもあり、少なくとも他球団の評価は聞いてみたいと思うことも無理からぬことではというように思いました。

 問題は、実際に梅野さんがFA権を行使した際の流出の可能性でしょう。
 これが阪神球団に対する交渉の方法の一つとしての行使であればよいものの、本気で移籍も視野に入れたものであれば、梅野さん獲得のために阪神よりも条件をよく提示する球団は少なからずあると思います。
 梅野さんの変化球をそらさない能力は他球団の捕手と比較しても優れていると思われ、だからこそ3年連続ゴールデングラブ賞というのも妥当だという評価な訳です。
 けがは多少あるものの、それでも基本的にある程度の休みを入れながらであれば当面は通年で活躍できる捕手であるならば、どの球団も獲得したいと考えることは自然な流れでしょう。
 そのため、本気で獲得を考えている球団は、阪神と同条件かそれ以上のものを示す可能性が十分にあり、そのときに梅野さんが残ってくれない可能性があるのではと思ったのです。

 実際、梅野さんが流出した後、一番手捕手は坂本さんになると思います。
 坂本さんは優秀な捕手であることは間違いないですが、現状では梅野さんの方が一番手という印象なので、やや戦力面では劣ることになってしまうでしょう。
 特に、荒れ球の多い藤浪さんや青柳さんなどの投手に対しては、後逸が少ない梅野さんが貴重だと思います。
 また、ピンチを迎えたときこそ、後逸のない捕手の貴重さは大きくなりますし、そういった意味でも梅野さんは再評価されるべきであろうと思います。
 そう考えると、梅野さん残留をもっと考えてもらいたいものです。

 おそらく今回の契約更改において、梅野さんをAランクに据えたと思われ、その分獲得を企図する球団を減少させたのではと思います。
 阪神のこれまでの梅野さんへの扱いは私から見ても疑問に思うところがあったわけですが、今度のオフまでにこの点をもう少し見直して、阪神に在籍してもよいと思わせるような待遇にしてもらいたいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:58

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