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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら、経済学部の大学入試の受験科目に数学を必須化することが検討されているというものがあったので、取り上げてみました。

 中央教育審議会大学分科会において大学入試の改善に関する指針案がとりまとめられているということですが、この中では入試で入学後の授業に必要な科目を原則課すように大学側に求めるということでした。
 この指針に強制力はないということですが、文科省は改善状況の点検などを通じて取り組みを促すということです。

 この指針については私は基本的に賛同です。

 私は国立大学だったので、5教科7科目で受験しましたが、私立大学は科目が限られております。
 その科目の区切り方については、学部や学科でどのような科目を決めるというよりは文系と理系という大枠で決めている傾向が強いと思います。
 そのため、経済学部などはまさに数字を使う学問であるにもかかわらず、文系であるがために入試科目に数学が入っていないということが多く見受けられるように思います。
 それが、実際に入学後に用いる科目を入試において試すということですから、まさに学部において入学するに値する資格を試すという入試の趣旨からすればまっとうなものだと思います。

 また、個人的には、数学というものの重要性を考えると、個人的には文系や理系という枠と関係なく数学は相応に科目として考えてほしいと思います。
 よく数学については、角度や円の面積等について大人になってから使わないではないかという意見を目にしますが、数学の意義はそのようなものではないと思います。
 私にしてみると、数学は論理パズルの集積であり、論理パズルの解法は論理学の基礎につながるものだと思います。
 私自身、法律学を学んでよくわかりましたが,法律学は論理学の集積によって成り立つものであり、それは数学のような論理パズルの考え方に似ている部分も多いものでした。
 他の学問について同様だというには私の知見は足りないものの、それでも多くの学問は結局のところ論理的思考ができるかどうかということが根底にあるのだとすれば、その論理的思考の訓練は数学という論理パズルにおいてなされると思います。
 そのため、大学が学問を行うところであるとするならば、最低限の論理パズルをできる能力を持っている必要があると思いますし、それを測るためには数学は必要だと思うのです。

 私は、常々、5教科において最も重要なのは国語、その次は数学だと思っていますが、この2科目を試さない入試というのは学問を学ぶ前提を欠くと思っていましたから、可能であれば今回の指針とは別に入試においてこの2科目の重要性を改めて考えてもらいたいと思っています。


 今日の阪神関係の記事を見ていたら、阪神の選手の中で脱毛ブームが来ているという記事を見つけました。
 内容についてはもはや取り上げませんが、こういう記事が出るというのは正直言ってこの時期はネタがないのだろうなと思います。
 それでも阪神ネタをきちんと記事にする記者の方々の苦労が忍ばれます。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:22

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